プロピレングリコールとは?毒性・使用用途・入手方法について解説

医薬品や食品添加物に使われる「プロピレングリコール」について基礎から解説します。人体への安全性や、猫・犬に対する毒性も記載。さらに薬局で販売しているのかといった、入手方法についても紹介しています。

プロピレングリコールの基本情報

プロピレングリコールは、別名「プロパンジオール」とも呼ばれるアルコールの一種(2価アルコール)です。

医薬品(あるいは医薬部外品)の添加物に用いられるほか、化粧品添加物や食品添加物、工業用の溶剤などに使用されています。

プロピレングリコールの色・におい

プロピレングリコールは、無色透明で粘り気がある液体です。においはなく、味はわずかに苦味があります。

プロピレングリコールの特徴

プロピレングリコールは、水分を吸収・吸着しやすいのが特徴です。また、水やメタノール、エタノール(95)などによく混ざります。

プロピレングリコールはどんなときに使われる?

プロピレングリコールが具体的にどのように使われているのか、医薬品、化粧品、食品、工業それぞれの分野で解説します。

医薬品添加物の場合

軟膏の基剤として使われるほか、注射剤や飲み薬を溶けやすくする補助剤としても使われます。

化粧品添加物の場合

シャンプーやトリートメント、歯磨き粉などの保湿剤として使われます。このほか、化粧水や乳液といったスキンケア商品に添加されていることもあります。

食品添加物の場合

着色料や香料といった食品添加物を溶かすため使われています。このほか、カビや細菌の繁殖を抑えることから防腐剤として使われることもあります。

また、水分の吸着性に優れていることから、生麺などの品質改良剤に用いられることも多いです。

工業用の場合

沸点が187.4℃と水に比べて高く、凝固点も低いことから、熱伝導媒体として不凍液などに使われています。

プロピレングリコールに毒性はある?

プロピレングリコールの毒性は少なく、人体に与える影響は少ないものと考えられています。

なお、食品添加物として使用する場合は、定められた基準を守ることで安全性を保っています。

ただし、本来は口に入るものではない工業用などのプロピレングリコールを飲んでしまった場合は、口をすすぐといった応急処置が必要です。体調が悪化した場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。

犬・猫に対する毒性について

プロピレングリコールは犬には安全ですが、猫の体内に入ってしまうと貧血を生じるおそれがあります。プロピレングリコールが添加されている食品を誤って食べさせないよう、注意しましょう。

また、半分乾燥させたようなしっとりしたドッグフードにプロピレングリコールが含まれていることがあります。こちらも猫に食べさせないよう注意が必要です。

プロピレングリコールは薬局で販売している?

医薬品のプロピレングリコールは薬局で買えない

医薬品用のプロピレングリコールは、丸石製薬や日興製薬によって製造販売されています。こちらは薬局で買うことができません。

なお、初めて医薬品用のプロピレングリコールを買う場合は、医療機関の関係者であることを証明することが義務付けられています。
 

その他のプロピレングリコールは通販で買える

一方で、下記のプロピレングリコールは通販でも買うことができます。

・工業液体
・医薬部外品規格
・食品添加物

市販されているプロピレングリコールは、電子タバコのリキッド調整に使用されることが多いです。

プロピレングリコール(PG)(200g)

リッチパウダーというメーカーによる工業液体表記のプロピレングリコールです。国産のプロピレングリコール100%使用で、製造も国内で行われています。

PG for Liquid 330g(330ml) 【99.9%PG】

クサノハ化粧品が販売する、濃度99.9%以上の高純度プロピレングリコールです。医薬部外品規格となります。

プロピレングリコール 500ml

食品添加物として販売されている栗本薬品工業のプロピレングリコールです。

おわりに

プロピレングリコールが医療現場のみならず、幅広い分野で活用されていることがおわかりいただけたでしょうか?

毒性が少なく、私たち人間に対する影響はほとんどありませんが、猫を飼っている場合は、誤って食べてしまわないよう注意が必要です。

医薬品を除くプロピレングリコールは購入することができますが、扱いには十分気を付けてくださいね。

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