初潮はいつ始まる?体の変化と初潮の関係

初潮を迎える思春期の女の子の体の変化について徹底解説!初潮が始まる時期や兆候、初潮が早くきてしまった・なかなかこないときの目安の年齢を紹介します。

思春期と初潮の関係とは?

女の子が初めての月経を迎えることを「初潮(初経)」といいます。

初潮は思春期に起こる体の変化のひとつであり、女の子にとっては大人の女性へと近づくための大きなイベントです。

初潮には大きな体の変化がともなうため、体に対する不安や不調から、心も体も不安定になりやすい時期でもあります。

思春期とはいつのこと?

個人差がありますが「8〜9歳から17〜18歳まで」が思春期にあたります。

思春期には男性と女性がそれぞれに持つ性ホルモンの作用に差が見え始めるため、男の子はより大人の男性らしく、女の子はより大人の女性らしくなります。

男女の体における性ホルモンの作用の差によって、それぞれの性別の特徴の違いが性器以外にも現れてくる時期を第二次性徴期と呼び、この第二次性徴期を思春期といいます。

初潮がくる年齢は?

初潮がくる年齢には個人差があるため一概にはいえませんが、10歳~16歳のごろに初潮を迎えます。

思春期の女の子の性的発達による体の変化の過程には順序があります。

体の変化の始まるタイミングや変化のペースは人によって異なるため、明確な年齢と変化の状態を定義することはできません。

目安の年齢の範囲で、体の変化が順番に起こっていれば正常な思春期の発達といえます。

1:体の変化がはじまる

・8歳ごろ)皮下脂肪が増えることにより、丸みを帯びた体つきになってきます。
・8歳~13歳ごろ)卵巣からエストロゲンが分泌されて、乳房がふくらみはじめます。

2:体の成長が加速する

・8歳~14歳ごろ)陰毛が生え始めます。
・10歳~14歳半ごろ)急速な成長期で、身長が著しく伸びます。
・10歳半~16歳半ごろ)わき毛が生え始めます。
・11歳ごろ~13歳半ごろ)急速な成長のピークを迎えます。

3:初潮を迎える

・10歳~16歳ごろ)乳房が膨らみ始めてからおよそ2~3年経つころ、初潮が始まります。

4:成長の加速がゆるやかになり、体形が変わる

・11歳~15歳半ごろ)体形が変わり、より成人女性の体形へと近づきます。体脂肪が増えることよって、腰回り(おしりや太もも)に脂肪がついてきます。また、骨盤と股関節は広くなります。
・12歳半~16歳半ごろ)乳房の大きさが成人の乳房の大きさに達します。
・14歳~16歳ごろ)成長の加速が終わりを迎えます。 

初潮前におりものはでる?

初潮を迎える前の数カ月間は女性ホルモンの濃度が高くなるために、おりものがみられることもあります。

ただし、おりものが出ずに初潮を迎える場合もあるため、必ずしも初潮の前兆としておりものがでるわけではありません。

おりものの役割

おりものは、子宮への雑菌の侵入を防いだり、妊娠をうながすための重要な役割を持った分泌物です。

おりものの量は、月経の周期とともに変化し、特に排卵期では多くなります。

通常、おりものは透明か乳白色で、サラサラした水のような粘液で無臭です。おりものは卵白に似ていて、弱酸性のために少し甘酸っぱいにおいがすることもありますが、臭みはありません。

10歳より前に初潮がくることはある?

10歳6か月未満で初潮が来ることを早発月経といいます。

7歳6か月までに乳房がふくらみはじめたり、8歳までに陰毛やわき毛が生え始めた場合は、思春期早発症のおそれがあります。

思春期早発症は、早くに成長が完成してしまうために低身長の原因になることもあります。

10歳6か月未満で初潮が来た場合で体の変化に心配なことがあれば、小児科や婦人科を受診しましょう。

初潮がなかなかこないときは?

初潮がくる時期には個人差があるので、中学生になっても初潮がこなくても過度に心配する必要はありません。

ただし、なかにはなんらかの疾患が影響していたり、治療が必要になるケースもあります。

遅発月経

15歳以上で初潮がくることを遅発月経といいます。遅発月経は思春期の遅れが原因となっているおそれがあります。

思春期の遅れには以下のような症状があります。

・13歳までに乳房がふくらみはじめることがない
・乳房がふくらみはじめてから初潮までの期間が5年以上ある
・16歳になっても初潮がこない

思春期の遅れの10~20%は体質的なもので、多くは時間が立てば通常の成長の段階を踏んで成人になります。

しかし、中には病気や化学療法の影響や自己免疫疾患が原因の場合もあるので、不安がある場合は病院で診断を受けましょう。

治療方法は原因によって異なりますが、原因疾患の治療や、不足している女性ホルモンの服用などが行われます。

原発性無月経

18歳になっても初潮がこない場合は、原発性無月経といいます。

原発性無月経では、思春期まで気づかれなかった遺伝性疾患や先天異常が原因のおそれがあります。ホルモンや子宮、卵巣、膣に異常がないか確認する必要があるため、早めに婦人科を受診しましょう。

原発性無月経の症状には以下のような注意すべき症状があります。

・13歳までに乳房がふくらんだり、身長の伸びが加速するなどの思春期の兆候がない
・14歳までに陰毛が生えてこない
・16歳までに初潮がこない
・乳房がふくらみはじめてから二年経っても初潮がこない

初潮後の月経(生理)周期に注意

初潮が始まって間もないときは、月経の周期が安定しないことがよくあります。

初潮を迎えても思春期の体はまだまだ発達途中であり、卵巣の機能も未熟な状態が多くあります。月経の周期が不規則でなかなか安定しなくても、過度に心配する必要はありません。

月経が規則的な周期になるまでには、最長で5年かかることもあります。

目安として少なくとも2カ月に1回月経があればしばらく様子を見ましょう。

続発性無月経

初潮がきたにもかかわらず、その後3か月以上月経がみられないことを続発性無月経といいます。

妊娠可能な年齢で月経が見られない場合の最も一般的な原因は妊娠ですが、ほかにも脳の視床下部がうまく働かなくなることにより月経がこないことも考えられます。

視床下部がうまく働かない原因には以下のようなものがあります。

・ストレス
・過剰な運動
・ダイエットなどによる栄養不良

また、初潮が始まって間もない思春期の時期は、排卵機能が安定していないため、排卵障害が起きやすくなっています。排卵障害が続発性無月経の原因となることもあります。

それ以外にも、続発性無月経はホルモンの異常や多嚢胞性卵胞などさまざまな原因が考えられるので、初潮を迎えたにもかかわらず3か月以上月経がみられない場合には一度婦人科を受診しましょう。

おわりに

思春期は子どもの成長に避けては通れない時期です。女の子にとって大きなイベントである初潮が起こるのも思春期。

思春期と初潮について正しい情報を確認し、本人も周りの保護者も安心して初潮を迎えられるといいですね。

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