現在、コンタクトレンズはインターネットで手軽に購入することが可能です。

初めてコンタクトレンズを購入するときには、眼科で目の状態や度数を診察してもらう必要がありますが、すでにコンタクトレンズのデータをお持ちの方は、処方箋がなくても購入することができるため、忙しくて病院に行けない方にはとても便利になっています。

インターネットでコンタクトレンズを購入する際には、自分で度数や商品を選択する必要があります。安全にコンタクトレンズを購入するためにも、コンタクトレンズのデータを正しく把握することが大切。
コンタクトレンズの度数や、コンタクトレンズに書かれている数字の見方を解説します!

コンタクトレンズの表示の見方

コンタクトレンズのパッケージにはさまざまな情報が記載されています。
コンタクトレンズのデータを把握するのに大切な表示は三つです。

D(PWR/SPH)・・度数
BC・・・・・・・・ベースカーブ
CYL(CY) ・・・・・乱視度数

D(PWRやSPHとも記載される)・・度数

コンタクトレンズの度数とは、視力ではなく矯正度の値を示します。
近視の度合いは「ー(マイナス)」で表示されます。反対に、遠視の場合は「+(プラス)」になります。メーカーや商品によっても異なりますが、一般的には0.25単位で矯正されています。
どちらも表示される数字が大きいほど、近視や遠視の度合いが強くなります。

BC・・ベースカーブ

ベースカーブはコンタクトレンズの内側のカーブのことです。単位はミリメートルで表示され、ベースカーブの値が大きくなるほどレンズのカーブはゆるくなります。

眼球の形には個人差があるため、レンズをはめたときにしっかりフィットするように角膜のカーブに合わせてレンズを選びます。ベースカーブが眼球の形に合わないと、コンタクトが外れやすくなり、目の痛みにもつながります。

ソフトレンズは素材が柔らかいため、ある程度は柔軟に眼球にフィットします。
それに対してハードレンズはその名の通り硬く、目のカーブに合わせることができないため、カーブが合わないと強い痛みの原因になってしまいます。そのため、特にハードレンズではしっかりと自分にあったベースカーブを選択することが大切です。

コンタクトがすぐにずれてしまったり、外れにくい場合はベースカーブが合っていない可能性があるので、眼科医に相談して正しい値を計測してもらいましょう。

CYL(CY)・・乱視度数

度数と同じく「ー(マイナス)」で表示され、数字が大きいほど乱視の度合いも大きくなります。AXIS(AX)と表示がある場合は、乱視の角度である乱視軸を示しています。乱視の角度は0〜180°で表されますが、商品によって「°」が表示されず数字だけのものもあります。
 

その他の表示

DIA(レンズの直径)はレンズの種類やメーカーごとに定められています。ベースカーブと同じく、ミリメートル表示です。通常のコンタクトレンズでは気にする必要はありませんが、カラーコンタクトレンズを購入する場合の基準の一つになります。

使用期限は製品の品質が保証されている期限になります。昔に購入したコンタクトがでてきた・・など、使用期限がきれたコンタクトレンズは、レンズの破損や眼病につながる危険性があるためお控えください。
未開封の商品は直射日光を避け、室温で保存してください。

コンタクトの度数は自分で調べられる?

大前提としてコンタクトレンズは「医療機器」です。
現在ではインターネットなどでも手軽に買うことができますが、初めてコンタクトレンズを購入する際は、自分の視力に合った正確な度数を知るためにも、必ず眼科で検査を受けましょう。
また、今使っているコンタクトレンズが見えずらくなって度数を上げたい時も同じです。自己判断せずに眼科で正しい視力を測ってもらいましょう。

コンタクトレンズのある程度の度数は計算式で求めることが可能です。ご参考までにご紹介します。

視力と度数の関係

視力から度数、または度数から視力は、式で計算することが可能です。

度数から視力を計算する場合
裸眼視力={12-(+−を抜いた度数)}/100
視力から度数と計算する場合
コンタクトの度数=-(0.32÷視力)

たとえば、−3.00のレンズを使用している場合の視力は、12−3/100=0.09、視力が0.1の場合は、コンタクトレンズの度数は-(0.32÷0.1)=-3.00〜-3.25になります。
ただし、上記の式はあくまで目安です。式の計算だけでは乱視やベースカーブを計算することはできません。

視力には、近視だけではなく、乱視、遠視などさまざまな要素が影響しています。コンタクトレンズを購入する際に最も大切なのは、自分に合った度数を知ること。
健康診断などで計測される数字は視力であり、「視力=度数」ではないことを覚えておきましょう。

そして、度数だけでなく装着感も大事な要素です。
コンタクトを作成する際は、必ず一度は眼科で検査を受けて正確な数値を調べてもらいましょう。

メガネとコンタクトの度数は違う!

メガネを購入する際にも、矯正の度合いは度数で表します。
メガネとコンタクトレンズで眼球までの距離が異なるため、度数の計算方法や値は全く異なります。
度数を測定する場合は、メガネかコンタクトレンズのどちらを作成するのか必ず申告しましょう。

眼科の定期健診を受けましょう

インターネットでの購入により、コンタクトレンズはますます手軽に利用できるようになりました。しかし、コンタクトレンズはあくまで「高度管理医療機器」です。
見づらさから勝手に視力を判断して度数を調整したり、装着感に違和感があるまま使用していると視力の悪化につながります。

眼病予防のためにも眼科での定期健診を心がけましょう。
特にソフトレンズを使用している場合、レンズの性質から自覚症状がでにくいため、注意が必要です。

コンタクトレンズの違和感や気になる症状がある場合は、定期健診を待たずに早めに眼科を受診しましょう。

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