子どもに身近な病気の治療薬や予防薬として、ワイドシリン細粒200という粉薬を処方されることがあります。

薬と聞いただけで飲むのを嫌がる子どももいれば、粉薬を上手に飲めない子どもも少なくありません。

この記事では子どもに抵抗なく、ワイドシリン細粒を飲んでもらえる飲ませ方、薬の副作用などについて紹介していきます。

ワイドシリン細粒は牛乳・アイスクリームなどと味の相性がよい

ワイドシリン細粒の味はミックスフルーツ風味のある甘い薬で、細粒の色は桃色をしています。
しかし、やや薬独特のにおいを持っているのも特徴です。

甘い薬なので比較的子どもでも飲みやすい薬ですが、さらに飲みやすくするためには牛乳果汁の割合が低いオレンジジュース(25%以下)、アイスクリームなどと一緒に飲むとよいとされています。

また、近年、子どもに薬を飲みやすくさせるため、ゼリー状のオブラートなどの商品も増えてきました。
子どもに安心して薬を飲んでもらうためにはこのような商品に頼るのもひとつの方法です。

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ワイドシリン細粒はヨーグルト・スポーツドリンク・乳酸菌飲料などと味の相性が悪い

ワイドシリン細粒はヨーグルトスポーツドリンク乳酸菌飲料などと味の相性が悪いとされています。

ワイドシリン細粒は酸味のある食品との相性がよくありません。酸味のある食品と一緒に飲むと、苦味が増強されてしまう傾向が強いとされています。

ワイドシリン細粒の副作用

ワイドシリン細粒を飲んだ時にあらわれる可能性のある副作用でもっとも多いのが下痢です。

小さい子どもは便がやわらかくなりやすいので、下痢が続く、または血便がみられるような時は医療機関を受診しましょう。

その他の主な副作用には次のようなものがあります。副作用がみられた場合は使用を一旦やめ、医療機関に相談するようにしてください。

【主な副作用】
味覚異常、吐き気、口内炎、舌炎、頭痛、めまい、発熱、発疹、じん麻疹、かゆみなど

また、めったに起こるものではありませんが、高熱、目の充血がひどくなる、呼吸困難、ショック症状などの重篤な副作用がでる場合もあります。

このような症状があらわれたらただちに薬の使用を中止し、医療機関で医師の診療を受けるようにしてください。

副作用は薬を飲んでから割と早い段階であらわれる傾向が強いとされています。
初期症状に気をつけるようにしましょう。

ワイドシリン細粒は中耳炎や風邪などで子ども・赤ちゃんに処方されることが多い

ワイドシリン細粒は、主に溶連菌(溶血性連鎖球菌)などの細菌による感染症の治療・予防に使われる薬です。

【よく使用される症状】
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

子どもに身近な病気では風邪症状があらわれた時に処方されることがあります。

本来、風邪とはウイルスによって引き起こされるものですが、細菌による二次感染の予防目的や、咽頭炎などの症状が細菌によって引き起こされていると診断された場合、処方されることがあります。

また、中耳炎の治療などにも使用される薬です。中耳炎にかかりやすい赤ちゃんは、風邪症状とともによく処方されることがあります。

ワイドシリン細粒は処方された量を飲みきることが大事

ワイドシリン細粒は、抗生剤といわれる高い効果が期待できる薬です。

そのため一度薬を飲みはじめると、数日で病気の症状が劇的に改善され、まるで完治したかのような状態になる場合もあります。
しかし、それは体内の細菌の量が減ったことにより症状が改善しただけであって、病気が完治したわけではありません。

また、薬を飲むのを途中でやめてしまうと、体内で薬の効きにくい菌(耐性菌)を作るきっかけにもなりかねません。

症状をぶりかえさず完治させるためには、処方された分の薬を飲みきることが大切です。

薬の使用方法や飲み合わせなど、薬を購入したあとから不安や疑問がでてくることもあるのではないでしょうか。
そんな時は、ミナカラ薬辞典からミナカラ薬局・薬剤師に直接質問をすることができます。

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ワイドシリン細粒は医師・薬剤師の指示をまもって正しく使用しましょう

薬の処方は患者の体重や症状によって変わってきます。用法・用量、服用回数や服用期間など、医師・薬剤師の指示をまもりただしく使用するようにしましょう。

また、ワイドシリン細粒以外の粉薬の飲み合わせ対策については、こちらの記事も参考にしてみてください。

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