睡眠薬ルネスタを飲むと苦いのはなぜ?苦味の副作用について解説!

睡眠薬ルネスタで一番多い副作用が、味覚障害による「苦味」です。薬を服用してしばらく経った頃から翌朝まで続くことがある不快な苦味の原因や理由について詳しく解説。もしものときの苦味対策もご紹介します。

ルネスタを服用していると、口の中が苦くなることがあります。
突然のことだと驚いてしまいますが、口の中に残る苦味は、じつは睡眠薬の副作用のひとつ。
ルネスタでも同様に、主な副作用として味覚異常が報告されています。製薬会社が行った臨床試験では、36.3%の人に味覚異常が出ています。

ルネスタを服用してしばらく経ってから、場合によっては翌朝まで続く苦味は不快なものです。
この記事では、ルネスタが苦い理由から苦味対策まで詳しく解説します。

ルネスタってどんな薬?

日本で認可されている睡眠薬は作用機序の違いで5つのタイプがあり、現在その中で主流になっているのがベンゾジアゼピン系と、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬。
非ベンゾジアゼピン系は、先に開発されたベンゾジアゼピン系を改良して、味覚異常や倦怠感などの副作用を軽減したものです。

ルネスタは、この非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、依存性などの注意すべきリスクも少ない薬とされています。

寝つきが悪い入眠障害から、途中で目が覚める中途覚醒にまで効果を発揮、翌朝に眠気が残ることも少なく、ふらつきが起こりにくいので高齢者にも使いやすい、さらに依存性などの副作用も少ない睡眠薬、これがルネスタです。

ルネスタの効能効果など、詳しくはこちらの記事も参考になさってください。
ミナカラおくすり辞典:ルネスタ錠1mg

ルネスタが苦い理由とは

ルネスタと効果が似ている非ベンゾジアゼピン系睡眠薬にアモバンがあります。
じつはアモバンの副作用でも一番多いのが苦味で、その強さはルネスタ以上。
ルネスタは、アモバンの苦味を改良して発売された睡眠薬になります。

ルネスタが苦い理由は、薬の成分や代謝産物が唾液から分泌されるためで、体質も関係しています。
どの成分が苦味を感じるのかは、はっきりとわかっていませんが、薬が腸で吸収されたあと、血液に溶け込んで全身を巡っている中で唾液から少しずつ成分が分泌されます。

また、薬は肝臓で代謝されますが、その際に作られる代謝物も血液に溶け込んで体内を巡り、唾液から少しずつ分泌。これらが合わさって苦味が出ると考えられています。

私たちの口の中は絶えず唾液で潤っていますので、服用後しばらく経ってから成分がなくなるまで苦味が続きます。
この苦味自体は体に悪いものではありませんが、飴などの甘いものを食べたりして唾液が増えると、苦味が強くなる傾向にあるようです。

ルネスタの苦味を軽くする対策

ルネスタで苦味の副作用が出たら、どうしたらいいのでしょうか。
うっすらと感じる程度の軽い苦味なら、仕方なく我慢して睡眠を優先させることもありますが、我慢できないときの対策をご紹介します。

 薬の量を減らす

ルネスタの苦味は薬の代謝が関係していますので、薬の量を減らせば血液に溶け込む量も減って苦味が軽減することが考えられます。薬の量を変更する際は、必ず医師と相談しましょう。自己判断による薬の減量は危険です。

 他の薬に切り替える

薬の量を減らしても苦味がある、でも睡眠薬は服用したいという方は、他の薬に切り替えることも選択肢のひとつです。
その際にポイントとなるのが「薬の作用時間」です。
睡眠薬には効き目の出かたに4つのタイプがありますので、自分の不眠パターンに合った薬を選ぶことが大切です。
 

  効き目の長さ 代表的な薬 向いている方
超短時間型 2〜5時間 ルネスタ、アモバン、マイスリー、ハルシオン 入眠障害、中途覚醒、熟睡障害
短時間型 5〜10時間 デパス、レンドルミン、エバミール、レスミー 中途覚醒、早朝覚醒
中時間型 7〜24時間 サイレース、ユーロジン、ベンザリン、エリミン 早朝覚醒
長時間型 23〜40時間 ドラール、ダルメート、ソメリン 早朝覚醒


ルネスタの作用は体に合っているけど、苦味だけを何とかしたいという場合は、マイスリーとハルシオンが代替として考えられます。
アモバンはルネスタよりも苦味が強いので注意しましょう。

さいごに : 睡眠薬の服用は必ず医師の指示を受けて

現在使われている睡眠薬は、正しく使えば長期間飲み続けても安全です。
服用にあたっては、必ず医師の指示を守って正しく使用してください。
自己判断で薬の量を変えると、効果が得られなかったり、思わぬ事故につながる可能性があります。
薬をやめる際も必ず医師と相談し、眠れる自信がついてから少しずつ減らしていくようにしましょう。

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