イソジンうがい薬と明治うがい薬はどう違う?

ポビドンヨードを配合した市販薬のうがい薬といえば、「イソジン」が有名です。

「イソジン」はもともとムンディファーマ株式会社が所有する登録商標であり、販売提携先が2016年4月1日からカバのマークでおなじみの株式会社明治からシオノギヘルスケア株式会社に変更になりました。

それにともない、明治から発売されている製品は「明治うがい薬」と名称が変更になり、新たにシオノギヘルスケア株式会社から「イソジンうがい薬」が販売されることとなりました。

イソジンうがい薬と明治うがい薬は商品名が異なりますが配合される成分は同じであり、どちらも口腔内およびのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去に効果のある薬です。

また、フルーティな香りでポビドンヨードのうがい薬独特のにおいを和らげたイソジンうがい薬P、明治うがい薬Pや、水でうすめずにそのまま支えて外出先でも便利なイソジンうがい薬C、明治うがい薬Cなどもあります。

イソジン・明治うがい薬の商品一覧

商品の種類 付属のカップ
・イソジンうがい薬30mL/50mL
・明治うがい薬50mL
なし
・イソジンうがい薬120mL/180mL/250mL
・明治うがい薬120mL/250mL
あり
・イソジンうがい薬500mL
・明治うがい薬500mL
あり
・イソジンうがい薬P50mL
・明治うがい薬P50mL
なし
・イソジンうがい薬P120mL
・明治うがい液P120mL
あり
・イソジンうがい薬C200mL/480mL
・明治うがい薬C480mL
キャップの内側に目盛りが付いている

うがい薬の使い方

製品によって使い方が若干異なります。使用する商品の種類を確認し、説明書をよく読んで使用しましょう。

なお、1日数回うがいする習慣をつけましょう。うがい液は作り置きせずに一度で使い切ってください。

イソジンうがい薬30mL/50mL・イソジンうがい液P50mL・明治うがい薬50mL・明治うがい薬P50mL

専用のカップは付いていません。

本体ボトルの横に目盛りが付いています。(1目盛り約2mL)

①うがい薬がはねないように、ボトルを逆さまにし、注ぎ口をコップに対して水平にセットします。

②ボトルの側面をゆっくり押し、ボトル側面の目盛りで1~2目盛り分(約2〜4mL)のうがい薬をコップに入れます。

③コップに水を入れ、約60mL(普通のコップの約1/3)になるまでうすめて1回分のうがい液を作ります。

イソジンうがい薬120mL/180mL/250mL・イソジンうがい液P120mL・明治うがい薬120mL/250mL・明治うがい液P120mL

付属のカップが付いており、カップに目盛りもあるので使いやすいのが特徴です。付属のカップの下には斜めに目盛り線が2つ入っています。(少ない方が2mL、多い方が4mL)

①カップ下の目盛り線が水平になるようにカップを斜めにします。

②カップ下の目盛りを水平にしたまま、うがい薬のボトルの側面をゆっくり押し、2〜4mL範囲に収まるようにカップに薬液をそそぎます。

③カップを水平に戻し、目盛り線「60」まで水を入れると、1回分のうがい液60mLになります。

イソジンうがい薬500mL・明治うがい薬500mL(ポンプ式)

付属のカップが付いており、カップに目盛りがあります。(ポンプ1押しで約1mL)付属のカップの下には斜めに目盛り線が2つ入っています。(少ない方が2mL、多い方が4mL)

①カップ下の目盛り線が水平になるようにカップを斜めにします。

②カップ下の目盛りを水平にしたまま、ノズルの先端をカップの中に入れます。

③ゆっくりとポンプを下まで2〜4回押して、薬液を2〜4mL計りとってください。

④カップを水平に戻し、カップの目盛り線「60」まで水を入れると、1回分のうがい液60mLになります。

イソジンうがい薬C200mL/480mL・明治うがい薬C480mL

うすめずそのまま使えるうがい薬です。ボトルのキャップの内側に15mL、20mLなどの目盛りが入っています。

薬液を約15~20mL計りとってすべて口に含みうがいします。これを2〜3回繰り返します。

イソジンうがい薬C

正しいうがいの仕方

株式会社明治「明治うがい薬」公式ホームページには、明治うがい薬でのうがいの仕方が記載されています。イソジンうがい薬の場合も同じうがい方法で問題ありません。

正しい濃度(明治うがい薬2~4mLを水約60mLにうすめて)のうがい液を3度に分けて、うがいしてください。
【1度目】食べかすや、口の中の有機物を取る目的で口に含んで比較的強くうがいする。
【2度目】うえを向いてのどの奥までうがい液がとどくように15秒間程度うがいする。
【3度目】2度目と同様、うがい液が口の中からのどに十分にとどくように15秒間程度うがいする。

株式会社明治の「明治うがい薬」公式ホームページ よくあるご質問より  ※株式会社明治の許可を得て掲載しています

なお、うがいの後、口の中にうがい液が残るのが不快または気になる方は、使用後に水でうがいしても効果に影響はありません。

うがい薬の使い方の注意

飲み込まない

イソジンうがい薬・明治うがい薬は安全性が高いので、誤って1回分を飲み込んでしまっても通常は問題ありません。

ただし、人によっては吐き気や嘔吐、胸やけ、胃痛などを起こす方がいます。また、エタノール を含有するため、顔が赤くなるなどの酒酔の症状が現れることがあります。うがい薬を誤って飲んでしまい、いつもと違う症状があらわれたときは病院を受診してください。

また、うがい薬を使用したあとに嘔吐すると、吐いたものが青色になっていることもありますが、これは胃の中にデンプンがあり、デンプンがポピドンヨードに染まった状態であり特別な異常ではありません。

入れ歯や差し歯の人は注意

イソジンうがい薬・明治うがい薬の使用で、銀が含まれる入れ歯や差し歯が変色してしまうことがあります。

特に副作用などの害はありませんが、入れ歯の方などは注意してください。差し歯のように外すことができない方は、イソジンうがい薬・明治うがい薬の使用はおすすめできません。

このほかにもうがい薬の使用が適していない方もいます。妊婦や甲状腺に機能障害がある方など、使用に不安がある方は使用前に医師や薬剤師に相談してください。

服に着くと落ちにくい

イソジンうがい薬・明治うがい薬には独特の色があり、服にこぼしてしまった場合は色素が落ちにくくなっています。

万が一服についてしまった場合は、すぐに水またはぬるま湯で洗い落としてください。それでも落ちない場合は、観賞魚などを扱う店やペットショップで購入できる脱カルキ剤(ハイポ水など)を使用すると、基本的には脱色できます。ただし、服の材質によっては落ちにくいものもあるため注意してください。

正しくうがいする

年齢制限などは設けられていませんが、うまくうがいができることが使用条件になります。小さな子どもが使うときは、親が指導監督しながら使ってください。

手や傷口の消毒には使えない

うがい薬を手の消毒や傷口の消毒に使うことはできません。

うがい薬と手や傷口の消毒に使われる製品とは、同じポピドンヨードを配合していても濃度が違うため、手や傷口の消毒にはうまく効果が発揮されません。また、うがい薬の中にはエタノールやl-メントールなどの添加物が入っているため、傷口に悪影響を及ぼすおそれがあります。

おわりに

イソジン・明治うがい薬は口臭の予防にもなります。外出先などで歯が磨けないときでも、うがい薬を使ってうがいをするだけなら時間も手間もいりません。口臭予防に日々の生活の中でうがいの習慣をつけましょう。