オキシドールとは

オキシドールは、薬局・ドラッグストアで販売されている消毒薬です。価格は100mlで100~200円程度と、手軽に購入できることも特徴です。

オキシドールの主成分は、約3%の過酸化水素です。傷の消毒や洗浄に使用します。また、怪我をした際の消毒だけでなく、耳・鼻・喉などの粘膜の炎症を抑えたり、使い道は多岐に渡ります。

オキシドールの消毒の使い方

傷の消毒には、そのままの液または2~3倍に水でうすめた液を脱脂綿やガーゼに浸して塗ります。目に入らないように使用し、万が一目に入ってしまった場合は、水でよく洗い流しましょう。

医療現場では、耳鼻咽頭や口腔の消毒、眼科用や歯科用の器材の消毒などに用いられています。

なお、オキシドールは塗布して使用します。口から飲むなどの行為は禁止です。

オキシドールとマキロンの違い

オキシドールは2.5~3.5%の過酸化水素ですが、マキロンはベンゼトニウム塩化物主成分とした消毒薬です。成分は全く別の物ですが、どちらも殺菌消毒の効果があります。

同じ殺菌消毒の効果があるエタノールは、主に器物の消毒や注射の際に使われます。

オキシドールの消毒以外の使い方

オキシドールは使用方法によってはさまざまな効果を期待できます。ただし、本来の用途はあくまで消毒なので、消毒以外に使用する場合は自己責任で使用してください。

オキシドールの漂白効果

オキシドールは、消毒・洗浄効果のほかに、漂白効果も期待できます。

オキシドールの成分である過酸化水素は衣料用漂白剤として利用されており、市販の液体酸素系漂白剤の濃度は約3%程度で、オキシドールと同程度の濃度です。

オキシドールを同量の水で希釈し、衣服の汚れ部分にスプレーすると黄ばみを落とすことができます。なお、希釈したスプレーは使い切ってください。

使用時には必ず換気を行いましょう。また、オキシドールを使用した衣服は乾燥機は使用しないでください。

漂白や汚れ落としに使う場合、生地によっては色抜けや変色を起こす場合があるため注意してください。

血液の汚れ落とし

オキシドールを衣服などについた血液の汚れ落としに使用する方もいます。

オキシドールを綿棒に含ませ、血液のついている部分に塗り、30秒ぐらいたったらまた綿棒で塗り足します。この作業を汚れが落ちるまで数回繰り返します。

カビ掃除

過酸化水素は、木材へのダメージが少ないことから、カビ取り掃除にも応用されています。

カビ部分に直接使用し、完全に乾いたらタオルなどでふき取ります。乾いてないうちに拭き取ってしまうと、カビの色素が広がる可能性があるため注意しましょう。

オキシドールで髪の毛を脱色?

オキシドールを髪の毛の脱色に使用する人もいますが、髪の毛が痛んだり肌が荒れたりする危険性があります。

オキシドールを脱色に使う場合は自己責任になります。安易に試みるのはおすすめできません。

歯のホワイトニングに使える?

歯のホワイトニングを目的とし、オキシドールを薄めた液などでうがいなどを継続すると、口内環境に悪影響を与える危険性があります。

添付文書をよく読み、使用方法を守って正しく使用しましょう。

オキシドールの使用上の注意点

オキシドールを使用後に、皮膚に発疹・発赤、かゆみ、はれが出た場合は、薬剤師または登録販売者に相談してください。

保存中に瓶内の圧力が高くなっていることがあります。瓶口を顔に向けないようにしてキャップを開けてください。

オキシドールの保存方法

オキシドールは直射日光の当たらない30℃以下の場所で密栓して保管してください。また、子供の手の届かない場所で保管しましょう。

開封後のオキシドールを他の容器に入れ替えるのはやめてください。使用期限を確認し、使用期限の過ぎたものは使わないようにしましょう。

粘膜・陰股部・深い傷への使用

粘膜、陰股部などの刺激を受けやすい部位、正常の部位に使用する場合よりも低濃度にして使用することが望ましいです。

また、深い傷に使用する場合、注射用蒸留水か滅菌精製水で薄めて使います。水道水や精製水を使わないでください。

終わりに

オキシドールは、消毒以外にも多くの使用例があります。しかし、使用方法によっては、健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。

使用上の注意をよく読み、細心の注意を払って使用しましょう。