ルナベル:副作用や避妊効果について徹底解説!

ルナベルLD・ルナベルULDは子宮内膜症や月経困難症の治療に用いられるピルです。ルナベルの副作用、避妊効果、飲み忘れの対処法など徹底解説します。

ルナベルは、ルナベルLD(低用量ピル)とルナベルULD(超低用量ピル)の2種類があるピルです。
ルナベルは、他の低用量ピルとは異なり、主に避妊目的ではなく月経困難症の治療薬として処方されています。月経困難症などの治療の場合には保険が適用されるため、購入の際の自己負担額は3割で済みます。 日本では、ルナベルを避妊目的では服用しないよう添付文書に書かれていますが、海外では避妊薬として認可されており、避妊の効果もあるとされています。ルナベルで月経困難症を治療しながら避妊も兼ねることは可能です。

今回は国内でも人気の高い低用量ピルである「ルナベルLD」と、超低用量ピルである「ルナベルULD」の飲み方とよくある疑問への対応方法を解説していきます。

関連記事:低用量ピルを徹底解説!種類・効果・副作用について

ルナベル(ルナベル配合錠LD/ルナベル配合錠ULD)の違い

ルナベルには、ルナベルLD(低用量)とルナベルULD(超低用量)の2種類があります。その違いは、卵胞ホルモン薬(エチルニルエストラジオール)の用量です。ルナベルULDの方が卵胞ホルモンの量が少なくなっています。

はじめは、超低用量のルナベルULDから処方されることが多く、不正子宮出血の副作用がひどい場合は、ルナベルLDが処方されるケースが多くなっています。

ルナベルのさまざまな効果

月経困難症の治療

ルナベルは、子宮内膜症に伴う月経困難症や、機能性月経困難症(特定の病気がないにもかかわらず月経困難症を発症している状態)の治療薬です。

ルナベルは第1世代のピルで、ノルエチステロンという黄体ホルモン薬を使用しています。子宮内膜の発育を抑制する作用があり、月経量が減るといわれています。子宮内膜症に対しては、病巣の活動を低下させる効果があるので、拡大や悪化を防ぐことができます。疾患そのものを治すことはできませんが、月経困難症による苦痛を和らげることができます。

ピルによる子宮内膜症の治療について、詳しくはこちらをごらんください。
関連記事:子宮内膜症をピルで治療!ピルの種類・副作用・飲み方について

避妊効果

ルナベルは避妊薬である「オーソM」と同じ成分の薬です。

ルナベルは月経困難症の治療薬ですが、海外では避妊薬として認可されていますので、避妊効果はあるといえます。ただし、ルナベルの添付文書には、避妊目的で使用しないようにとの但し書きがあります。

避妊も兼ねて初めてルナベルを飲み始める場合や、休んでいたルナベルを再開する場合は、月経初日(生理日初日)に新しいシートの1錠目から飲み始めてください。月経初日からシートの1錠目を服用できた場合は初日から避妊効果を期待できます。

もし初日に1錠目が飲めなかった場合は、ルナベルの服用7日目から避妊効果を期待できるとされています。

ルナベルはアフターピルとして使える?

ルナベルは女性ホルモンの配合量が少なく、緊急避妊には不向きな薬です。至急婦人科にご相談ください。

関連記事:アフターピル(緊急避妊)の副作用は?失敗しない飲み方まで解説!

ルナベルの副作用

ルナベルの主な副作用として、不正出血(不正性器出血)、乳房痛、乳房障害、頭痛、悪心(気持ち悪さ)、吐き気、嘔吐などの症状が挙げられます。

これらの副作用より発生頻度は低いですが、血栓症、むくみ、体重増加、倦怠感、イライラ、カンジダなどの症状も起こります。

ほとんど発生しませんが、重大な副作用としてアナフィラキシーも報告されています。皮ふのかゆみ、じんま疹、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、どうき、意識の混濁などが起きる可能性があります。息苦しい場合は、救急車などを利用して直ちに受診してください。

体重増加について

ルナベルを服用すると「太る」と訴える方がいます。頻度は5%以下になりますが、ルナベルの副作用に体重増加があります。女性ホルモンの薬である性質上、体重に影響が出るのはやむを得ないといえます。ただ、女性にとって体重はどうしても気になってしまうものですので、耐えられない場合は薬を処方された医師に相談しましょう。

関連記事:ピルの副作用で太る?!ピルで太る原因と対策を解説

不正出血について

卵胞ホルモン薬は、子宮内膜の保持や、合成黄体ホルモン投与時の不正出血の軽減に役立ちますが、いっぽうで血栓症のリスクを上昇させることが知られています。

卵胞ホルモンの量が少ないルナベルULDは、血栓症のリスクが低くなり、吐き気や頭痛などの副作用も起こりにくくなります。そのため、ルナベルLDや他の低用量ピルで吐き気や頭痛がひどかった方には、ルナベルULDをおすすめします

ただし、ルナベルULDの方が、不正出血が起きる可能性は高まります。ルナベルLDでむくみや不正出血が気になった方は、ルナベルULDに変えてもその症状は改善しないので注意が必要です。

関連記事:ピルの使用中に不正出血?原因や対策を解説!

血栓症について

ルナベルの重大な副作用に血栓症(けっせんしょう)が報告されています。血栓症は文字通り血管内に栓ができてしまい血流が低下したり血管がつまる恐れのある病気です。

ルナベルの副作用により血栓症が起こる可能性はかなり低いですが、手足に急激なしびれや痛みやむくみ、息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、手足に力が入らなかったりマヒしたり、視力が悪くなったりといった、血栓症が疑われる症状があらわれた場合には直ちにルナベルを中止して医療機関で診断を受けるようにしてください。

足のつりについて

ルナベルの副作用として、むくみがあります。体がむくむことによって、足のつりを覚える人がいます。症状が頻発する場合は、医師に相談しましょう。

また足に強烈な痛みを感じる場合は、血栓症の可能性もありますので、注意が必要です。

うつやイライラについて

ルナベルの副作用により、精神神経系に影響が出て、倦怠感、めまい、イライラ感、ふらつき、感情不安定、片頭痛、睡眠障害などの症状を訴える方がいます。

本来なら服用を続けていくうちに体が慣れて症状が治まりますが、改善しない場合は、医師に相談しましょう。

副作用はいつまで続く?

特に初めてルナベルを服用した際は副作用が出やすく、2週目、3週目・・・と周期が進むにつれ副作用の発生が減っていくことがわかっています。

多くの方ではルナベルを2シート、3シートと使う中で体が慣れ副作用がなくなっていきますが、副作用が強かったりなかなか体に合わないようなときはルナベルを処方してもらった医療機関に相談し、ほかの低用量・超低用量ピルへの変更などを含めて相談するようにしましょう。

ルナベルの値段

ルナベルは保険適用で、1シート(1か月分)の値段は、およそ3000円前後になります。
自費診療で処方される他のピルが10割負担で、1シート2000円から3000円程度と考えると、保険適用でも大きく費用が安くなるというわけではありません。
ルナベルLDのジェネリックであるフリウェルLDも保険が適用され、1シート3000円弱となります。
ピルの代金には、薬代の他にも初診料・再診料などが加算されます。また、初診の場合や定期検査時には検査費用が加算されます。

関連記事:ピルの値段を比較!目的別のピルの値段と個人輸入について

ルナベルにジェネリックはある?

ジェネリック医薬品は、新薬に比べると開発費用が少なくて済むため、成分や効果は同じでありながら比較的安価で購入できます。ジェネリック医薬品を効果的に選択することで、医療費の負担の軽減につながります。
低用量のルナベルLDのジェネリックには、フリウェル配合錠LDがあります。フリウェルLDはルナベルと添加物以外の成分が同じでありながら、約100円ほど単価が安くなっています。

なお、2016年8月現在、超低用量のルナベルULDのジェネリックはありません。

ルナベルの個人輸入について

ルナベルを個人輸入で購入した場合は、「服用方法」「飲み忘れ等の対処」「検査の手配」「ピルの確保」などの「全てが自己責任」になります。これは個人輸入サイトにも記載されている事です。

病院で処方してもらった医薬品で重大な副作用が起きた時は医薬品副作用被害救済制度などで補償されることがありますが、個人輸入の医薬品などは補償の対象外になります。

基本的に、個人輸入ではなく国内の医療機関で正当なピルを使っていただくことをお勧めします。
また、個人輸入のピルを使っている場合も半年に一度は健診・検査を必ず行うようにしましょう。

いざという時に相談できる医療機関を知っていることはルナベルを使う上で大切になってきます。


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ルナベルの飲み方と注意点

ルナベルは、ルナベルLDもルナベルULDも同じ、白色の錠剤21錠タイプの薬で、飲み方も同様です。

ルナベルを処方されると、一緒にスターターキットがついてきます。この中に、薬のシートをセットできるケースがあります。21錠すべて同じ種類の錠剤ですが、飲み忘れを防ぐため、まずは薬をケースにセットしましょう。

1日目と書かれた錠剤から飲み始め、毎日1錠ずつ飲み、21日間で全て服用したら7日間薬を飲まない期間(休薬期間)を取ります。
7日間の休薬期間がすぎたら新しいシートの1日目からまた21日間連続で飲み始め、このサイクルを2周目、3周目…と必要な期間分続けます。

ルナベルを初めて飲みはじめる時は、生理の1日目(月経初日)〜5日目の間に1錠目を飲み始めます。避妊も兼ねて服用する場合には、生理の1日目から服用を開始するようにしましょう。もし初めて飲む時に生理の1日目より開始が遅れてしまった場合は、飲み始めの最初の1週間はコンドームなど他の避妊法を併用する必要があります。

また、ルナベルはなるべく毎日同じ時間に飲むことが大切です。毎日継続して飲みやすい時間帯に飲むようにしましょう。

なお、2シート目からは休薬期間の7日が開けたら休薬期間に生理(消退出血)が来なくても飲み始めます。

ルナベルの休薬期間に生理がこない場合はどうする?

休薬期間に消退出血が発生しますが、ルナベルを服用し始めたばかりの頃はこの消退出血の量が少なかったり、出血がないという方もいます。この場合も休薬期間が終わったら続けて新しいシートを飲み始めて大丈夫です。

定期健診について

すでに乳がんや子宮頸がんにかかっている人、または過去にかかったことがある人が低用量ピルを長期間飲むと、がんの悪化を促す可能性があります。 

18歳以上の方は定期的に「乳がん」「子宮頸ガン検診」を受けましょう。また、ピルを長期間使われている方は念のため定期的(3〜6ヶ月に一度程度)に血液検査や血栓症の問題がないかの検診をしておくと良いでしょう。

これらの検診は、ほとんどの婦人科・レディースクリニックで行うことができるので、ピルを処方してもらっている医療期間にそのまま相談するのが良いでしょう。

ルナベルを飲み忘れたときの対処法

ルナベルを飲み忘れた場合は、飲み忘れに気づいた時点での経過時間で対処法が変わります。

飲み忘れから24時間以内の場合

飲み忘れに気づいた時点で、飲み忘れた分を1錠飲んでください。当日の分も、いつもの時間に飲みましょう。その後は、はじめの服用スケジュール通り継続して飲んでください。

飲み忘れから24時間以上経過した場合

飲み忘れに気づいてから24時間以上経過すると、避妊効果がなくなります。

避妊目的も兼ねてルナベルを飲んでいる人は、ルナベルの服用を中止してください。その後の生理(消退出血)を待って、生理初日から新しいシートを飲み始めましょう。中止したシートは、飲み間違いを防ぐため、処分してください。飲み忘れに気づいてから2週間は、コンドームなど他の避妊法を併用しましょう。

月経困難症の治療でルナベルを飲んでいる人は、飲み忘れた分と当日の分を一緒に飲んで問題ありません。飲み忘れが何日も続いた場合は、薬を処方された医師に相談しましょう。

関連記事:【低用量ピルの飲み忘れ】日数・時間別の対処法と避妊効果

ルナベルの飲み合わせについて

ルナベルと飲み合わせに注意が必要な食べ物(サプリメント含む)や医薬品として以下のようなものが報告されています。

いずれも併用が禁止されているわけではなく、必ずしも一緒に使ってはいけないわけではないため状況により一緒に処方される方もいますが、ルナベルの使用中にこれらの薬が必要となる場合は担当の医師としっかり相談しながら対応方法を確認しましょう。

ルナベルの効果や作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

  1. テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン・アクロマイシン等)、ペニシリン系抗生物質(アンピシリン水和物・ビクシリン等)
    病原菌(細菌)を殺すいわゆる抗生剤の一つです。ルナベルとテトラサイクリン系やペニシリン系の抗生物質の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらの薬は腸内の環境に影響を与えることでルナベルの再吸収を抑えてしまい、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    上記グループ以外の抗生物質もあるので、医療機関で抗生物質が処方される場合は念のためルナベルを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  2. セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
    セイヨウオトギリソウは薬ではないですがダイエット関係のサプリメントや食品に含まれていることがあります。
    セイヨウオトギリソウによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  3. リファンピシン(リファジン・アプテシン)
    結核の治療に使われる薬の一つです。ルナベルとリファンピシン(リファジン・アプテシン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    リファンピシンによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  4. バルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)
    てんかんの予防や、不安や緊張の治療に使われる薬の一つです。ルナベルとバルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    バルビツール酸系の薬によりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    不安や緊張の治療の薬は他にも多数あるため、抗不安薬を使う場合は念のためルナベルを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  5. ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)
    てんかんやけいれんの予防に使われる薬の一つです。ルナベルとヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヒダントイン系の薬によりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  6. カルバマゼピン(テグレトール)、グリセオフルビン(ポンシルFP)
    てんかんやけいれんの予防や、そううつ(躁鬱)の治療に使われる薬の一つです。ルナベルとカルバマゼピン(テグレトール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    カルバマゼピンによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  7. ボセンタン(トラクリア)
    肺動脈性肺高血圧症の治療に使われる薬の一つです。ルナベルとボセンタン(トラクリア)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ボセンタンによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  8. モダフィニル(モディオダール)
    眠気をとる薬で、ナルコプレシーや睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる薬の一つです。ルナベルとモダフィニル(モディオダール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    モダフィニルによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  9. トピラマート(トピナ)
    てんかんを予防する薬の一つです。ルナベルとトピラマート(トピナ)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    トピラマートによりルナベルの代謝が進み、ルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  10. HIVプロテアーゼ阻害剤〔ネルフィナビルメシル酸塩リトナビルダルナビルホスアンプレナビル(リトナビル併用時),ロピナビル・リトナビル配合剤等〕、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン:ビラミューン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。ルナベルとHIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらの薬はルナベルの効果が落ちたり不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  11. HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビル,インジナビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。これらの薬はルナベルの血中濃度を高める可能性が報告されています。
     
  12. フルコナゾール(ジフルカン)、ボリコナゾール(ブイフェンド)
    真菌を殺す薬の一つです。ルナベルとフルコナゾール(ジフルカン)やボリコナゾール(ブイフェンド)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらのお薬はルナベルの血中濃度を高める可能性が報告されています。
     
  13. テルビナフィン塩酸塩(ラミシール)
    水虫やカンジダの治療に使われる薬の一つです。ルナベルとテルビナフィン(ラミシール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    月経異常の副作用があらわれたという報告があります。

飲み合わせた薬の作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

  1. 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン・プレドニン・ステロイド等)
    いわゆる「ステロイド」タイプの炎症をおさえる薬です。ルナベルはステロイドの代謝を抑えると考えられており、ステロイドの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  2. 三環系抗うつ剤(イミプラミン・トフラニール等)
    うつ(鬱)の治療に使用される薬の一つです。ルナベルとステロイドの飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルは三環系抗うつ剤の代謝を抑えると考えられており、三環系抗うつ剤の作用が強まる可能性が報告されています。うつの治療薬は三環系抗うつ剤以外のお薬も多数あるため、ルナベルの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  3. セレギリン塩酸塩(エフピー)
    パーキンソン病の治療に使用される薬の一つです。ルナベルとセレギリン(エフピー)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルはセレギリンの代謝を抑えると考えられており、セレギリンの作用が強まる可能性が報告されています。パーキンソンの治療薬は三環系抗うつ剤以外の薬も多数あるため、ルナベルの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  4. シクロスポリン(サンディミュン・ネオーラル)
    免疫抑制剤の一つです。ルナベルとシクロスポリン(サンディミュンやネオーラル)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルはシクロスポリンの代謝を抑えると考えられており、シクロスポリンの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  5. オメプラゾール(オメプラール・オメプラゾン)
    胃酸を抑える薬の一つです。ルナベルとオメプラゾール(オメプラールやオメプラゾン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルはオメプラゾールの代謝を抑えると考えられており、オメプラゾールの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  6. テオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)
    気管支を広げて呼吸を楽にする薬の一つで、喘息や気管支炎の治療に使われます。ルナベルとテオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルはテオフィリンの代謝酵素を阻害すると考えられており、テオフィリンの血中濃度が上がる可能性が報告されています。
     
  7. Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩・スプレキュア等)
    子宮内膜症や支給禁止の治療に使われる薬の一つです。ルナベルはGn-RH誘導体の効果を弱めてしまう可能性が報告されています。
     
  8. 血糖降下剤(インスリン製剤,スルフォニル尿素系製剤,スルフォンアミド系製剤,ビグアナイド系製剤等)
    糖尿病の治療に使われる薬の一つで、血糖値を下げる薬です。
    ルナベルと血糖値を下げる薬(血糖降下剤)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルは血糖降下剤の効果を弱めてしまう可能性が報告されており、ルナベル服用中は特に血糖値の状態をしっかり観察しながら血糖降下剤の用量を調整するなどの注意が必要とされています。
     
  9. ラモトリギン(ラミクタール)
    てんかんを予防する薬の一つです。ルナベルとラモトリギン(ラミクタール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ルナベルはラモトリギンの血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  10. モルヒネ
    激しい痛みがあるときの痛み止めに使う薬の一つです。ルナベルはモルヒネの血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  11. サリチル酸
    皮膚の角質をやわらかくする薬の一つです。ルナベルはサリチル酸の血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  12. アセトアミノフェン(カロナールなど)
    解熱鎮痛剤のひとつです。アセトアミノフェンはルナベルの血中濃度を高める可能性が報告されているほか、ルナベルによりアセトアミノフェンの血中濃度が低下する可能性が報告されています。

ルナベルと一緒に飲んでも問題ないもの

ルナベルとお酒は一緒に飲んでも問題ありません。ただし、飲み過ぎにより嘔吐すると、薬の効果がなくなり、薬を飲み直すことになります。飲み過ぎには注意しましょう。

基本的に風邪薬も一緒に飲んでも問題ありません。ただし、先に述べたようにアセトアミノフェンを主成分とした解熱鎮痛剤と一緒に飲むと、アセトアミノフェンの効果が弱まります。

関連記事:ピルの飲み合わせ:サプリ・市販薬・処方薬は飲んでも大丈夫?

ルナベルの禁忌

次のような人は、ルナベルを使用できません。

  1)ルナベルの成分に対し過敏性素因のある方
  2)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)、子宮頸癌及びその疑いのある方
  3)診断の確定していない異常性器出血のある方
  4)血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある方
  5)35歳以上で1日15本以上の喫煙者
  6)前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の方
  7)肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方
  8)血管病変を伴う糖尿病の方(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)
  9)血栓性素因のある方
10)抗リン脂質抗体症候群の方
11)手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の方
12)重篤な肝障害のある方
13)肝腫瘍のある方
14)脂質代謝異常のある方
15)高血圧のある方(軽度の高血圧の患者を除く)
16)耳硬化症の方
17)妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある方
18)妊婦又は妊娠している可能性のある女性
19)授乳婦
20)骨成長が終了していない可能性がある女性

関連するほかの低用量ピルの情報

現在日本国内ではアンジュトリキュラーラベルフィーユマーベロンシンフェーズファボワールといった低用量ピルが婦人科などで処方してもらうことで入手可能となっています。

これらの薬は大きく「1相性タイプ」と「3相性タイプ」といったものがあります。
関連記事:1相性ピルと、3相性ピルの特徴とそれぞれのメリット・デメリット

ルナベル以外の低用量ピルに関しては、こちらの関連記事をごらんください。
【低用量ピル】アンジュの飲み方・使い方と、アンジュで困った時の対応リスト
【低用量ピル】トリキュラーの飲み方・使い方と、トリキュラーで困った時の対応リスト
【低用量ピル】ラベルフィーユの飲み方・使い方と、ラベルフィーユで困った時の対応リスト
【低用量ピル】マーベロンの飲み方・使い方と、マーベロンで困った時の対応リスト

おわりに

ルナベルは、月経困難症の治療薬です。月経困難症はその痛みやイライラなどで、日常生活に支障をきたします。ピルを正しく使用して痛みを緩和し、生活の質を向上させましょう。

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