エキザルベとは

エキザルベは、湿疹・皮膚炎・やけどなどに使用する皮膚疾患の薬です。ヒドロコルチゾンというステロイド成分と混合死菌浮遊液という成分が配合された淡黄色の軟膏です。

エキザルベのようなステロイド外用薬は、飲み薬のように全身に作用せず、薬を効かせたい部位にピンポイントで作用させることができます。そのため、全身性の副作用が起きにくいというメリットがあります。

チューブタイプ(5g)と瓶タイプ(100g、500g)がマルホ株式会社より販売されています。(2017年8月現在)

ステロイドの強さ

エキザルベにはヒドロコルチゾンというステロイド成分が含まれています。ヒドロコルチゾンは、ステロイドの5段階の強さの中で最も弱いという部類に位置付けられていて、副作用なども比較的起こりにくいとされています。

混合死菌浮遊液とは?

エキザルベに含まれる混合死菌浮遊液には、白血球の機能を高め感染防御力を高める効果があります。また、肉芽形成促進作用が治療のスピードを促進します。

エキザルベの効果

エキザルベの添付文書に記載の効果・効能は以下の通りです。

湿潤、びらん又は二次感染併発している湿疹や皮膚炎、やけど、術創

やけど・あせもには?

エキザルベは、やけど(熱傷)、あせも(湿疹)などに効果があります。

カンジダ・ヘルペスには?

エキザルベはカンジダの原因となる真菌やヘルペスウイルスを抑える効果はありません。カンジダ・ヘルペスには使用できません。

虫刺されには?

虫刺されそのものに対しては治療効果はありません。ただし、虫刺されによって起きた湿疹などに処方されるケースはあります。

とびひには?

エキザルベにはステロイドが含まれているため、とびひ(正式名称:伝染性膿痂疹)に対して使用されることはほとんどありません。

エキザルベの用法・用量

エキザルベは1日1〜数回、適量を患部に塗るか、無菌ガーゼなどに伸ばして貼付します。

エキザルベの副作用

エキザルベの主な副作用は、皮膚刺激症状、発赤、発疹、湿潤などです。臨床試験では、1.4%の副作用発生率が報告されています。

その他の副作用

エキザルベには、さまざまな副作用が報告されています。副作用と思われる体調の悪化がみられた場合は、使用を中止して医師に相談しましょう。

過敏症 接触性皮膚炎
皮膚 真菌感染症、細菌感染症、ステロイドざ瘡、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)、魚鱗癬様変化、紫斑、多毛 症、色素脱失
後嚢白内障、緑内障
内分泌系 下垂体・副腎皮質系機能の抑制

エキザルベの使用上の注意

以下に該当する方はエキザルベは使用できません。

・皮膚結核、単純疱疹、水痘、帯状疱疹、種痘疹の方
・心筋症の方
・潰瘍(ベーチェット病を覗く)、第2度深在性以上の熱傷、凍傷の方

密封法・長期にわたる広範囲の使用は避ける

エキザルベをラップなどで密封して使用したり、長期にわたって広範囲に使用すると、副作用が発生するおそれが高まるので避けましょう。

高齢者、妊婦、小児が使用する際は、密封法・長期使用には特に注意してください。

おわりに

エキザルベはさまざまな皮膚の疾患に効果がある薬です。用法用量を守り、効果的に症状を改善させましょう。

出典:独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ