亜鉛華軟膏は赤ちゃんでも使える?

亜鉛華軟膏は安全性が高く、赤ちゃんでも使用できる塗り薬です。

亜鉛華軟膏は酸化亜鉛を成分としており、皮膚のたんぱく質と結合して皮膜を形成し、収れん・消炎・保護や緩和な防腐作用を発揮します。

また、浸出液の吸収や分泌を抑制する作用により、傷や潰瘍がある部分を乾燥させます。

亜鉛華軟膏の効能・効果

亜鉛華軟膏は、外傷・熱傷(やけど)・凍傷・湿疹・皮膚炎・肛門そう痒症・水虫・面ぽうなどの治療、そのほかの皮膚疾患によるびらん・潰瘍・湿潤面に用いられます。

ただし、重度または広範囲の熱傷(やけど)には使用できません。

赤ちゃんのおむつかぶれにも使える?

亜鉛華軟膏は安全性が高く、赤ちゃんでも使用できる塗り薬です。

亜鉛華軟膏は皮膚をしっかり保護して水をはじくため、おむつかぶれへの使用にも適しています。

お尻をやさしく洗って水気をふきとってから、皮膚を保護するようにまんべんなく少し厚めに塗りましょう。

あせも・汗疱(かんぽう)にも使える?

亜鉛華軟膏はあせもに直接効くわけではありませんが、水分を吸収するため、あせもの予防に使用できます。

汗がたまりやすくあせものできやすい、ひじ・ひざの内側、ももの付け根、首などに広く薄く塗っておきましょう。

小さな透明の水疱が多数できる汗疱の治療には、通常亜鉛華軟膏ではなく尿素やステロイド薬を使用するため、一度皮膚科を受診しましょう。

アトピー性皮膚炎にも使える?

亜鉛華軟膏は、アトピー性皮膚炎への直接の効果はありませんが、慢性化したジクジクした症状に対して使用されることがあります。

ステロイドが配合された軟膏を塗ったあとに、ガーゼなどを使用して亜鉛華(単)軟膏を重ね塗りする重層法が一般的な方法です。

ただし、自己判断で使用せずに一度医師に相談してください。

亜鉛華軟膏に副作用はある?

亜鉛華軟膏は安全性が高く、比較的副作用の少ない薬です。

ただし、薬のため全く副作用がないわけではなく、過敏症状・発疹・刺激感・かゆみなどが報告されています。

上記の症状が現れた場合は、使用を中止して医師や薬剤師に相談してください。

亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏の違いは?

酸化亜鉛が配合された軟膏には、亜鉛華軟膏のほかに亜鉛華単軟膏もあります。

亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏の違いは、酸化亜鉛を含む量と基剤です。

基剤の違いにより色・におい・水分の吸収性が変わるため、使い心地が異なります。

亜鉛華軟膏の色は白色ですが、亜鉛華単軟膏はミツロウが配合されているため、においがあり淡い黄色をしています。

ただし、亜鉛華単軟膏でもサラシミツロウを使用したものは白色です。

亜鉛華軟膏も亜鉛華単軟膏も効能・効果は同じですが、浸出液を吸収する亜鉛華軟膏に対して、亜鉛華単軟膏はほとんど吸収しません。

そのため、浸出液が多く患部がジクジクしている場合は亜鉛華軟膏の使用が適しています。

亜鉛華軟膏の市販薬

亜鉛華軟膏の中には市販されている製品もあり、薬局・ドラッグストア・インターネットなどで購入できます。

市販の亜鉛華軟膏は、湿疹・皮膚炎・かぶれ・あせも・ただれ・やけどによる顔のほてりに効果があります。

ただし、やけどが重度または広範囲の場合や、湿潤・ただれがひどい場合は、自己判断で市販薬を使用せず病院を受診してください。

【第3類医薬品】亜鉛華軟膏 50g

ミナカラ薬局のポイント

亜鉛華軟膏には、水分を吸収する作用と皮膚を保護する作用があります。

じゅくじゅくした患部やおむつかぶれ、あせもにおすすめです。

塗る際は伸ばすのではなく、少し厚めに塗ってください。

目の周りへの使用はおすすめできません。口周りには使用できますが、口には入らないように注意してください。

亜鉛華軟膏の使い方と使用上の注意

亜鉛華軟膏の塗り方

症状に応じて、1日1~数回、患部に軽く擦り込むように塗ってください。強く擦り込まずに、やさしく塗りましょう。

また、リント布を使用する方法もあります。

皮膚のジクジクした部分、炎症を繰り返してゴワゴワした部分、かさぶたや皮膚角層の上層がはがれ落ちた鱗屑が付着した部分に適しています。

リント布に亜鉛華軟膏を伸ばした後、患部に貼り付けましょう。

亜鉛華軟膏の落とし方は?

亜鉛華軟膏は肌を保護する働きがありますが、その分塗った後に落としにくいという特徴があります。

亜鉛華軟膏が肌に残る場合は、ベビーオイルや薬局で販売しているオリーブ油など肌に刺激の少ないオイルを使用して落としましょう。

顔や陰部にも使える?

亜鉛華軟膏は顔や陰部にも使用できます。

ただし、生殖器自体に異常がある場合は、市販薬を使用せず病院を受診しましょう。

また、まぶたや眼の周辺には使用しないでください。

おわりに

亜鉛華軟膏は赤ちゃんでも使える安全性の高い薬です。

ただし患部を乾燥させる働きがあるため、使用に適さない場合もあります。

医師や薬剤師の指示にしたがって正しく使用しましょう。