自宅でできる「ものもらい」の治し方、市販の目薬、自宅・病院のケアについて

ものもらいの治し方や症状、原因などを解説します。自宅でできる治療法や市販薬など、困った時の対処方法についても説明しています。

ものもらいとは?

「ものもらい」は菌の繁殖や分泌腺の詰まりによってまぶたに炎症が起きる目の病気です。ものもらいは地域によって「めばちこ」「めいぼ」など、さまざまな呼び名があります。

ものもらいは体質によって「なりやすい人・なりにくい人」がいますが、生活習慣などを見直すことで予防できる病気です。また、初期段階で治療を始めると簡単に治すことができます。

ものもらいの種類によって治療法も治療期間も異なります。また、炎症ができかけのときに対処すると治療期間も短くなるため、できるだけ早く対処することが大切です。

ものもらいの種類

ものもらいには大きくわけて2種類あり、正式名称は「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」です。種類によって症状や原因だけでなく治療方法が異なります。

ものもらいの種類を見わけることが素早い完治につながるため、それぞれの特徴を確認しましょう。

【ものもらいの特徴まとめ】

ものもらいの種類 症状
麦粒腫
または化膿性霰粒腫
・痛みがある
・赤く腫れている
・かゆみがある
・ゴロゴロとした異物感がある
霰粒腫 ・痛みはない
・少し硬いしこりのようなものがある
・まばたきすると異物感がある

細菌が原因となる麦粒腫

まぶたの縁にある脂をだすための腺に細菌が付着し、炎症を起こしたものが「麦粒腫」です。

汚い手で目を触ったり目の周辺が不衛生な状態になることでおこります。また、不規則な生活習慣で免疫力が下がることも細菌の感染につながり、麦粒腫を発生させます。

■麦粒腫の症状

痛みをともない赤みや腫れがでることが特徴です。膿(うみ)がたまることもあり、かゆみ、ゴロゴロとした異物感、まぶたを熱く感じる、などの症状もあります。

指で抑えたりまばたきをしたときに痛みを感じることが多く、目やにが出たり白目が赤くなったりします。

炎症が大きくなるスピードが速く、巨大な炎症になってしまうと強い痛みをともない、まぶた全体が腫れてしまうこともあります。

分泌腺の詰まりが原因の霰粒腫

まぶたにあるマイボーム腺という脂を出すための腺に、油などの分泌物が溜まることで起きた炎症を霰粒腫と呼びます。目のこすりすぎやアイメイクなどで分泌腺を刺激した場合などによく発生します。

■霰粒腫の症状

細菌による炎症ではないため、痛みはなく、赤くなることもありません。まぶたや、まぶたのふちにやや硬いしこりができるのが特徴です。まばたきをすると異物感を感じることはありますが、痛みを感じることはありません。

霰粒腫に細菌が感染すると化膿性霰粒腫になる

霰粒腫に細菌感染が併発し、炎症を起こしたものを化膿性麦粒腫と呼びます。霰粒腫を放置すると、化膿性霰粒腫に発展してしまうことがあります。

■化膿性霰粒腫の特徴

霰粒腫自体は細菌性ではないため痛みはありませんが、化膿性霰粒腫になると痛みをともない麦粒腫のような症状が出ます。腫れや赤みを生じ、放置しておくと炎症が進み、皮膚の壊死やただれを引き起こします。

病院で行われるものもらいの治療

ものもらいが以下のような状態の場合、病院で治療してもらう必要があります。

・痛みや腫れが酷い
・目の周りに膿ができている
・市販の目薬を2~3日使用したが、症状が改善しない
・痛みのないものもらいが1週間以上ある

霰粒腫の場合、痛みがないからとつい病院へ行かずに放置してしまいがちですが、放置していると細菌が入り化膿性霰粒腫になる場合があります。痛みがないからと油断せず、症状が長引く場合は病院で診察してもらいましょう。

麦粒腫の治療

治療の基本は、原因となっている細菌感染を抑えるために抗生物質や抗生剤の目薬・内服薬で治療します。

膿が多くたまっている場合は手術したほうが早く治るため、膿を出すための切開手術が行われることもあります。

霰粒腫の治療

炎症が小さいときには自然に吸収されることもあるため、抗炎症作用のある目薬などで治療します。

炎症が大きくなった場合は、まぶたの内側を切開してたまった分泌物をとりだす手術が必要になります。また、何度も霰粒腫を繰り返す場合は手術をし、根本的に治療する必要があります。

化膿性霰粒腫の治療

細菌による炎症のため、治療には麦粒腫と同じように抗生物質や抗菌剤が使用されます。膿が溜まっている場合は摘出手術や注射針による膿の排出などの処置がとられます。

自宅でできるものもらいの治し方

痛みがひどい、膿ができている場合、すみやかに病院へ行く必要があります。しかし軽度のものもらいの場合は、自然治癒をサポートする自宅ケアを行いましょう。

麦粒腫の場合:患部を冷やす

麦粒腫によって赤みやかゆみがある場合、患部を清潔な濡れタオルや保冷材などで冷やすと症状が緩和されます。

ただし、冷やしすぎは逆効果のため、冷やすのは1回10分ほどにとどめ、1日2回を目安に行うようにしましょう。

霰粒腫の場合:患部を温める

霰粒腫の場合、蒸しタオルなどで目元を温めると症状改善につながります。温めることで分泌腺の流れをよくし、たまった脂などを外に出す効果があります。

また、入浴時や入浴後に清潔にした手で目のまわりをマッサージすることも効果的です。

ものもらいを自分でつぶす・切るのは危険!

膿やしこりがあるものもらいを自分でつぶしたり切り取ったりすることは大変危険です。眼球を傷つけるおそれがあるだけでなく、傷口から細菌が入り症状が悪化することがあります。

また、自分で膿をだしてもきちんと全て出し切れていないことが多く、すぐにものもらいが再発してしまいます。ものもらいが出来た場合はつぶしたり切ったりせず、極力触らないようにしましょう。

ものもらいに効く市販の目薬

ものもらいには抗菌作用のある使い切りタイプの目薬が効果的です。使い切りタイプでは点眼する部分で菌が繁殖する危険性も少ないため、再発の可能性を少なくすることができます。自分の症状に合った目薬を選択しましょう。

抗菌アイリス使いきり

有効成分の種類と配合量が多く使いきりタイプで、ものもらいにおすすめの目薬です。

ロート抗菌目薬i

強い殺菌作用をもつサルファ剤、抗炎症作用のある成分を配合し、すばやく的確にものもらいの症状をおさえることが期待できます。また、目のかゆみや充血の症状にも効果があります。

ものもらいの生活上の注意

ものもらいになった場合、適切な治療に加えて、症状を悪化させない生活習慣が大切です。

コンタクトは原則禁止

ものもらいができているときのアイメイクやコンタクトレンズの着用は原則として禁止です。どうしてもコンタクトをつける場合は1日使い捨ての清潔なものを使用し、できるだけ着用時間を短くするようにしましょう。

特にハードコンタクトなど長期間使い続けるコンタクトレンズを使用している場合、保管には充分に気を付け不衛生な状態にならないようにしましょう。

過度のアイメイクは控える

目のまわりの化粧も避けるべきですが、どうしてもメイクをする場合は炎症が起きている場所を避け、清潔なメイク道具を使いましょう。

まつげの生え際などは分泌腺が集まっているため、目のキワのアイラインなどは極力避けてください。

飲酒と刺激の強い食事は控えましょう

アルコールや唐辛子などの刺激が強い食べ物は、ものもらいなどの炎症を悪化させる作用があります。ものもらいが出来ているときの飲酒は避け、どうしても飲まなければならないときは最小限におさえましょう。

プールや海水浴などは控える

ものもらいはうつる病気ではありませんが、プールの水に含まれる塩素や海水の刺激で炎症が悪化する可能性があります。また、ものもらいに似た病気であるウイルス性結膜炎だった場合は、他の方にうつる可能性があります。原因が特定されていない場合も、プールなどは避けましょう。

寝具や化粧道具を清潔に保つ

寝具や化粧道具が不衛生だと、そこから細菌が入り炎症を起こしてしまいます。枕カバーは定期的に変え、メイク道具も洗わずに使い続けるということのないようにしましょう。

おわりに

少し目が痛むだけだから、と放っておいてしまいがちなものもらいですが、放っておくと症状が悪化し、治療にも時間がかかってしまいます。

ものもらいができたときは、早めに市販の目薬を使用したり、病院へ行くなどの対処をとるようにしましょう。

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