カルボシステインとはどんな薬?

カルボシステインは「気道粘液修復薬」といって、気道粘膜を正常化し痰の流動性を高め、気道から出しやすくする作用があります。

風邪を引いて痰が絡むときや、副鼻腔炎のときに最もよく使われる痰や鼻づまりの切れを良くする薬です。

また、中耳炎のときにもにも使用され、幅広い症状や年齢層に使用されている薬です。

なお、カルボシステインは、「ムコダイン」のジェネリック医薬品で医療機関の処方箋が必要な薬です。成分名は「L-カルボシステイン」です。

カルボシステインの使用方法や気をつけるべきポイントや効果・副作用などはムコダインのこちらの記事で詳しく説明しています。

カルボシステインの作用

去痰、上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、 慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核 ・慢性副鼻腔炎の排膿、中耳炎などの治療に使われます。

症状 カルボシステインの作用
気道に対しては痰の粘度を調整して出しやすくします
慢性気管支炎 気管支粘膜上皮の繊毛細胞の修復を促進します
副鼻腔炎 慢性副鼻腔炎患者の鼻粘膜粘液繊毛輸送機能低下の改善、副鼻腔粘膜障害修復をします
中耳炎 中耳腔 貯留液排泄促進作用、粘膜正常化にします

カルボシステインは薬局で購入できる?

カルボシステインは市販薬として販売されていません。(2018年3月現在)

ただし、「L-カルボシステイン」が以下のような他の成分とともに配合された市販薬は販売されています。

・咳止め成分
・アレルギー性の咳や、鼻水、鼻づまりをおさえる成分
・痰の粘度を下げて出しやすくする成分
・解熱成分

L-カルボシステインが配合されたおすすめの市販薬

以下の自分の症状に合わせて「L-カルボシステイン」が配合された市販薬を選択しましょう。

・痰のみの症状がある方、痰が絡む方
・痰以外に咳や鼻水もある方
・痰以外に熱や咳の症状がある方(総合感冒薬)

痰のみの症状がある方・痰が絡む方

痰が絡んでつらい、とにかく痰を出したい方には、以下の2つの成分が配合された市販薬がおすすめです。

・カルボシステイン
t円ブロムヘキシン塩酸塩

ブロムヘキシン塩酸塩は処方薬の「ビソルボン」と同じ成分です。

気道粘液溶解剤といわれ、気道粘膜などの分泌を増加し、分泌液の酵素で酸性糖蛋白が溶解され痰をやわらかくして、痰を出しやすくします。

ストナ去たんカプセル

クールワン去たんソフトカプセル

痰以外に咳や鼻水もある方

L-カルボシステインの他に、気管支を拡張して、咳をおさえる成分、アレルギー性の咳や鼻水をおさえる抗ヒスタミン成分が含まれた市販薬がおすすめです。

新フステノン

カルボシステインの他に咳をおさえる「ジヒドロコデインリン酸塩」、気管支の緊張をおさえて息苦しさを除く「dl-メチルエフェドリン塩酸塩」、抗ヒスタミン成分の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」を配合

痰以外に熱や咳の症状がある方(総合感冒薬)

一般的にいわれている風邪の症状、熱、咳、鼻水・鼻づまりの症状がある方には、総合感冒薬がおすすめです。

L-カルボシステインの他に解熱、咳止め、去痰、抗アレルギーなど風邪の症状をおさえる成分が含まれています。

ベンザブロックLプラス錠

カルボシステインの他に、発熱やさむけを改善し、痛みを和らげる「イブプロフェン」、鼻づまり・鼻水を和らげる「塩酸プソイドエフェドリン」、鼻水をおさえる抗ヒスタミン成分「 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」、咳止め成分「ジヒドロコデインリン酸塩」、頭痛を和らげる「 無水カフェイン」を配合

ストナプラスジェルS

L-カルボシステインの他に、解熱成分には「アセトアミノフェン」を配合。痰を出しやすくする「ブロムヘキシン塩酸塩」、気管支の緊張をおさえて息苦しさを除く「dl-メチルエフェドリン塩酸塩」、咳止め「ジヒドロコデインリン酸塩」などを配合。

おわりに

病院でよく処方されるカルボシステイン。市販薬としては販売されていませんが、成分「L-カルボシステイン」が配合されたお薬はあります。ご自身の症状によって適切な市販薬を選ぶようにしましょう。

もし、副鼻腔炎、中耳炎の治療でカルボシステインを求められる場合は、病院を受診するようにしてください。市販薬には副鼻腔炎や中耳炎の治療には不要な成分も含まれているものもあり、また、医師の判断でカルボシステインの用量用法が増減されるため適切な治療を受けることをおすすめいたします。