生理がくると体にも不調が出たり、感情の波が激しくなったり何かと憂鬱な気分になりますよね。その中でも、とくにつらいのが生理痛の症状です。
生理痛の原因はさまざまですが、NG項目を避けることにより、生理痛が和らぐことがあります。
カフェインを控えることにより、生理痛が和らぐこともあります。
そんな辛い生理にならないためにも、意外に知らない生理中のNG項目と生理痛緩和対策を心得ておきましょう。
生理痛は半数以上の女性が対策無し?!
生理痛に悩む女性への調査によると、痛みを我慢するだけで特に対策も何もしない人の割合は半数以上いるようです。
痛みに耐えるだけのストレスは自律神経を悪化させて、生理痛だけでなく色々な悪い症状を起こしてしまいます。
ストレスを解消すれば、ホルモンのバランスがよくなり、生理痛の解消にもなるのです。
現代の女性は昔に比べて、一生に経験する生理の回数が数倍になっています。
初経年齢の低下、出産の数の減少、高齢出産の増加、閉経年齢の上昇などが考えられるといわれています。
生理回数の分だけ生理痛に悩まされることも増えてきてしまいます。
生理痛の原因となっているのはプロスタグランジンという物質です。
生理が起こった時に子宮内の膜が剥がれ、その時に痛みなどの炎症を発生させるのがプロスタグランジンです。
その発生率が高いほど生理痛がひどい状態になってしまいます。
カフェインの摂り過ぎに注意
コーヒー、紅茶、ジュースなどに大量に含まれるカフェイン。
カフェインを大量に取りすぎると生理中にかかわらずですが、体によくない影響を与えることをご存知でしょうか。
カフェインは、神経を刺激して情緒不安定を悪化させ、血管を収縮させて血の巡りを悪くしてしまう作用があります。そのため、出血がスムーズに行われなくなります。
その結果、生理の痛みの原因となるプロスタグランジンがいつまでも子宮にとどまることになり、生理痛を悪化させてしまう可能性があります。
また、カフェインには利尿作用があり、体の水分が出ていってしまうため、生理中にはあまりおすすめできません。
生理中におすすめの飲み物は、体を温め血流を良くするノンカフェインのハーブティーです。とくにカモミールには鎮静作用があるといわれています。
知っておきたい注意すべきこと!
甘いものに気を付ける
甘いものは血糖値を上昇させて気持ちを高揚させますが、感情が高ぶりイライラや情緒不安定の原因にもなります。
その後、落ち込みやすくなってしまいます。ケーキ、チョコレートなど要注意です。
冷たいものは飲まない
冷えにつながるので、なるべく暖かい飲み物を飲むようにする。腹巻などをしたり、湯船にしっかりつかって体を温めましょう。
特に生理中は経血を排泄していくことで、冷えやすくなっており、普段よりも温める必要があります。
全身を温める事で、代謝と血流を促進させ、生理痛緩和にもつながります。
タイトな格好はしない
タイトすぎる服装や締め付けのきつい下着は血行を悪くし、極度なミニスカートなどは体を冷やしてしまいます。
ゆったりとした格好をして血行をよくすることを頭に入れて服装を選びましょう。
喫煙はしない
喫煙すると体の毛細血管が収縮し、血行の悪さや冷えにつながってしまいます。
生理時はホルモンバランスの乱れやすいので余計肌荒れしやすくなってしまいます。
さいごに
生理痛に悩まされないための対策は様々あります。
カフェインは生理中にはおすすめできないとご紹介しましたが、どうしてもコーヒーが飲みたいという人はカフェインレスのコーヒーなどもあります。
ストレッチなどで血行を良くしたり、生理痛に効果があるといわれている豆製品や穀物などを摂取するようにしましょう。