レバミピドの効能・効果・副作用|ほかの薬との飲み合わせは?

ムコスタ錠のジェネリック医薬品である「レバミピド」の効能・効果・副作用について詳しく解説します。胃もたれに効くかどうかについても文中で紹介。レバミピドを使用する際の注意点も紹介。また、レバミピドとほかの薬の飲み合わせについてもあわせて解説します。

レバミピドはムコスタという胃炎・胃潰瘍治療薬のジェネリック医薬品です。

最近ではジェネリックを処方する病院や薬局も多くなったこともあり、レバミピドを処方されたことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、レバミピドの効果や作用の仕方、ほかの薬との飲み合わせなどについて詳しく解説します。

レバミピドの効能・効果

レバミピドは胃炎や胃潰瘍の治療薬に分類される処方薬の一つで、胃粘膜を保護する作用や損傷した胃粘膜を修復する作用をもっています。

レバミピドの効能・効果は、「胃潰瘍、急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん・出血・発赤・むくみ)の改善」となっています。

レバミピドと同じ成分の薬であるムコスタを実際の患者に使用した効果の調査結果では、胃潰瘍では6割程度の患者に効果が見られ、中等度以上の急性胃炎・慢性胃炎では8割程度の患者に効果が確認されました。

レバミピドは胃もたれに効く?

レバミピドの効能・効果には「胃もたれ」の記載はないため、胃もたれに効くとはいい切れません。

しかし、レバミピドは胃潰瘍、急性胃炎や慢性胃炎に効果を示すため、それらが原因で胃もたれとなっている場合は、レバミピドを服用することで胃もたれが改善することがあります。

レバミピドが胃を守る4つの作用

レバミピドが胃を守っている代表的な作用は、次のようなものがあります。

■胃粘膜のプロスタグランジンの増加作用

胃粘膜の保護に関係している物質の一つにブロスタグランジンがあります。

プロスタグランジンが何らかの原因によって少なくなると、胃粘膜を保護する力が弱くなり、胃炎や胃潰瘍につながります。

レバミピドはプラスタグランジンを増やすことで、胃粘膜を保護します。

■胃粘液の増加作用

胃潰瘍や胃炎は、「胃酸」と「胃粘膜」のバランスが乱れることにより起こります。

レバミピドには胃粘液を増加させる作用があり、「胃酸」と「胃粘膜」のバランスを正常に戻すことで荒れた胃を治療します。

■胃粘膜修復作用

レバミピドには、胃炎や胃潰瘍によって傷ついた胃粘膜を修復させる作用があることも報告されています。

■胃粘膜における炎症の抑制

ヘリコバクターピロリは、炎症性サイトカインという物質を増加させて胃炎などを引き起こします。

レバミピドには、炎症性サイトカインの増加をおさえる作用があることも報告されています。

レバミピドの副作用

レバミピドの副作用について製薬会社が行った調査によると、副作用の発生頻度は0.54%という結果が出ており、副作用の発生頻度が低い薬であるといえます。

レバミピドの副作用は次のようなものがあります。

種類 症状
過敏症 発疹・掻痒感(かゆみ)・じんましん・薬疹様湿疹などの過敏症状
精神神経系 しびれ・めまい・眠気
消化器 便秘・腹部膨満感・下痢・吐き気・嘔吐・胸やけ・腹痛・げっぷ・味覚異常・口の渇きなど
肝臓 AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP・AL-Pの上昇など
血液 白血球減少・顆粒球減少・血小板減少など
そのほか 月経異常・BUN上昇・むくみ・咽頭部異物感・乳腺の腫れ・乳房痛・女性化乳房・乳汁分泌誘発・動悸・発熱・顔面紅潮・舌のしびれ・咳・息苦しい・脱毛

また、重大な副作用として、じんましん・かゆみ・呼吸困難・血圧の低下・失神・嘔吐・強い腹痛などの症状が複数同時に現れるアナフィラキシー ・ショックが出ることがあります。

アナフィラキシー ・ショックが疑われる場合は、速やかに病院を受診しましょう。

レバミピドとほかとの薬の飲み合わせ

レバミピドは相互作用してしまうような飲み合わせが悪い薬はありません。

ただし、現在服用している薬があれば医師に報告しましょう。

ロキソニンとの飲み合わせは?

解熱鎮痛剤で起こる胃痛を対処するために、レバミピドが一緒に処方されることがありますが、レバミピドは解熱鎮痛薬のロキソニンとも問題なく併用できます。

ロキソニンなどの解熱鎮痛薬は、一般的に胃が荒れるような副作用を持っているものが多く、胃痛などが起きやすいお薬です。

ロキソニンの副作用などの点から一緒に服用することが望ましいともいえるので、一緒に処方された場合は医師の処方通りに両方の薬を服用しましょう。

レバミピドの使用上の注意

レバミピドを使用する上では、次の点に注意しましょう。

妊娠中・授乳中の方

レバミピドの妊娠中の使用について禁止はされていませんが、「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する」こととなっています。

基本的には、病院を受診する際に妊娠中または妊娠している可能性があることを申告しましょう。

また、レバミピドは動物試験で乳汁中に薬の成分が移行することが確認されているため、授乳中の方は、レバミピドを使用している間の授乳を避けてください。

高齢者の方

高齢者は生理機能が低下していて薬を体外へ排泄する力が低下しているため、高齢者の方は医師と相談した上で薬の用量を決めましょう。

小児や乳幼児に使用したい場合

レバミピドの小児や乳幼児への使用については、安全性が確立されていないため、医師に相談しながら使用しましょう。

おわりに

レバミピドは比較的安全で高い効果が期待できる薬です。

ただし、家に残っている処方薬を自己判断で使用することは予期せぬ副作用に繋がるおそれもあります。

薬を使用するときは、医師の指示に従い、必ず用法用量を守って使用しましょう。

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