コンビニの食べ物で便秘は解消できる?

便秘には大きくわけて2種類があります。病院の受診が必要な「器質性便秘」と、自分で対処できる場合がある「機能性便秘」です。

一つ目の器質性便秘は、腸などの病気や腸の形の異常などが原因で起こる便秘のため、医師による根本的な治療が必要になります。

二つ目の機能性便秘は、腸の動きの異常による慢性的な便秘です。機能性便秘は、食事の改善などで自分で対処できる場合があります。

コンビニを活用できるのは機能性便秘

コンビニにはさまざまな種類の食べ物や飲み物が販売されています。そのなかには便秘におすすめの食べ物や飲み物があります。

食事の改善は、薬のように便秘を「すぐに」「必ず」解消できるわけではありませんが、改善につながることが期待できます。

便秘におすすめの成分

便秘におすすめの食べ物や飲み物を選ぶ時は、含まれる成分に注目します。

便秘に改善が期待できる成分には、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などがあります。

食物繊維

食物繊維は、消化管では消化されず大腸まで達する成分です。

食物繊維は便の体積を増やし、腸を刺激する働きがあるため、食物繊維をとることで便が出やすくなります。

食物繊維を多く含む食品としてはトマトなどの緑黄色野菜やきくらげ、大豆、ひじき、切り干し大根などがあげられます。

乳酸菌・ビフィズス菌

乳酸菌やビフィズス菌は、人体に有益な菌であるため「善玉菌」とも呼ばれます。

乳酸菌やビフィズス菌には、便秘を悪化させる「悪玉菌」の繁殖をおさえる働きがあります。

腸内の悪玉菌の繁殖がおさえられると、善玉菌の数が増えて腸内環境が整っていきます。

善玉菌は腸の動きを活発にするため、排便がうながされ便秘の解消につながります。

乳酸菌やビフィズス菌を多く含む代表的な食べ物は、ヨーグルトや乳酸菌飲料、チーズ、漬物などの発酵食品などです。

オリゴ糖

オリゴ糖には、「ビフィズス菌」など善玉菌の栄養源となり、それらを増やす働きがあります。

善玉菌には腸の動きを活発にする働きがあります。

オリゴ糖をとることで、ビフィズス菌などの善玉菌の活動を促進し、便秘に改善につながります。

オリゴ糖にはいくつかの種類があり、砂糖を原料とした「フラクトオリゴ糖」や、大豆から取れる「大豆オリゴ糖」などがあります。

コンビニで買える!便秘におすすめの食べ物・飲み物

コンビニは豊富な品揃えで、さまざまな種類の食べ物や飲み物があります。

そして、便秘におすすめの成分である食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などを含んだものもコンビニで揃えることができます。

サラダ各種・カット野菜

コンビニにはさまざまな野菜が入ったサラダや、生のカット野菜があります。

野菜には食物繊維が豊富に含まれています。

コンビニで買えるサラダには、緑黄色野菜のサラダだけでなく、たけのこやひじきのが入ったサラダなどもあります。

また、大豆の入った食品であればオリゴ糖をとることもできます。 

生で食べても調理をして食べても食物繊維をとることができますが、加熱することで野菜のカサを減らすことができるため、食物繊維の量を多く取ることができます。

お茶

お茶にも食物繊維が含まれています。また、ビタミンやミネラルなども含まれているため、腸内環境の改善につながり、より効果的です。

コンビニにある緑茶や紅茶は、ペットボトルやティーバッグなどで売られています。

ヨーグルト

ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれています。

コンビニには、プレーンヨーグルトやフルーツの入ったヨーグルト、飲むヨーグルトなどさまざまな種類のヨーグルトがあります。

乳酸菌やビフィズス菌含んだヨーグルトであれば、どれも便秘の改善効果が期待できます。自分の好みで選んで問題ありません。

たとえば、自分なりにアレンジして食べたい人はプレーンヨーグルト、フルーツと一緒に食べたい人はフルーツヨーグルト、もっと手軽に乳酸菌やビフィズス菌をとりたいという人は飲むヨーグルトを選ぶと良いでしょう。

フルーツ・お菓子・砂糖類

フルーツやお菓子、砂糖類にはオリゴ糖およびオリゴ糖の仲間(ショ糖・麦芽糖・乳糖)を含むものが多くあります。

たとえばコーヒーシュガーやあめ玉にはショ糖、ミルクチョコレートやアイスクリームには乳糖が含まれており、どれもビフィズス菌などの働きを助けます。

ただし、取りすぎると血糖値の上昇を招き、中性脂肪や悪玉コレステロール値を上げる作用もあります。かえって便秘が悪化する場合もあるので注意しましょう。

最近はフルーツを扱っているコンビニが増えているため、フルーツも手軽に購入できます。フルーツには水溶性の食物繊維も含まれているため、より効果的です。

コンビニに行く前に知っておきたい注意点

コンビニで食品を購入する前に、以下の3点に注意しましょう。

便秘を必ず「解消」できるとは限らない

食物繊維や乳酸菌などの成分は、たしかに便秘に効果がありますが、必ずしも「食べれば解消できる」とは言えません。

便秘の原因は人それぞれで、便秘に効く成分をとることは、あくまで対処方法の一つです。

即効性があるとはいい切れない

紹介した食品が、便秘に対して即効性があるとはいい切れません。

また、「便秘に効く成分をできるだけ多くとれば早く治る」ということでもありません。

無理のない範囲で摂取し、少しずつ便秘を改善していきましょう。

「医薬品」は薬局へ

コンビニには、薬剤師でなくても売ることができる「指定医薬部外品」がありますが、こちらは医薬品ではありません。

医薬品を取り扱っているコンビニもありますが、便秘に効く医薬品を探す場合は、薬局にいる薬剤師に相談しましょう。

薬剤師に相談することで、自分の体質にあった医薬品が見つかります。

おわりに

コンビニで買える、便秘におすすめの食品を紹介しました。

近くにコンビニがあれば、今日からでも試してみてはいかがでしょうか。

コンビニを上手に利用しながら、便秘を改善していきましょう。