アレグラの効果とは?

アレグラ(成分名:フェキソフェナジン)は、アレルギー性鼻炎・じんましん・皮膚炎・湿疹などに効果を発揮する薬です。

症状の原因となる「ヒスタミン」を阻害することで症状を緩和する働きをするため、「抗ヒスタミン薬」に分類されます。

抗ヒスタミン薬の中でも、アレグラは抗ヒスタミン薬特有の「眠気」「頭がボーッとする」「口が渇く」といった副作用が起きにくい第2世代に分類されます。

効果の感じ方には個人差がありますが、薬を飲んだ後の約1時間程度で効果が現れます。1日2回の使用で1日中効果の持続が期待できます。

アレグラには錠剤タイプの「アレグラ錠30mg」「アレグラ錠60mg」、口の中で溶け水なしで飲める「アレグラOD錠60mg」、錠剤が苦手でも飲みやすい粉薬「アレグラドライシロップ5%」があります。

アレグラのジェネリック医薬品である「フェキソフェナジン塩酸塩」も有効成分が同じであるため、使用方法や気をつけるべきポイント、効き方、副作用などはアレグラと同様です。

アレグラの副作用

アレグラは安全性試験から副作用が少なく、特に花粉症に使われる抗ヒスタミン薬の中では眠気や集中力の低下が起きにくい薬です。

ただし、副作用が全くない医薬品はありません。アレグラも副作用がまれに報告されています。

【報告されている副作用】
・頭痛
・眠気
・疲労
・倦怠感
・めまい
・不眠
・神経過敏
・吐き気、嘔吐
・口の渇き
・腹痛
・下痢
・消化不良 など

この他にも報告されている副作用がいくつかあります。いつもと違う症状があるときは医師・薬剤師に相談しましょう。

アレグラの副作用で、悪夢を見る・太る・便秘などについては関連記事をごらんください。

アレグラの市販薬「アレグラFX」

医療用のアレグラ錠60mgと同じ有効成分(フェキソフェナジン塩酸塩)が同じ量(60mg/錠)配合された市販薬がアレグラFXです。

アレグラFX 14錠 医療用アレグラと同成分配合 花粉症に (第2類医薬品)

医療用のアレグラ錠60mgと同じ成分・成分量なので、同じ強さ・持続力が期待できます。

ただし、医療用のアレグラ錠60mgと市販薬のアレグラFXでは効能・効果の範囲、使用できる年齢に違いがあるので注意が必要です。

  アレグラ錠60mg(医療用) アレグラFX(市販薬)
効果 鼻のアレルギー症状
じんましん
皮膚疾患によるかゆみ
花粉
ハウスダストなどによるくしゃみ
鼻水
鼻づまり
年齢 12歳以上※ 15歳以上

※7歳以上12歳未満は1回30mg/1日2回であれば服用可能

また、市販薬は飲み合わせに注意な薬が多くあるため、薬を併用する場合は必ず付属の説明書をよく読むか、薬剤師に相談してください。

市販薬のアレグラFXについて詳しい情報は関連記事をごらんください。

アレグラのジェネリック医薬品はある?

アレグラには「フェキソフェナジン塩酸塩」という名前でさまざまな製薬メーカーからジェネリック医薬品が発売されています。

ジェネリック医薬品とは先発医薬品(アレグラ)の特許が切れたことで、他の製薬メーカーも同じ有効成分の薬を販売したものです。

効果は同等のものと国に認められており、開発の費用がかかていないため一般的に先発医薬品に比べて安いのが特徴です。

【2018年3月現在の薬価】

先発医薬品
規格 薬価
アレグラ錠30mg 51.1円
アレグラ錠60mg 64.9円
アレグラOD錠60mg 64.9円
アレグラドライシロップ5% 122.1円
ジェネリック医薬品
規格 薬価
錠30mg 14.1〜26.7円
錠60mg 19.4〜34.4円
OD錠60mg 29.4〜34.4円
DS(ドライシロップ)6% 67.6円

アレグラのジェネリックについて詳しい情報は、関連記事をごらんください。

アレグラの特徴|抗ヒスタミン薬の比較

アレグラの最大の特徴は、花粉症に使われる抗ヒスタミン薬によく見られる「眠気」や「集中力の低下」「口の渇き」といった副作用が弱く、車の運転・危険をともなう機械の操作に制限がないことです。

航空機乗組員を想定した試験、自動車運転能力シミュレーター試験、ワープロ入力作業試験でも作業能率に影響しなかったとする結果があり、受験勉強や仕事の集中力を落としたくない方や、車の運転をする方におすすめです。

アレグラは危険をともなう飛行機のパイロットでも飲める花粉症薬として有名です。

2017年12月現在、抗ヒスタミン薬で車の運転・機械の操作に制限がないものには、アレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアがあります。

また、アレグラドライシロップ5%は生後6か月以上であれば使用できる点もアレグラの特徴です。

抗ヒスタミン薬の比較

アレグラのアレルギーに対する効果はアレロックやアレジオンに比べ非常に弱く、2018年3月現在、他の抗ヒスタミン薬と比較しても最も効果が弱いと考えられます。

アレグラとアレロックの違いの詳しい情報は、下記の関連記事をごらんください。

また、アレグラと同じく眠気の出にくい花粉症薬クラリチンの情報は、下記の関連記事をごらんください。

アレグラを使用する際のポイント

アレグラはこんな人におすすめ

アレグラは花粉症の薬は初心者という方や、比較的症状の軽い方におすすめです。

車の運転・危険をともなう機械の操作をする方、高所での危険をともなう作業がある方、受験勉強や仕事などで眠くなっては困る方にもおすすめです。

【アレグラがおすすめな方】
・比較的症状が軽い方
・花粉症の薬は初めて方
・車の運転が必要な方
・高所での作業をする方
・受験生
・重要な局面の仕事がある方 など

早めの使用がポイント

アレグラは症状があらわれてから使用しても効果がありますが、もっともベストな使い方は花粉症シーズンの1週間ほど前から使うことです。

アレグラは弱い薬ですが、症状が出る前から使用することでアレルギー症状の原因であるヒスタミンが体内に放出されること自体を防ぐことができます。

ヒスタミンが体内に放出されなければ花粉症の症状自体がでにくいため、非常に効率的に花粉の症状をおさえることができます。

花粉症のシーズンに入る前、もしくは鼻がムズムズしはじめた場合は早めに耳鼻科へ行き使用を開始しましょう。

目のかゆみには目薬の併用を

花粉症で目のかゆみや違和感がある方は、飲み薬と併用して目薬を使うとより効果的です。

目の症状がある方は、病院を受診した際に目薬もあわせて処方してもらうよう医師に相談しましょう。

すべて市販薬で対処しようと思っている方は、こちらの関連記事をごらんください。

アレグラが効かない場合は?

アレグラは副作用が少ない点で非常に優れていますが、アレルギーに対しては弱めの薬です。

眠気や集中力の低下が起きにくいとはいえ、花粉の症状がつらければ結局のところ集中力を奪われてしまいます。

アレグラを処方されたが効かないという方は、担当の医師に相談しましょう。

車の運転や受験勉強などをするため、眠くなったり集中力が低下することが困る方は医師に伝えるようにしましょう。

アレグラよりも効果が強めであっても、眠気や集中力の低下が起きにくい薬もあります。

アレグラが効かない場合の理由や対処法の詳しい情報は、関連記事をごらんください。

アルコールとの飲み合わせに注意

アレグラを含むすべての医薬品は、どのような成分であってもアルコールとの併用はおすすめできません。

アルコールを飲むことによって血液中の有効成分の濃度などに影響が現れ、副作用が強く出たり効果が弱まったりするおそれがあります。

飲み会などでお酒を飲む機会がある場合は、事前に医師や薬剤師に相談するか、一時的にアレグラの服用を中止しましょう。

アレグラとお酒について詳しい情報は、関連記事をごらんください。

子ども・妊婦・授乳婦の使用

子どもの使用について

アレグラドライシロップ5%は生後6か月から使用できる薬のひとつです。

安全性が高いので小児のアトピーなどでよく処方されます。

用法・用量は医師の指示に必ず従いましょう。

妊娠中の使用について

人間における催奇形性、胎児毒性を示すデータがないことから、妊婦にも処方されることがあります。

必ず医師の指示のもと用法・用量を守って使用しましょう。

アレグラに限らず妊娠している場合は、受診の際に必ず医師に妊娠していることを伝えてください。

授乳中の使用について

授乳中の方にもよく処方される薬です。

小児にも適応があること、母乳中への移行性が少ないことから授乳中に使用できると考えられています。

ただしアレグラ使用中の授乳に関しては必ず医師に相談し、医師の判断のもと正しく使用してください。

おわりに

アレグラは花粉症の症状が軽い方、花粉症薬は初心者という方、眠くなっては困る方などにおすすめの花粉症薬です。

今年から花粉症の薬を飲みたいが、眠気が出るのは不安という方は医師に相談してみるのはいかがでしょうか。