頭のかゆみやフケ。もしかしたら「頭皮湿疹」かも?

毎日ちゃんと頭を洗っているのに、フケやかゆみが止まらなくて悩んでいる人が多くいます。頭皮は毛髪で覆われているため炎症を起こしていても気づきにくく、放っておきがち。しかし、かゆみを放っておくと症状が悪化して頭皮湿疹になったり、抜け毛の原因にもなりますので早めの対処が肝心です。 もし、赤く炎症を起こしている、ブツブツがある、大量のフケが落ちるなどの症状があるなら、すでにそれは頭皮湿疹の可能性があります。

この記事では頭皮湿疹の治療薬「メディクイックH」と新製品の「メディクイックHゴールド」について、成分から効果・効能を見ていきます!
 

頭皮のかゆみ・頭皮湿疹には「メディクイックH」

「メディクイックH」はアンテドラッグ型ステロイド成分の「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」と「グリチルリチン酸」2つの抗炎症作用を配合。
その他に
かゆみを抑える成分、殺菌成分、冷感刺激成分でスーッとスッキリ患部に効果を発揮します。スプレータイプで患部に直接スプレーできます。

メンソレータムメディクイックH 14ML(指定第2類医薬品)

効能・効果

湿疹、皮膚炎、かゆみ、かぶれ、じんましん、あせも、虫さされ

用法・用量

1日数回、適量を患部に噴霧してください。
 

アンテドラッグ型ステロイドとは?

アンテドラッグ型ステロイドとは患部で効果を発揮した後、速やかに分解され低活性になるステロイド成分です。体内への吸収が穏やかになるので全身的副作用があらわれる可能性を低くすることができます。
「メディクイックH」に配合されている「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」の強さは市販薬では最高位の3段階に分類される「ストロング」です。患部で効果を発揮した後、最も弱い「ウィーク」程度になります。

 

ステロイドの5段階

上位2つは医療用のみ。市販薬に使われるのは「ストロング」「ミディアム」「ウィーク」の3つです。

1群 ストロンゲスト:最も強力
2群 ベリーストロング:かなり強力
3群 ストロング:強力
4群 ミディアム:中程度
5群 ウィーク:弱い

 

新製品の「メディクイックH」の特徴とは?

新製品の「メディクイックゴールド」は抗炎症成分を基準内最大量を配合とのことですが、「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」と「グリチルリチン酸」の配合量は同じでした。殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」と冷感刺激成分の「L-メントール」を増量。より、爽快感がアップしたようです。患部に直接塗れ、液だれしにくくなっています。

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メンソレータムメディクイックHゴールド

効能・効果

湿疹、皮膚炎、かゆみ、かぶれ、じんましん、あせも、虫さされ

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗布してください。
 

有効成分の比較

「メディクイックH」と「メディクイックHゴールド」の成分は次の通りです。

有効成分1g中の成分量(mg)

  H Hゴールド
プレドニゾロン 1.5 1.5
クロタミトン 50 50
グリチルリチン酸 - 10
アラントイン - 2
イソプロピルメチルフェノール 1 1.5
L-メントール 10 35

 

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
アンテドラッグ型ステロイド。炎症を起こす原因物質に働きかけ患部の炎症を鎮めます。

クロタミトン 
皮膚に軽い灼熱感を与え、その刺激でかゆみを抑えます。

グリチルレチン酸
抗アレルギー作用・抗炎症作用の他に皮脂の過剰分泌を抑制する働きがあります。

アラントイン
荒れた皮膚組織を修復します。

イソプロピルメチルフェノール 
殺菌作用

L-メントール 
スーッとした冷感刺激で頭皮に清涼感をあたえ、かゆみを素早く鎮めます。

 

使用上の注意や副作用について

ステロイド系のお薬となると副作用を心配される方も多いと思います。
ステロイドは確かに強い抗炎症作用を持つため、副作用も強くでるイメージがありますが、量や回数、注意事項を守る事で副作用の発現を抑える事ができます。使用する前に必ず添付文書をよく読んで内容を確認してから使用してください。

目安は1日1〜2回

朝と夜、少量を患部に塗布(噴霧)してください。量が多ければ効果が出る訳ではなく、逆に副作用をおこしやすくなってしまいます。
症状が良くなってきたら回数を減らしていきましょう。また、予防として炎症を起こしていない部分につけるのはやめてください。

症状が改善しない場合は病院へ

症状が治りにくかったり、慢性的に症状をぶり返すようなら皮膚科で適切な治療を受けてください。目安は5〜6日間です。

副作用

添付文書に記載されている副作用は次の通りです。

皮膚:発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、乾燥感、刺激感、熱感、ヒリヒリ感
皮膚(患部):みずむし・たむしなどの白癬症、にきび、化膿症状、持続的な刺激感。
 

頭皮湿疹にならないために日常で注意したいこと

頭皮湿疹の原因は多く、カラーリング剤や汗によるかぶれ、空気の乾燥、紫外線、シャンプーのしすぎなどの外的要因、寝不足や不規則な生活、ストレスなどの内的要因も影響します。

髪は洗い過ぎない!でもすすぎは丁寧に!

髪を洗いすぎると頭皮の乾燥を招き、頭皮湿疹になりやすくなります。シャンプーは1日1回。アミノ酸系や無添加の頭皮にやさしい成分を配合したシャンプーを使うようにしましょう。お湯の温度は40度以下にすることも大切です。熱いお湯での洗髪は乾燥を招きますし、薄くて柔らかい頭皮がやけどする場合もあります。すすぎはシャンプー剤が残らないようにしっかり丁寧におこないましょう。

ドライヤーに注意!

頭皮にドライヤーの熱が直接当たらないように。髪から20cm以上離して当てるようにしましょう。

ビタミン不足に注意!

ビタミンが不足すると頭皮のターンオーバーが滞り、炎症をおこしやすくなります。血行も悪くなるため頭皮の老化を早め、抜け毛の原因にもなります。新陳代謝を活発にするビタミンB1、B2、B6を積極的に摂りましょう。

☆ビタミンB1☆ 豚肉、うなぎ、たらこ
☆ビタミンB2☆ 豚レバー、牛レバー、鳥レバー、かも、納豆
☆ビタミンB6☆ にんにく、まぐろ、酒粕、鮭

外に出る時は帽子を着用しましょう。

頭皮が荒れている時の紫外線はご法度です。直接頭皮に当たると活性酸素が発生し、炎症をおこしやすくなります。
必ず帽子を着用しましょう。
 

おわりに〜脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の場合は皮膚科へ〜

頭皮の炎症で頭皮湿疹と症状が似ているものに脂漏性皮膚炎があります。脂漏性皮膚炎は、悪化原因にマラセチアという真菌が関与していおり、抗真菌成分の配合されていないメディクイックHでは根本的な治癒はできません。メディクイックHを使用しても症状の改善が見られない、悪化するようであれば、脂漏性皮膚炎などの他の原因が考えられます。早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けてください。