「薬を使用していいの?」かは妊娠中の心配事のひとつ

「妊娠中にお薬を飲むと胎児に悪影響が出ないか?」が心配な妊婦さんは多いでしょう。

でも、妊婦さんでも風邪をひいてしまったり、頭痛などが出てしまうことはあります。

「痛み止めや解熱剤も飲めないの?」と、不安に感じている妊婦さんも多くいらっしゃると思います。

たしかに、妊娠中に服用を注意しないといけないお薬もありますが、風邪での発熱時や、頭痛や痛みがあるときに妊娠中でも処方されることのあるお薬があります。

その一つがカロナールやアセトアミノフェンです。

この記事を見られている方は妊娠中にカロナールやアセトアミノフェンが処方された方も多いかと思いますので、今回は妊娠中にカロナールやアセトアミノフェンの使用のポイントを解説します。
 

妊娠中の風邪や発熱時や痛みは「産婦人科」を中心になるべく病院に相談してから使用しましょう

カロナールは市販薬としても販売されている成分(アセトアミノフェン)ではあります。

ですので、ほぼ同様のお薬をドラッグストアやインターネットでも購入できて便利だったりします。代表的なお薬としてはタイレノールラックルなどがあります。

どうしても病院に行けない時や緊急時などは、ドラッグストアで薬剤師に相談しつつこういった市販薬を活用しても良いかと思います。

ただ、もし病院にいくことができそうでしたら、受診して必要に応じてカロナールやアセトアミノフェンなどのお薬を処方してもらうとより安心でしょう。

特に妊娠4週目〜15週目の方はなるべく病院で診察を受けると安心です。

受精前〜妊娠3週目はカロナールやアセトアミノフェンを使用しやすい

受精前〜妊娠3週目まではほとんど胎児の発育への影響はないと言われます。
ただ、お薬によっては成分が妊婦の体内に長く残るものもあるので、使われているお薬が体内に残りやすいものかを薬剤師さんに相談しておくと良いでしょう。

カロナールやアセトアミノフェンは比較的スピーディに体外に排泄されて、体内には残りにくいので受精前〜妊娠3週目までの使用は安全なタイプといえるでしょう。

市販薬のタイレノールやラックルなども使用しやすい時期といえるでしょう。

妊娠4〜15週目は胎児が敏感になりやすい時期

妊娠4〜15週目は胎児の内臓や脳神経や手足といった体の器官が作られる時期で、お薬の使用を特に注意したい時期になります。特に妊娠4〜7週目が最も敏感な時期です。

ただ、この時期はつわりが出やすい時期でもあり、体調によってはカロナールやアセトアミノフェンが医師から処方されることは十分あります。

「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。」というのがカロナールやアセトアミノフェンの製薬メーカーからの公式情報となっており、カロナールやアセトアミノフェンは他の解熱鎮痛剤と比較しても安全性が高いタイプとなるため選択されることが多くなっています。

重要なのは、妊娠4週目以降はなるべく病院に受診して自分の状況にあった治療を受けることです。

この時期でも、しっかりと病院を受診して医師に処方してもらったカロナールやアセトアミノフェンであれば使用して大丈夫です。

妊娠16週目〜出産までは比較的安定してきます

妊娠16週目もすぎると、胎児の器官もできつつあり、薬による奇形の心配はほぼなくなってきます。ただ、まだまだ体が成長していく時期なので、胎児の発育や機能を妨げるようなお薬については注意が必要です。

解熱鎮痛剤のグループではNSAIDsというタイプのお薬をこの時期(妊娠後期)に使用すると胎児の血管(動脈管)を収縮する可能性が指摘されています。

ですので、安定してきても必要最低限の使用にとどめて使うことが大切となります。

この時期も可能であれば病院に受診してカロナールやアセトアミノフェンを処方してもらったら使用するという判断をしていただければと思います。

以下に、妊娠中に飲んではいけない頭痛薬とその成分、服用が可能な頭痛薬とその成分についてご説明します。

 

妊娠中に服用が可能な頭痛薬・解熱鎮痛剤

《処方薬》
・カロナール

妊娠中に服用が可能な頭痛薬としては、上記のように「アセトアミノフェン」を主成分にしたものが挙げられます。

アセトアミノフェンは、小児用の解熱鎮痛剤としても使われる弱めの成分。効果は比較的緩やかで、妊婦さんが服用しても胎児への影響は出にくいとされています。
 

ただし、「アセトアミノフェン」にも注意が必要!

頭痛に悩む妊婦さんの救世主とも言える「アセトアミノフェン」系の頭痛薬ですが、注意しなければならない点もあります。
まず、長時間続けての服用は厳禁。本当に症状が辛いときだけ、用法・用量を守って服用するようにしましょう。

また、「イブプロフェン」系の薬と同様に、妊娠後期(28週〜39週)には、「アセトアミノフェン」系頭痛薬の服用にも注意が必要な場合があります。医師の処方・指導に従った範囲内で服用するとともに、薬に頼らずに頭痛を和らげる、自分に合った方法も見つけておきたいですね。

関連記事: 多くの妊婦さんが頭痛に悩んでいる!妊娠初期だけでなく中期や後期(臨月)に痛むことも。頭痛の種類と原因、自分に合った対策法を知って、妊娠中を快適に過ごそう

 

おわりに

心身ともにさまざまな症状が現れる妊娠中。「絶対に薬は飲まない!」と無理をしすぎると、かえってストレスになってしまうことも。
医師に相談し、可能な範囲で薬を服用するという方法も、ぜひ検討してみてください。

また、お薬の入手に関しては以下のサービスを使えばご自宅へ薬剤師が配達して服用に関するアドバイスをくれるので、外出が大変な際などは是非ご利用してみてください。

今回の記事が、妊娠中のあなたの頭痛への不安を軽減し、快適なマタニティライフの助けとなれば幸いです!
 

(image by PhotoAC)
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