腰や足の痛み・しびれは坐骨神経痛かも?!
腰やお尻、脚などの下半身に痛みやしびれがある場合、それは「坐骨神経痛」かもしれません。
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫・刺激されることで痛みやしびれを起こす状態のことです。
腰痛と併発することが大変多く、痛みがあるだけでなく麻痺やしびれによって歩行障害があらわれることもあります。
坐骨神経痛は放置しても治ることはないため、適切な対処をする必要があります。
病院は主に整形外科で診察を行っており、薬物による痛みの緩和治療や神経ブロック療法などを受けることができます。
しかし病院に行く時間がない場合やしばらく自宅で様子をみたい場合などは、市販薬を使用して痛みを軽減することもひとつの方法です。
市販薬で痛みを取り除きつつ腰痛などの原因を解消すれば、坐骨神経痛の症状も改善することができるでしょう。
坐骨神経痛の症状チェック!
以下のような症状がある場合は坐骨神経痛かもしれません。
・いつもお尻に鈍い痛みや痺れがある
・座る、または横になると下半身が痛む
・腰を動かすと足の痛みが増す
・体をかがめると下半身が痛む
・痛みや痺れだけでなく、チリチリジリジリと焼けるような痛みがある
坐骨神経痛は下半身全体が痛むこともあれば、足の一部だけが痛むこともあります。
下半身の痛みやしびれが慢性化している場合は坐骨神経痛の可能性が高いため、適切な対処を行いましょう。
坐骨神経痛の原因は?
■ヘルニアなどによる腰痛
腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で、下半身に痛みやしびれなどが起こることがあります。
特に若い人の坐骨神経痛の原因はこの腰痛が最も多く、ぎっくり腰を起こしやすい人などは注意が必要です。
■加齢による腰の脊柱管の狭窄
年齢とともに腰の脊柱管(神経が走っている骨の隙間)が狭くなることで神経が圧迫され、痛みが発生することがあります。
50代以上の坐骨神経痛はこの腰部脊柱管狭窄が原因であることが多いといわれています。
■その他の外傷や生活習慣
スポーツ時の怪我で神経が圧迫されて痛みが起こることもあります。
また、寝る体制が不自然であったり、座る姿勢が原因で神経が圧迫されることもあります。
坐骨神経痛におすすめの市販薬5選!痛み止めの薬は?
坐骨神経痛の痛みの緩和や、患部の回復を助ける作用のある市販薬を紹介していきます。
すぐに痛みを抑えたいときの市販薬は?
坐骨神経痛に対しては整形外科などの病院でも、まず痛みを止める薬を処方することがほとんどです。
痛みが酷くて歩くことが難しい場合やよく眠れないような場合には、まずは痛みを抑える薬を使用しましょう。
神経や骨を健康に保ち痛みを改善する市販薬3選!
坐骨神経痛は神経が圧迫されたり傷ついたりして痛みが発生するため、血流を促成分や組織の回復に有効な成分を含む薬を服用すると良いでしょう。
患部の血流促進や組織の回復を助ける効果のある市販薬を紹介していきます。
【第3類医薬品】グルココンEXプラス錠
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軟骨を健康に保つ成分であるコンドロイチンが配合された市販薬です。
コンドロイチンの他にも、血液循環を改善するビタミンEや、神経組織の新陳代謝を促進するチアミン硝化物やピリドキシン塩酸塩も配合されています。
軟骨や神経の健康を助け、坐骨神経痛の症状を緩和する効果が期待できます。
坐骨神経痛を改善する漢方薬6選を紹介!
坐骨神経痛は血行不良や冷えなどが原因のひとつになっていることもあるため、漢方薬を服用して体質を改善することで症状が改善することがあります。
漢方薬の中には体質改善だけでなく痛みを緩和する作用のあるものもあるため、痛みを軽減する効果も期待できます。
【第2類医薬品】心龍 2g×90
坐骨神経痛などの神経痛や関節炎に効果がある漢方薬です。
貧血を改善するトウキや鎮痛作用のあるトウニンなど18種類の生薬が配合されています。
腰から内またにかけての痛みや夕方にかけて重くなるような痛みに効果が期待できます。
坐骨神経痛の痛みを緩和する方法は?ストレッチの方法やコルセットを紹介!
坐骨神経痛の痛みを軽減するためのストレッチ方法や、おすすめのコルセット・サポーターなどを紹介していきます。
痛みを緩和するストレッチ方法
筋肉のコリが原因で坐骨神経痛が起こっているような場合は、ストレッチをすると症状が改善することがあります。
そのような場合に筋肉のコリや緊張をほぐす効果のあるストレッチ方法を紹介します。
しかし、ストレッチを行って痛みが増すような場合は無理に動かず、安静にするようにしましょう。
■筋肉の緊張をほぐすストレッチ
①ハンドタオルを1枚用意します。
②仰向けに横になり、片足を上にあげて足の裏にタオルをひっかけ、タオルの端を左右の手で持ちます。
③肩に力が入らないようにしながら、タオルをかけた足をゆっくりと伸ばしましょう。
④このとき、タオルをかけていない方の足の膝を曲げないようにしましょう。
⑤無理に体をひっぱらないようにしつつ、20~40秒を目安にストレッチを行います。
⑥反対の脚も同じように伸ばしてください。
■ストレッチポールを使ったストレッチ
ストレッチポールという用具を使い、坐骨神経痛を予防・改善するストレッチを紹介します。
DABADA(ダバダ) ヨガポール フォームローラー 全6色(パープル)
ストレッチポールを縦に置き、ポールが背中の真ん中にくるように仰向けで横になります。
こうすることで腰や背骨まわり筋肉をほぐし、骨盤や股関節の状態を整える効果があります。
クッションを使おう!
特に坐骨神経痛の痛みがお尻にあらわれている場合、座るときにクッションを使うことで痛みを軽減することができます。
特に円座クッションはお尻への負担を軽減し、坐骨神経痛の痛みを緩和して症状の進行を抑える効果が期待できます。
【低反発 もっちり円座クッション】【ピンク】 円座クッション ドーナツ ドーナツ型 円座 座布団 クッション 低反発 ドーナツクッション 痔 腰痛 腰痛対策 背筋 背筋矯正 姿勢矯正
低反発素材がお尻を優しくサポートする円座クッションです。
おすすめのコルセット・サポーターは?
特にぎっくり腰を起こしやすいような人には、コルセットによる腰まわりの固定が有効です。
腰のすわりが悪く下半身に痛みを感じるような人は、コルセットを使用することで症状が改善することが多いようです。
坐骨神経痛などの痛みを緩和するおすすめのコルセットを紹介します。
ザムスト(ZAMST) 腰 サポーター ZW-3 ゴルフ テニス Mサイズ ブラック 383302
スポーツ用品を扱うザムストから販売されている、腰用サポーターです。
軽く快適なつけ心地で腰回りをサポートし、腰痛を軽減する効果があります。
中山式 腰椎医学 コルセット 標準タイプ Mサイズ 腰回り 70~90cm
伸縮性と通気性の高いメッシュ素材のコルセットです。
ワンタッチで簡単に着脱が可能で、しっかりと腰を支えて安定させる効果があります。
おわりに
安静にしていても痛みがあるつらい坐骨神経痛ですが、痛みを緩和する市販薬も販売されています。
また、コルセットの着用やストレッチにより痛みが軽減することも多いようです。
坐骨神経痛は放置せず適切な対処を行い、しばらく市販薬を服用しても効果がない場合や痛みが激しい場合は速やかに病院を受診するようにしましょう。