巻き爪は自宅で治せる?

足や手の爪が内側に巻いてしまい、皮膚に食い込み痛みを起こす巻き爪
症状が進行すると痛みが激しくなり、歩くだけでも激痛が走るようになってしまうことも少なくありません。
女性特有の症状というイメージがありますが、近年は男性でも巻き爪を発症することが多いため注意が必要です。

巻き爪は皮膚を傷つけ炎症・化膿を引き起こし、また汚れがたまりやすいため臭いの原因にもなります。
巻き爪は主に皮膚科で診察を行っており、症状が深刻な場合は手術などが行われます。

また、巻き爪を自宅で治すための矯正グッズなども販売されており、自宅でのケアは再発したときにも手軽に対処できるため人気を集めています。
市販の矯正グッズの中には医療機器として認められているものもあり、巻き爪を完治させる効果も期待できます。

そこで今回は、自宅で巻き爪を治すための矯正グッズを紹介していきます。
また、巻き爪が原因で化膿炎症・腫れが起こってしまったときの市販薬も紹介しているため、参考にしてみてください。

巻き爪を自宅で治す矯正グッズ5選!巻き爪ブロックは薬局で買える?

自宅で巻き爪を矯正する市販のグッズを紹介します。
さらに、テーピングテープやコットンを使用して巻き爪の痛みを軽減する方法も解説していきます。

巻き爪ロボで巻き爪を矯正!薬局で買うことはできる?

巻き爪矯正グッズとして人気を集めているのが、巻き爪ロボです。
巻き爪ロボは爪の性質を利用して正しい形に治す矯正器具で、自宅に手軽に巻き爪矯正を行うことができ、しかも痛みがないため人気を集めています。
繰り返し使用できるため、巻き爪が再発した場合にもすぐに対応することができます。

巻き爪ロボ Aタイプ

巻き爪ロボ Bタイプ

■巻き爪ロボは薬局やドラッグストアで買える?
巻き爪ロボは現在、公式サイトAmazonでの通信販売でのみ販売されています。
実店舗での販売はなく、薬局やドラッグストア・量販店などでの販売は行われていません。
巻き爪ロボを購入したい場合は、オンラインで注文するようにしてください。

外部リンク:巻き爪ロボ公式HP

■巻き爪ロボの使い方は?
①左右のフックを爪の両端にひっかけ、真ん中のツマミを占めることで固定します。
②巻き爪ロボをつけたまま、足や手を38℃~42℃のお湯につけます。
③20分~30分ほどお湯につけたら、お湯から足または手を出します。
④お湯につけることで爪が柔らかくなっているため、フックを爪の奥のほうまで移動させ、再びツマミを締めて爪を持ち上げて矯正します。
⑤爪の形が決まったら、ドライヤーで約10分間しっかりと爪を乾燥させます。
⑥しっかりと爪を乾燥させたら、巻き爪ロボを取り外します。
⑦爪の変形が大きい場合は、別売りの巻き爪ブロックなどで爪を固定すると爪の形が元に戻ってしまうのを防ぐことができます。

■巻き爪ロボは手の爪にも使える!
巻き爪ロボは足の爪だけでなく、手の爪に使用することもできます。
使い方などは足の爪に対するものと同じです。

■AタイプとBタイプの選び方は?
巻き爪ロボにはAタイプとBタイプの2種類あり、巻き爪の状態によって使い分けることができます。

・Aタイプ
爪の左右がほぼ同じ厚さで、左右均等に巻いている場合に使用します。
手の爪や足の親指以外の爪に使用したい場合は、Aタイプを選ぶと良いでしょう。
また、爪が90°以上丸まってしまっている場合にもAタイプが適しています。

・Bタイプ
左右の爪の暑さが極端に違ったり、爪の片側だけ激しく変形している場合はBタイプを選びましょう。
Bタイプは、片側を2倍の力で持ち上げるような構造になっており、主に爪の片側を持ち上げたい場合に適しています。
爪が90°以上深く巻いている場合には使用できないため、注意してください。

・ABセットタイプ
自分の巻き爪にどちらが適しているか分からない、または爪によって巻き方が違う、という場合にはABがセットになっているタイプを選びましょう。
また、左右の巻き方が異なり90°以上深く巻いている、という合併症タイプなどは、Aタイプを使用したあとにBタイプを使用し爪を整えると効果が実感できます。

巻き爪をワイヤーで固定!巻き爪ブロックの購入方法は?

ワイヤーの形状記憶を利用して巻き爪を治療・改善する効果のあるグッズを紹介します。

巻き爪ブロック SMLサイズフルセット品 ノーマルタイプ

爪をワイヤーの力で矯正・固定するグッズです。
巻き爪ロボと同じ販売元であり、爪の変形が激しい場合は巻き爪ロボとの併用が推奨されています。
矯正力の強さにより、ノーマル・ハード・スーパーハード・ウルトラハードの4種類があり、初めて使用する場合はノーマルからの使用が勧められています。

■巻き爪ブロックは薬局やドラッグストアで買える?
巻き爪ブロックの販売は現在インターネット通販のみとなっています。
巻き爪ブロックを購入したい場合は、各種通販サイトや公式HPから注文してください。

外部リンク:巻き爪ブロック公式HP

■巻き爪ブロックのサイズは?
巻き爪ブロックのサイズはSS~Lまで4種類用意されており、爪の表面の長さによって使いわけることができます。
目安としては、
SSサイズ:14~16mm
Sサイズ:16~19.5mm
Mサイズ:19.5~23mm
Lサイズ:23~26.5mm
となっており、SMLが同時梱包されたセットも販売されています。

巻き爪ワイヤーガード

簡単なワンタッチで装着できるワイヤータイプの巻き爪矯正グッズです。
形状記憶ワイヤーが爪を持ち上げ、痛みを軽減します。
患部を保護するための保護テープも付属しており、目立ちにくい色になっているため安心です。 

クリップ・シールで爪を持ち上げて巻き爪を改善!

クリップやシールを爪に装着することで巻き爪を改善するグッズを紹介します。

【一般医療機器】ドクターショール 巻き爪用クリップ Mサイズ1個入

形状記憶合金を使用したクリップで、爪が広がるまでずっと力を加え続けます。
クリップの両端にあるフックで爪の先を挟むだけで簡単に装着することができ、上から医療用のテープを貼ることで外れにくくなります。
S・M・Lの3種類販売されており、サイズの目安は
Sサイズ:14.5mm
Mサイズ:16.5mm
Lサイズ:18.5mm
となっています。
薬局やドラッグストアでの販売はされていません。 

巻き爪リフトシール 1ヶ月ケア 8回分 / 8-4134-01

適度な弾力で形状を保ち続けるケアメタルが使用されたリフトシールです。
爪にワンタッチで貼ることで巻き爪を改善し、痛みを軽減します。
また、爪に直接貼るシールのため、深爪の人など爪に長さがない場合でも使用が可能です。 

テーピングで痛みを軽減!

薬局などで販売されている医療用のテーピングテープを使用して、巻き爪の痛みを軽減することができます。
また、巻き爪の症状が軽度な場合は、テーピングのみで巻き爪が治る場合もあるようです。
しかし、巻き爪の症状が深刻な場合はテーピングのみで治ることはほぼないため、あくまで一時的に症状を抑える対処法として行ってください。

■テーピングの巻き方は?
巻き方①
爪の端の肉に食い込んでいる部分にテープを貼り、爪と肉が離れるよう強めに上に引っ張って爪をテーピングします。

巻き方②
巻き爪が食い込んでる指の肉を包むようにテープをはり、爪が食い込んでいる部分にテープを挟み込みます。
爪から離すようにぐるりとテープを巻くと良いでしょう。

■テープはどれを選べばいい?
巻き爪にテーピングを行う場合は、伸縮性のテーピングテープを使用しましょう。

3M(スリーエム) キネシオロジー テーピング マルチポアスポーツ レギュラー 25mm 2巻 2743BLP25

敏感肌の人にも使用しやすいテープです。
固定力もあり、撥水性もあるため使用しやすいテープです。 

竹虎(タケトラ) NEWワーデル 粘着性弾力包帯 (3.8cm×約5m×1巻セット)

固定力や撥水性に優れたテープです。
患部をしっかり固定することができます。 

コットンパッキングで痛みを抑える方法は?

爪と肉の間に、小さく丸めたコットンを挟むことで痛みを軽減することができます。
ごく軽度の巻き爪の場合は、コットンパッキングにより巻き爪が治ることもあります。
しかし、爪の変形が激しい場合などは、あくまで痛みを抑えるための一時的な対処として行うようにしてください。

■コットンパッキングのやり方
①患部を清潔にします。また、お湯につけることで爪が柔らかくなりコットンを挟みやすくなるため、入浴後に行うのがいいでしょう。
②米粒ほどの大きさにコットンを丸めます。
③清潔なピンセットなどで、丸めたコットンを爪と肉の間に挟みます。少しずつ詰めるようにしましょう。

■コットンパッキングを行うときの注意点
・コットンの詰めすぎに注意!
コットンを詰めすぎることにより、痛みが増す場合があります。
少し痛みが軽減されたと思ったら、そこでコットンを詰めるのはやめるようにしましょう。

・コットンは毎日取り換えよう
何日も同じコットンをつけたままだと雑菌などが繁殖し、患部が化膿する原因になります。
清潔さを保つため、コットンは入浴後などに毎日取り換えるようにしましょう。

ふわピュア ソフトリッチコットン 80枚入

高品質な天然コットンを使用したコットンです。

巻き爪で化膿や炎症が起こったときの市販薬5選!

巻き爪が皮膚に食い込み、炎症や化膿を起こしてしまった場合に有効な市販の塗り薬をご紹介します。
皮膚が化膿している状態では痛みが激しく、矯正グッズなども使えないことが多いため、まずは化膿をしっかりと治していきましょう。
また、患部の化膿が激しい場合は早めに皮膚科などを受診するようにしてください。

ステロイド入り市販薬で炎症と化膿をしっかり抑える!

炎症を抑える効果の高いステロイド(副腎皮質ホルモン)が配合された市販薬を紹介していきます。
また、ここで紹介している市販薬はステロイドだけでなく抗生物質が配合されているため、化膿にも効果を発揮します。

フルコートf

ステロイド(フルオシノロンアセトニド)と抗生物質(フラジオマイシン硫酸塩)を同時に配合した塗り薬で、炎症と化膿の両方に効果があります。
ステロイドの強さは、市販薬の中では最も強いストロングに分類され、強力に炎症を抑える効果があります。
また、抗生物質が配合されているため、患部での細菌の増殖を防ぎ、化膿した患部に効果をあらわします。

ドルマイコーチ軟膏

ステロイド(ヒドロコルチゾン)に、2種類の抗生物質(バシトラシン・フラジオマイシン)を配合した塗り薬です。
ステロイドの強さは、市販薬の中では2番目に強いミディアムに分類され、しっかりと炎症を抑える効果があります。
また、抗生物質が2種類配合されているため、幅広い菌に効果を発揮し、化膿した患部に適しています。

テラ・コートリル軟膏a

ステロイド(ヒドロコルチゾン)と抗生物質(オキシテトラサイクリン塩酸塩)を配合した塗り薬です。
ステロイドの強さは、ステロイドの中では最も弱いウィークに分類され、敏感肌の人でも安心して使用することができます。
また、抗生物質が配合され、化膿をともなう皮膚の疾患に効果をあらわします。

抗生物質のみの塗り薬で化膿をしっかり抑える!

抗生物質のみが配合された市販薬を紹介します。
敏感肌でステロイドの使用が難しい人などにおすすめです。

ドルマイシン軟膏

2種類の抗生物質を配合した塗り薬で、多くの菌に対して抗菌作用をあらわします。
化膿した皮膚の湿疹に適した塗り薬で、患部の化膿を改善するとともに菌が他の部分に広がるのを抑えます。
配合されている抗生物質のうち、コリスチン硫酸塩はグラム陰性菌や緑膿菌などに、バシトラシンはグラム陽性・陰性菌に有効にはたらきます。

クロマイ−N軟膏

クロラムフェニコールとフラジオマイシン硫酸という2つの抗生物質が配合された塗り薬です。
さらに抗真菌剤であるナイスタチンも配合されており、さまざまな菌に対して効果を発揮します。
化膿してじゅくじゅくとした患部をしっかりと治す効果が期待できます。

巻き爪の予防方法は?爪の切り方や予防グッズも解説します!

巻き爪は体質により起こることもありますが、生活習慣によって起こることも多くあります。
巻き爪の原因になるような生活習慣を改善し、巻き爪を予防していきましょう。

爪を正しく切ろう!

巻き爪を予防するためには、爪の切り方が重要です。
爪の切り方について、以下のイラストをご参考ください。


指の形に沿うような、端を丸めた切り方は巻き爪の原因になります。
巻き爪を予防するためには、スクエアカット(スクウェアカット)がおすすめです。

アイメディア ニッパー式爪切りソフトグリップ

巻き爪を予防するように爪の形を整えるには、一般的な爪切りよりもニッパー型の爪切りの方が適しています。
また、一般的な爪切りでは痛くて切れなかった部分も、ニッパー型の爪切りなら切れる場合があります。 

つま先への負担をやわらげよう!

サイズの合わない靴や、つま先のせまい靴は巻き爪の原因になります。
靴のサイズを見直すとともに、つま先に負担をかけないようにしていきましょう。

Dr.Kong 足裏保護パッド(2個入り)

指にひっかけることでパッドを固定するタイプの保護パッドです。
汚れたら水洗いが可能で、繰り返し使用することができます。 

ジェルネイルは控えよう!

ジェルネイルや、ジェルネイルを落とすためのリムーバーには爪の水分を蒸発させる”アセトン”という成分が含まれています。
爪は水分がなくなり乾燥すると収縮してしまい、巻き爪の原因となります。
巻き爪になりやすい人やなりかけている人は、ジェルネイルはできるだけ避けるようにしましょう。

また、一般的なネイルカラーを落とすリムーバーにもアセトンが含まれていることがあります。
巻き爪になりやすいけれどネイルアートを楽しみたい、という人は、アセトンなどが含まれていない低刺激のものを選ぶようにしましょう。

ネイルネイル オイルクレンジング リムーバー 100mL

アセトンフリーで低刺激なネイルリムーバーです。
刺激臭もなく、オレンジオイルが配合されているためさわやかなオレンジの香りがあります。 

適度な運動を!

足の裏への刺激が少なくなると、巻き爪になりやすくなります。
高齢者が巻き爪を発症しやすいのは、歩くなど足裏への刺激が少ないことが原因だといわれています。

巻き爪が酷く痛みが激しい場合は無理に歩いてはいけませんが、ある程度治ったあとは予防のために適度な運動を行うようにしましょう。

おわりに

歩くたびに痛みが発生し、靴を履くこともままならなくなる巻き爪ですが、市販の矯正グッズなどを使って巻き爪を治し、痛みを軽減することができます。
また、巻き爪により周りの皮膚が化膿してしまった場合には、市販の塗り薬を早めに使用して対処をすると良いでしょう。
しかし、矯正グッズなどを試しても効果がない場合や、患部の化膿・炎症が激しい場合は、早めに皮膚科を受診するようにしてください。