子供が水虫に?子供でもなる水虫の症状や治療法と予防・対策法を紹介

子供・赤ちゃんが水虫になる原因と、水虫の症状について足・手・爪などの部位ごとに徹底解説。子供が水虫になったときに何科を受診した方がよいのかについても説明します。子供の水虫がどこからうつるのかについても言及。そして、子供の水虫の治療法や予防・対策法もあわせて紹介します。

水虫は性別・大人・子供・年齢に関係なく発症する病気です。

足がかゆい・足の皮がむける・足の裏がかたくなるといった水虫が疑われる症状が子供に現れたとき、どうすればいいのでしょうか。

この記事では、子供が水虫になる原因と大人の症状との違い、そして何科を受診するべきかについて解説します。

あわせて水虫から子供を守るための予防・対策も紹介します。

子供の水虫の原因は?

水虫は正式には「白癬(はくせん)」と呼ばれる皮膚の病気です。

水虫の原因は虫ではなく、「白癬菌(はくせんきん)」というカビ菌の一種が皮膚の角質層に寄生することによって水虫になります。

白癬菌は高温多湿なところで繁殖しやすい特徴があるため、靴で蒸れやすい足がよく水虫になります。

水虫が子供に増えた理由

近年、子供に水虫が増えている理由の一つとして、子供が裸足で過ごす時間が少なくなったことがあげられます。

空き地・公園・雑木林・芝生などの外で遊べるスペースが少なくなったことにより、子供が裸足でいる時間が昔と比べると少なくなっています。

結果として、大人のように靴や靴下を履いたままでいる時間が長くなり、足が蒸れて熱っぽい状態が続きやすくなっているため、子供の足も水虫になりやすい状態になっているのです。

子供の水虫の症状は?

水虫の症状は、大人も子供もほとんど同じです。水虫ができる部位によって症状が異なる場合があります。

水虫の症状は手やお尻など全身どこにでも現れますが、特に白癬菌は高温多湿の環境を好むため、靴や靴下を履いて蒸れている足に水虫が発症することが多い傾向があります。

水虫が発症する体の部位や症状は次のようなものがあります。

足の水虫

足の水虫は足白癬(あしはくせん)といい、以下のような症状が現れます。

・赤い湿疹
・小さい水ぶくれができる
・足の指の間が赤みを帯びてふやけている
・皮がむける
・かゆみがある

ほとんどの水虫は暖かい時期に症状が現れ、気温が涼しくなるにつれて症状がおさまっていきます。

中には季節による症状の変化がない水虫もありますが、とても稀です。

季節による変化がみられない水虫では、足の裏やかかとなどが硬くなり、爪の水虫を合併していることが多いことが特徴です。

爪の水虫

爪の水虫は爪白癬(つめはくせん)といいます。

足の爪が変形する・厚くなる・色が白や黄色に濁るといった症状が現れますが、痛みやかゆみを感じることはほとんどありません。

しかし、症状が進行すると爪が変形して歩くときに痛みが生じることがあるので、放置せずに病院に行くことをおすすめします。

頭の水虫

頭の水虫は頭部白癬(とうぶはくせん)または「しらくも」といい、7歳未満の子供によくみられます。

主な症状は、皮膚のカサカサや紅斑などがみられますが、菌が毛根部深くまで入ることにより髪の毛が楕円形に抜けたり、頭皮の表面にフケのような細かいクズが出たりすることがあります。

かゆみなどの自覚症状はありません。円形脱毛症やフケ症と間違えやすいため、注意が必要です。

陰部の水虫

陰部の水虫は股部白癬(こぶはくせん)または「いんきんたむし」といいます。

男性は陰嚢と大腿部の間が蒸れやすいため、女性よりも股部白癬になりやすい傾向があります。

股部白癬になると、太ももの付け根が赤くカサカサとして、かゆみをともないます。

手の水虫

手の水虫は手白癬(てはくせん)といいます。

手白癬は滅多にみられませんが、手の皮が白っぽくなり、カサカサしてむけているような場合は手白癬のおそれがあります。

主な症状は他の部位の水虫とほとんど同じで、皮膚が赤くなる・カサカサする・かゆみ・水ぶくれなどがあります。

子供の水虫は何科でみてもらえばいいの?

子供に水虫と疑われる症状が出たら、まず皮膚科を受診しましょう。

子供の皮膚はデリケートで、かぶれや湿疹・発疹・水泡などが起こる皮膚のトラブルや病気になりやすいです。

水虫だと思っていても違う病気だったり、水虫でもかゆみがなかったりする場合もあるので、まずは皮膚科の専門医の診断を受けましょう。

皮膚科の検査

水虫の診断はその場で検査が行われ、早ければ数分で結果がわかります。

水虫かどうかの確定診断は、症状が現れている部分の皮膚を採取して顕微鏡を使い、医師が目視で菌の有無を確認します。

症状があっても白癬菌が見つからなければ水虫とは診断されません。

なお、検査の前に水虫の市販薬などの薬を塗ってしまうと水虫の正確な診断ができなくなるため、皮膚科の受診前には薬を塗らないようにしましょう。

水虫の治療法は?

水虫(白癬)と診断された場合は、軟膏やクリーム剤などの塗り薬で治療します。

爪の水虫だった場合、大人は飲み薬で治療することがありますが、子供の場合は副作用が出やすいため塗り薬での治療がメインとなります。

なお、治療を始めて症状が無くなったとしても、白癬菌は角質内に残っていることが多いので、症状がおさまっても医師と相談しながら最低3~4ヶ月は治療を続けましょう。

子供に水虫の市販薬は使える?

水疱(水ぶくれ)やかゆみなど水虫の特徴的な症状は、他の皮膚疾患にもよくみられます。

そのため、素人には区別が難しく、自己判断で市販薬を使うことは症状が悪化するなどのリスクをともないます。

また、市販薬の中には肌がかぶれる成分が含まれていることもあるため、肌が敏感な子供はかぶれやすくなります。

子供の水虫が疑われる場合は、まずは病院を受診することをおすすめします。

子供の水虫にオロナインは使える?

オロナイン軟膏は年齢の制限がないため、子供の水虫にも問題なく使用できます。

ただし、じゅくじゅくした症状の「小水疱型」の水虫に使用すると、症状が悪化したり副作用が起こりやすくなるため、使用は控えてください。

水虫へのオロナイン軟膏の効果について、詳しくは関連記事をごらんください。

水虫はどこからうつる?

水虫の原因となる白癬菌は、靴や靴下だけでなく、水虫になっている人からはがれ落ちた皮膚にも多く存在しています。

水虫になると皮膚がカサカサになりポロポロとはがれ落ちやすくなります。

はがれ落ちた皮膚には白癬菌がたくさん存在しているので、皮膚に触れる・踏むなどで接触すると白癬菌に感染しやすくなります。

家庭内の感染経路

家庭内に水虫の人がいる場合、畳・床・足ふきマット・スリッパなどいたるところにはがれ落ちた皮膚がついています。

足の水虫の感染経路は家庭内感染が大部分を占めるため、注意が必要です。

そのほかの感染経路

銭湯やプールなどの公共施設では、更衣室の床や足ふきマット・トイレのサンダルなどを日常的に不特定多数の人が利用しています。

中には水虫の人もいることがあるため、気づかないうちに白癬菌を踏んだり触ったりしてしまうおそれがあります。

水虫は予防・対策できる

現代の生活において水虫を100%予防・対策することは困難ですが、日常生活のちょっとした心がけで水虫を予防・対策することができます。

家庭でできる水虫の予防・対策

水虫の予防・対策に大切なことは、清潔な環境と乾燥です。

水虫の原因となる白癬菌は乾燥に弱く、皮膚に付着してから感染が成立するまで最低でも24時間程度かかります。

皮膚に付着した白癬菌は石鹸で洗い流すことができるので、毎日お風呂に入るなど、普段から足や体を清潔に保ちましょう。

ほかに身近にできる水虫の予防・対策としては次のようなものがあります。

・スリッパやサンダル、足ふきマットの共用は避けてこまめに洗う
・靴はこまめに洗い、中までしっかりと乾燥させる
・靴は2~3足をローテーションして履く
・お風呂から上がる前にシャワーを浴びる
・入浴後は指の間もしっかりと拭く
・水虫の人とは素足で触れ合わない
・畳や床をこまめに掃除して清潔に保つ

家庭内に水虫の方がいる場合

家庭内に水虫の方がいる場合は、感染が広がるおそれがあるので、水虫になっている方の治療を最優先しましょう。

市販薬を使用するのではなく、皮膚科を受診して水虫の確定診断を受けてから処方薬を使用することが治療の近道です。

まずは皮膚科を受診して検査を行いましょう。

おわりに

水虫はお風呂場やプールなどの公共施設からうつりやすい病気です。

しかし、水虫の人と一緒にお風呂やプールに入ったからといって、必ずしも水虫がうつるわけではありません。

家族や友人など、ほか人とのコミュニケーションは子供にとって大切です。

水虫がうつることを過度に気にしてコミュニケーションの場を狭めるのではなく、日常的なケアで水虫から子供を守ってあげましょう。

水虫(みずむし)のお役立ち情報

水虫(みずむし)に関連するQA

ピックアップ特集