カミソリの肌への刺激によって、かゆみや湿疹・蕁麻疹など皮膚が炎症を起こすことを「カミソリ負け」と呼びます。

肌を保護しながら正しくカミソリを使用すればカミソリ負けを防ぐことができますが、もしカミソリ負けになってしまった場合は、「オロナインH軟膏」が有効といわれています。

この記事ではオロナインH軟膏のカミソリ負けへの効果を詳しく解説します。

カミソリ負けの症状や、正しいムダ毛処理の方法などについては関連記事をごらんください。

オロナインはカミソリ負けに使える?

オロナインH軟膏の添付文書では、以下の効能・効果が記載されています。

効能・効果
にきび,吹出物,はたけ,火傷(かるいもの),ひび,しもやけ,あかぎれ,きず,水虫(じゅくじゅくしていないもの),たむし,いんきん,しらくも

オロナインH軟膏 添付文書

効能・効果にカミソリ負けは含まれていませんが、「きず」の中にカミソリ負けが含まれていると考えられ、カミソリ負けにオロナインを使用しても問題ないといえます。

ただし、カミソリ負けによってただれやかぶれなどの湿疹が起こっている場合は使用を控えましょう。

オロナインの効果は「殺菌」

有効成分である「クロルヘキシジングルコン酸塩」が殺菌作用を示し、傷口に細菌が入るのを防ぐことで化膿を防ぎます。

皮膚や毛穴についた目に見えない傷がかゆみや炎症の原因となっている場合は、クロルヘキシジングルコン酸塩が効果的です。

また、傷のついた毛穴に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が入り込むことによって起こる軽度の「毛嚢炎」にも効果的です。黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌を殺菌し、炎症などの症状を緩和してくれます。

殺菌以外に期待できる役割

添加物として配合されている「グリセリン」「オリブ油」「ワセリン」などが皮膚の表面を保護し、水分を保つためカミソリ負けによる肌の乾燥を緩和します。

オロナインでかゆみ止めはできない

オロナインの成分にかゆみを止める成分は配合されていないため、かゆみを止める目的でオロナインを使用しても効果はありません。

しかし、乾燥からくるかゆみの場合は配合されているグリセリンやワセリンなどの働きにより、かゆみが緩和されることもあります。

オロナインでのカミソリ負けケアの手順

カミソリ負けにオロナインを使用する場合は、以下の手順でケアしましょう。

オロナインには使用部位の指定がないため、デリケートゾーン・脇・顔・足のどの部分でも使用できます。

かゆみがある場合は患部を冷やす

かゆみを感じる場合は、水や清潔なタオルなどで患部を冷やしましょう。かゆみが緩和され、かきむしることでカミソリ負けが悪化するのを防ぐことができます。

ただし、蕁麻疹の場合はまれに症状がひどくなることがあるためこまめに患部を確認しながら冷やし、少しでも異変を感じたら冷やすのを中止してください。

清潔な手で患部にオロナインを塗る

清潔にした手で、オロナインを適量塗ります。

現在オロナインにはビンタイプとチューブタイプの2種類がありますが、配合されている成分に変わりはありません。家庭に常備しておく場合にはビンタイプ、鞄などに入れて持ち歩きたい場合はチューブタイプがおすすめです。

オロナインH軟膏 100g

オロナイン以外の市販薬は?

オロナインH軟膏以外にも、カミソリ負けに効果のある市販薬があります。ただし、症状に改善が見られない場合や少しでも悪化した場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。

メンソレータムヒリプロ

メンソレータムヒリプロは、カミソリ負けに特化した塗り薬です。

5つの有効成分が、カミソリ負けの症状に効果を発揮します。また、清涼感のある塗り心地でかゆみを緩和します。

■リドカイン:肌のひりつきを緩和する
■グリチルリチン酸二カリウム:赤み、ぶつぶつをおさえる
■イソプロピルメチルフェノール:殺菌作用で雑菌の繁殖をふせぐ
■トコフェロール酢酸エステル:傷の治りを促進する
■ジフェンヒドラミン:かゆみなどの原因である「ヒスタミン」を抑制する

この他にも、カミソリ負けのさまざまな症状に効果的な市販薬があります。詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

カミソリ負けはさまざまな原因によって引き起こされますが、正しい処置で予防することができます。

デリケートな肌を傷つけないためにも、正しい知識を身につけて綺麗な肌を保ちましょう。