ミヤBMの効果・市販薬・副作用:下痢や便秘が改善する仕組み

ミヤBMの効果・市販薬・副作用について添付文書から解説します。下痢や便秘、腹痛に効くメカニズムや同じ成分を配合した市販薬の紹介まで徹底解説!

ミヤBMとは?

ミヤBMは宮入菌を主成分とする整腸剤です。一般名では酪酸菌ともよばれており、聞き慣れない名前ではありますが、乳酸菌と同様の効果をもっていることで話題となっています。

宮入菌は元々動物の体内に生息している菌で、化学的な物質ではありません。そのためミヤBMは副作用がほとんどなく、非常に安全性の高い薬といえます。赤ちゃんや妊娠中の下痢症状や、抗生物質服用時に現れる下痢の改善にも用いられる薬です。

即効性のある薬ではありませんが、腸内における不調の改善のために安心して使える薬です。

適応疾患

ミヤBMの適応症は腸内菌叢の異常による諸症状の改善と記載されています。つまり、腸内環境の乱れを原因とする症状に効果があるということで、下痢や便秘、軟便などの症状改善に用いられることが多いです。

ミヤBMの薬価

ミヤBMの薬価は以下のとおりです。

名称 薬価
ミヤBM錠 5.60円/1錠
ミヤBM細粒 6.20円/1g

ミヤBMの購入方法

ミヤBMは医師からの処方箋をうけて、薬局で購入しましょう。ミヤBMと同様に酪酸菌を配合している市販薬については、インターネットやドラッグストアで購入することが可能です。

ミヤBMの市販薬についてはこちら。

ミヤBMの効果と作用時間

宮入菌は腸に到達するまでに酪酸や酢酸を生成します。これらは腸の栄養源となり、腸内の悪玉菌をおさえる効果があります。他にも腸内の炎症をおさえる効果もあり、腸内全体のバランスや状態を整えることによって、腸の不調症状を改善します。

また、宮入菌は酪酸や酢酸を生成する過程でビタミンB群も生成します。ビタミンB群は善玉菌の栄養になるため、腸内の善玉菌の繁殖をうながす効果があります。さらに、ビタミンB群には抗酸化作用もあるため肌荒れにも効果的です。

効果・効能

ミヤBMは宮入菌が腸内細菌のバランスを改善して整腸作用を示すことで、腸内菌叢の異常による下痢や軟便、便秘、腹部膨満感などの症状を改善します。

効能又は効果

腸内菌叢の異常による諸症状の改善

ミヤBM添付文書

具体的には下痢や便秘、軟便、腹痛などを改善する効果があります。下痢と便秘は真逆の症状ではありますが、どちらも原因は腸内細菌のバランスの崩壊であるため、両方の症状に効果を発揮します。

また主にストレスが原因で腹痛や下痢、便秘の症状が出る過敏性腸症候群の治療にもミヤBMは使用されることがあります。

ミヤBMの特徴

◼︎生きた状態で腸に届きやすい
乳酸菌は体内に入っても腸まで到達する過程で胃酸によって殺菌されてしまうことが多いのですが、宮入菌は芽胞という酸に強い膜に覆われているため、生きたまま腸に到達しやすいのが1つの特徴です。

◼︎元々抗生物質への耐性がある
風邪や扁桃炎などの細菌性の病気によく処方される抗生物質は、菌を殺す作用があるため、乳酸菌などの腸内菌も一緒に殺しててしまいます。そのため腸内細菌のバランスが崩れて、副作用として下痢を生じることがあります。

しかし宮入菌は元々抗生物質への耐性を持っている乳酸菌であるため、抗生物質と併用してもしっかり効果を発揮するのが特徴です。

ミヤBMの効果時間・作用時間は?

ミヤBMは腸に届き増殖することで効果を発揮する薬です。ミヤBMの有効成分である宮入菌は服用30分後から発芽を開始し、約5時間あたりから胃腸に行き渡って効果を発揮し始めます。

健康な成人男子にミヤBM錠2錠を使用したところ、宮入菌は服用後1~2日以内に便の中から検出され始めたデータがあります。この時点で宮入菌が腸内に十分行き渡っている状態であるため、効果は約2日間持続すると考えられます。

また同じ実験で宮入菌3~5日後には便の中から消失したことから、ミヤBMを1回使用した効果は3〜5日で完全に消失すると考えられます。ただし、ミヤBMなどの腸内細菌製剤は作用時間に個人差がある薬ですので一概に効果の発現時間や持続時間は決められません。

また、宮入菌をはじめとした腸内細菌は生き物であるため体内で増えるのに時間がかかります。用法用量を守らず途中で服用を中止すると十分な効果が発揮されない危険性があるため注意してください。

ミヤBMの用法・用量

用法・用量

ミヤBMは剤型によって用量が異なります。以下をごらんください。

  用法用量
ミヤBM細粒 通常成人は、1日1.5~3gを3回にわけて服用します。年齢や症状によって用量は変わることがあります。
ミヤBM錠 通常成人は、1日3~6錠を3回にわけて服用します。年齢や症状によって用量は変わることがあります。

小児の用量についても、症状により変動するため医師の指示をあおいでください。医師の診断をうけて処方された用量であれば、成人と同じ用量を服用して副作用が起きるというような報告はありませんので、安心して服用してください。

どちらの剤型も共通して1日3回の服用となっており、食事のタイミングにあわせて服用すると飲み忘れを防げるかと思います。
食前・食後のどちらの服用も可能であり、効果に大きな影響を与えるものではないと思われますが、医師から特別な指示があった場合はその指示にしたがって服用してください。

剤型

ミヤBMの剤型は、錠剤と細粒と2種類となっています。剤型の違いによる効能・効果のちがいはありません。また、ミヤBMはミヤリサン製薬が独自に開発している薬であるため、他社からは販売されていません。

ミヤBMの市販薬

ミヤBMと同じ成分を含む市販薬はミヤリサンという名前で販売されており、どちらも同じくミヤリサン製薬株式会社から販売されています。酪酸菌の配合量の違いはありますが、同様の効果が期待できます。

強ミヤリサン(錠)

また、酪酸菌だけを主成分とする市販薬はミヤリサンのみとなりますが、酪酸菌・乳酸菌・糖化菌を配合している市販薬にビオスリーHi錠があります。こちらも同様に、腸内環境を整えて便秘や軟便などの便通障害を改善する効果があります。

便通障害を改善する市販薬はその他にもさまざまあるので、自身の体質にあった薬を選択することが重要となります。以下の記事では便秘や下痢に効果的な市販薬を紹介してますので、ぜひご参照ください。

ジェネリック医薬品

現在はミヤBMの成分である酪酸菌のみを主成分とする製品は、ミヤリサン製薬株式会社のみ販売しており、ジェネリック医薬品はありません。

ミヤBMの使用上の注意

ミヤBMを使用するにあたって、特別注意が必要な人はいないとされていますが、妊娠中や授乳中などは薬の影響を受けやすいことがあるため、心配なときは医師や薬剤師に相談してみましょう。

妊娠中・授乳中に使用できる?

妊娠中・授乳中のミヤBMの使用についてメーカーから特別な注意は出されていないため、問題はないと思われますが、心配な時は念のため医師に相談してみましょう。

子どもや高齢者は使用できる?

子ども・高齢者のミヤBMの使用についてメーカーから特別な注意は出されていないため、問題はないと思われますが、心配な時は念のため医師に相談してみましょう。
医師の処方どおりに用法・用量を守った正しい服用を心がけてください。

ミヤBMの副作用

ミヤBMを使用したときの副作用について、現在メーカーからの報告はありません。

宮入菌を有効成分とする製剤(宮入菌製剤)を使用した症例641例中、報告された副作用は無かった。

ミヤBM細粒/ミヤBM錠添付文書

ほとんど副作用のない薬だといわれていますが、人によっては体調の変化を感じる可能性はあります。何か身体の異変を感じたときは、一人で悩まずに医師や薬剤師に相談してみましょう。

思わぬ副作用の発現を防ぐためにも、用法用量を守った正しい服用を行い、生活習慣の改善にも心がけるとよいでしょう。

おわりに

ミヤBMは腸内菌異常による下痢や便秘などの症状に効果的な薬です。副作用はほとんどなく、安全性の高い薬ではありますが、思わぬ副作用の発現を防ぐためにも、用法用量を守った正しい服用を心がけてください。もし効果に疑問を感じたり、不安なことがあれば一人で悩まずに医師や薬剤師に相談してみましょう。

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