インフルエンザの予防接種は、インフルエンザを発症する可能性を低くし、発症した場合の重症化を防止するのに有効な手段です。

インフルエンザ予防接種は事前の予約が必要な場合が多く、予防接種のタイミングと生理が重なってしまうこともあるかもしれません。

この記事では、生理中にインフルエンザ予防接種を受けることは可能なのか、インフルエンザ予防接種のワクチンが生理に影響を与えることはないのかなどインフルエンザ予防接種と生理に関する疑問について解説します。

生理中にインフルエンザ予防接種は受けられる?

インフルエンザ予防接種は、生理中・生理前に受けても問題はありません。

ただし、予防接種の前に次のような症状がある場合は、予防接種を受けることができません。

・明らかに発熱している
・重篤な急性疾患にかかっている
・インフルエンザの予防接種の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある
・予防接種を行うことが不適当な状態の場合

出典:インフルエンザと予防接種(厚生労働省)を加工して作成

明らかな発熱というのは、一般的に37.5℃以上を指します。生理前は女性ホルモンの影響で、微熱が出ることがあるので、発熱しているときは事前に医師に相談してください。

ほかにも生理の影響で体調が悪い場合など、気になる症状があるときは、接種前に医師に相談しましょう。

インフルエンザの予防接種の値段や時期などについては関連記事をごらんください。

インフルエンザ予防接種で生理が遅れる?

インフルエンザワクチンと生理との間に因果関係はなく、インフルエンザ予防接種が原因で生理が遅れたり早まるということはありません。

そのため、生理周期の乱れは別の原因が考えられます。

生理の周期などが平均の範囲より多少ずれていても特に心配する必要はありませんが、周期や期間が通常より長すぎる・短すぎる、経血量が極端に少ない・多いなどの生理不順が続く場合は、婦人科へ相談することをおすすめします。

インフルエンザ予防接種の副反応に注意

生理前後・生理中に限らずインフルエンザ予防接種を受けた後は、副反応と呼ばれる風邪のような症状が現れる場合があります。

生理中の不安定な状態だと通常時より症状が強く現れるおそれもあるため、あまりにも症状がつらかったり、2〜3日経っても症状が改善されなければ医療機関を受診しましょう。

主な症状としては次のものがあります。

・喉の痛みと腫れ
・手のひらが冷たくなる
・かゆみ
・首の痛み
・目の奥の痛み
・めまい、吐き気
・咳 など

これらの副反応が通常の生活に支障をきたす場合は、市販の解熱鎮痛剤を使用しても問題ありません。

予防接種の副反応について詳しくは関連記事をごらんください。

予防接種のときに生理痛の薬を飲んでもいい?

インフルエンザ予防接種のときに、生理痛を和らげるために鎮痛薬を飲んでも問題はありません。

ただし、インフルエンザに感染したときは飲むことのできない薬があるため注意が必要です。

インフルエンザを発症しているときの解熱鎮痛薬としては、アセトアミノフェンやイブプロフェンを推奨しますが、アスピリンなどの成分は合併症などを起こすおそれがあるため使用できません。また、ロキソニンに代表されるロキソプロフェンナトリウムは、医師によって使用しない場合もあるため医師・薬剤師の指示に従いましょう。

インフルエンザのときに使える生理痛の薬について詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

生理中であってもインフルエンザ予防接種を受けて問題ありませんが、予防接種を受けた後に体調が悪くなった場合は、副反応の可能性もあるので体調の変化には注意しましょう。気になる症状があるときは早めに医療機関に相談しましょう。