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肩こりに効く市販薬(内服薬・外用薬)|おすすめの選び方や対策方法を紹介

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薬剤師監修日:

肩こりを解消する市販薬には内服薬や外用薬(湿布・塗り薬)があります。内服薬は、筋肉をほぐす薬・ビタミン剤・鎮痛剤・漢方薬に、湿布・塗り薬は剤形ごとに分け、それぞれの違いや特徴だけでなく、症状や使用するシーンに応じた選び方を解説します。

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監修薬剤師 :ミナカラ薬局 薬剤師 高橋 伊津美
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編集者 :株式会社ミナカラ ライター 朝比奈 裕介

肩こりの原因・症状・治し方|市販薬で対処できる?

一般的な肩こりは、肩まわりの筋肉が緊張し続けることで硬くなり、血液のめぐりが悪くなることによって起こります。

肩こりの原因|ストレスやデスクワーク、冷えなど

肩まわりの筋肉が緊張する原因については、主に次の5つのケースが考えられます。

・長時間同じ姿勢をとっている(デスクワークなど)
・不自然な姿勢をとっている
・精神的なストレス
・運動不足
・体の冷え など

肩こりからくる症状|頭痛や吐き気、目の疲れ(眼精疲労)など

肩こりが続く場合、肩のこりだけでなく以下のような症状をともなうことがあります。

・頭痛
・目の疲れ(眼精疲労)
・吐き気
・めまい など

肩こりの原因や肩こりからくる症状については、以下の記事で詳しく解説しています。

肩こりの治し方|市販薬で対処できる?

肩こりは市販薬を使うことにより、緩和することができます。

ただし、市販薬の添付文書に記載された日数を過ぎても症状がよくならない、または悪化するような場合は、市販薬の使用をやめ、病院を受診するようにしましょう。何かしらの病気が原因で肩こりが起こっている可能性があります。

肩こりに効く市販薬の種類と選び方|ビタミン剤、漢方薬、痛み止めなど

肩こりに効く市販薬には、内服薬・外用薬(貼り薬(湿布)・塗り薬)があります。それぞれの薬の特徴は以下の通りで、使用するシーンや痛みのある場所、お好みによっていずれかご自身の使いやすい薬をお選びいただけます。

内服薬

・筋肉をほぐす薬、ビタミン剤、鎮痛薬、漢方薬などがあり、症状に合わせて選べる

・飲むだけで済むため、人目を気にせず使える

・湿布や塗り薬が苦手な方に

▶︎内服薬一覧

湿布

・患部に密着することで効果を発揮

・比較的薄く、粘着力が強くはがれにくいテープ剤と、
水分を含み皮膚への刺激が少ないパップ剤に分けられる

・内服薬は胃への負担があるなどの理由で苦手な方に

▶︎湿布一覧

塗り薬

・持ち運びに便利で、細かい部分や広範囲に使える

・いろいろな剤形があり、好みに合わせて選べる

・湿布は一人で貼りにくい、かぶれやすいなどの理由により苦手な方に

▶︎塗り薬一覧

肩こりに効く市販薬|内服薬(筋弛緩成分、ビタミン剤、漢方薬など)

場所を選ばず使える薬がよいという方や貼り薬が苦手な方などにおすすめの内服薬を紹介します。

ただし薬によっては、同じ成分の過剰摂取につながるおそれがあり、他の鎮痛薬(湿布・塗り薬・解熱鎮痛剤など)と併用できない薬もあるため注意が必要です。

  特徴
筋肉をほぐす薬

・肩の筋肉をほぐす

・肩の筋肉のこわばりをとりたい方におすすめ

ビタミン剤

・眠くなる成分を含まない

・他のタイプの肩こりの市販薬と一緒に使える

・目の疲れや疲労をともなう肩こりにおすすめ

鎮痛剤

・肩こりによる痛みに効く

・とにかく痛みが強く、すぐになんとかしたい方におすすめ

漢方薬

・葛根湯:主に身体をあたためることによって肩こりなどの症状を改善する

・独活葛根湯:血流を改善し肩こりなどの症状を改善する

筋肉のこわばりをほぐす薬|筋弛緩成分配合

肩こりは、肩の筋肉が緊張し続けることで起こる血行不良が原因となります。肩・首筋・背部の筋肉の緊張が続くと、肩こりにともなう緊張型の頭痛やふわふわしためまい、吐き気が生じることもあります。

筋肉をほぐす薬は肩やその周辺の筋肉をゆるめることで、肩や首のこりをほぐし、痛みを緩和する効果があります。肩・首筋などの筋肉の痛み・こりにお困りの方におすすめです。

痛み止めの成分が入っているため、成分が重なる他の解熱鎮痛薬・風邪薬・鎮静薬と合わせて使うことはできませんが、筋肉がこり固まった肩こりには、筋肉をほぐす薬が適しています。

コリホグス|15歳から、1日2回まで

クロルゾキサゾンが硬直した筋肉を内側からゆるめ、肩こりをほぐします。また、エテンザミドが肩のつらい痛みをやわらげます。その他にもカフェイン水和物が含まれておりますが、クロルゾキサゾンによって眠くなることがあるため、車の運転など機械の操作はお控えください。

また、他の解熱鎮痛薬・風邪薬・鎮静薬と併用できません。

■効能効果

肩・首筋などの痛みおよびこり、腰痛、背痛、ねんざ、うち身、神経痛・リウマチ性疼痛、四十肩、関節痛、筋炎、腱炎

■有効成分

クロルゾキサゾン、エテンザミド、カフェイン水和物

ドキシン錠|12歳から、1日3回まで

メトカルバモールが筋肉の異常な緊張や凝りをやわらげます。エテンザミドが痛みをおさえ、ビタミンE誘導体の一種であるトコフェロール酢酸エステルが末梢の血流を促進します。加えて、無水カフェインとビタミンB1誘導体のジベンゾイルチアミンが鎮痛作用を助けます。

眠くなることがあるため、車の運転など機械の操作はお控えください。

他の解熱鎮痛薬・風邪薬・鎮静薬と合わせて使うことはできません。

■効能効果

筋肉の異常緊張・けいれん・疼痛をともなう次の諸症:腰痛、肩こり、筋肉痛、四十腰、五十肩、神経痛、寝ちがい、ねんざ、打撲、スポーツ後の筋肉痛、関節痛

■有効成分

メトカルバモール、エテンザミド、無水カフェイン、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE酢酸エステル)、ジベンゾイルチアミン(ビタミンB1誘導体)

コリホグスとドキシン錠どっちがいい?

コリホグスもドキシン錠も配合されている成分が異なり、薬の効き目については個人差が大きいため、効き目について優劣をつけることはできません。

鎮痛成分としてエテンザミドを含む点が共通しておりますが、成人1日の最大服用量(コリホグスは600mg、ドキシン錠は900mg)に違いがあります。

またそれぞれの薬が使える症状も、次のように異なります。

コリホグスが使える症状
肩・首筋などの痛みおよびこり、腰痛、背痛、ねんざ、うち身、神経痛・リウマチ性疼痛、四十肩、関節痛、筋炎、腱炎
ドキシン錠が使える症状

筋肉の異常緊張・けいれん・痛みをともなう次の諸症:
腰痛、肩こり、筋肉痛、四十腰、五十肩、神経痛、寝ちがい、ねんざ、打撲、スポーツ後の筋肉痛、関節痛

肩こり・腰痛・目の疲れ(眼精疲労)を緩和するビタミン剤

血流改善やダメージを受けた末梢神経の修復をサポートすることで肩の痛みを改善するビタミン剤を紹介します。速効性はありませんが、痛み止めや湿布などに合わせて使うこともできます。

肩こりの他にも腰痛・目の疲れなどがある方には、特におすすめです。

アリナエコーEX2|6つの有効成分配合

アリナエコーEX2は、抗疲労成分「フルスルチアミン」などの6つの有効成分が配合された内服薬(ビタミン剤)で、「肩こり」「腰の痛み」「目の疲れ」などの症状にすぐれた効果をあらわします。

また、パントテン酸カルシウムは補酵素(コエンザイムA)となってエネルギーの産生に重要な働きをし、ビタミンEは体のすみずみの血行を促進します。

パウチタイプでかさばらないのも特徴です。

アリナエコーEX2は、抗妊娠・授乳期のビタミンB1・B6・B12の補給にも適しています。ただし、妊娠の経過や体調はそれぞれ異なるため、妊娠中の方はかかりつけの医師に相談してから服用しましょう。

■効能効果

◯次の諸症状の緩和:神経痛、筋肉痛・関節痛(肩・腰・肘・膝痛、肩こり、五十肩など)、手足のしびれ、眼精疲労(慢性的な目の疲れ及びそれに伴う目のかすみ・目の奥の痛み)
「ただし、これらの症状について、1か月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師又は薬剤師に相談すること。」
◯次の場合のビタミンB1B6B12の補給:肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時

■有効成分

フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム、パントテン酸カルシウム、ガンマ-オリザノール

キューピーコーワiプラス|3種のビタミン配合

活性ビタミンB1(ベンフォチアミン)、ビタミンB12(シアノコバラミン)、ビタミンE(トコフェロールコハク酸エステルカルシウム)を含む7種類の有効成分が肩こりや疲れ目の症状を緩和します。

医療機関でも血行促進剤として使用されるヘプロニカートを配合している点は、他の肩こりのビタミン剤にはない最大の特徴です。

妊娠中や妊娠していると思われる方は服用できません。

■効能効果

◯次の諸症状の緩和:眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩こり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、便秘
◯脚気
「ただし、これらの症状について、1か月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師又は薬剤師に相談すること。」
◯次の場合のビタミンB1の補給:肉体疲労時、病中病後の体力低下時

■有効成分

ヘプロニカート、ベンフォチアミン、オキソアミヂン末、L-アスパラギン酸マグネシウム・カリウム、ガンマ−オリザノール、シアノコバラミン(V.B12)、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム

アリナミンEXプラス|4種のビタミン配合

肩こりだけでなく毎日の疲労対策をしたいという方におすすめです。

ビタミンB1誘導体フルスルチアミンの他に、神経の機能維持に関わるビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)・ビタミンB12(シアノコバラミン)、血流を促進するビタミンE(トコフェロールコハク酸エステルカルシウム)など、全部で6種の成分が配合されています。

妊娠・授乳期のビタミンB1・B6・B12の補給にも適しています。ただし、妊娠の経過や体調はそれぞれ異なるため、妊娠中の方はかかりつけの医師に相談してから服用しましょう。

■効能効果

◯次の諸症状の緩和:眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩こり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ
「ただし、これらの症状について、1か月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談すること。」
◯次の場合のビタミンB1・B6・B12の補給:肉体疲労時、病中病後の体力低下時、妊娠・授乳期

■有効成分

フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム、パントテン酸カルシウム、ガンマ−オリザノール

ナボリンS|5種のビタミン配合

ビタミンB1誘導体(フルスルチアミン塩酸塩)、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、活性ビタミンB12(メコバラミン)、天然型ビタミンE(酢酸d-α-トコフェロール)が含まれています。加えてメコバラミンと葉酸が神経修復力をサポートします。

また、妊娠中や授乳中でも服用することができます。 ただし、妊娠の経過や体調はそれぞれ異なるため、妊娠中の方は服用前にかかりつけの医師にご相談いただくと安心です。

■効能効果

次の諸症状の緩和:筋肉痛・関節痛(肩・腰・肘・膝痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、眼精疲労(慢性的な目の疲れ及びそれに伴う目のかすみ・目の奥の痛み)
「ただし、これらの症状について、1か月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師又は薬剤師に相談すること。」

■有効成分

メコバラミン(活性型ビタミンB12)、葉酸、酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)、フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

痛みをおさえる鎮痛剤|痛み止め成分配合

痛みをおさえたい方におすすめの鎮痛剤を紹介します。

ロキソニンS|ロキソプロフェンナトリウム水和物配合

有効成分はロキソプロフェンナトリウム水和物のみで、胃への負担が少ないプロドラッグ製剤です。眠くなる成分は含まれていません。

同じ解熱鎮痛成分が含まれている内服薬や貼り薬との併用は避けてください。

■効能効果

◯頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
◯悪寒・発熱時の解熱

■有効成分

ロキソプロフェンナトリウム水和物

リングルアイビーα200|イブプロフェン配合

イブプロフェンのみが配合されています。OTC医薬品最大量1回イブプロフェン200mgを1日3回まで服用できます(1日最大量600mg)。眠くなる成分は含まれていません。

■効能効果

◯頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛
◯悪寒・発熱時の解熱

■有効成分

イブプロフェン

タイレノールA|アセトアミノフェン配合

解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンのみが含まれた商品です。眠くなる成分は含まれていません。

空腹時でも服用することができます(ただし、かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時をさけて服用してください)。成分が重複する内服薬や貼り薬との併用はできません。

■効能効果

◯頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
◯悪寒・発熱時の解熱

■有効成分

アセトアミノフェン

バファリンA|アスピリン配合

アスピリンが痛みのもとをおさえ、ダイバッファーHTがアスピリンの吸収を助け、胃の粘膜を保護します。眠くなる成分は含まれていません。

成分が重複する内服薬や貼り薬との併用はできません。

■効能効果

◯頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・咽こう痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・捻挫痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛
◯悪寒・発熱時の解熱

■有効成分

アスピリン

肩こりなどの症状を改善する漢方薬

肩こりに効く漢方薬には、葛根湯や独活葛根湯などがあります。

阪本漢法の葛根湯エキス顆粒

阪本漢法の葛根湯エキス顆粒は、主に身体をあたためることによって、肩こりなどの症状を改善していく漢方薬です。

■効能効果

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

■有効成分

葛根湯エキス

ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A

主に身体をあたためることによって、肩こりなどの症状を改善する漢方薬です。2歳から服用できます。

■効能効果

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

■有効成分

葛根湯エキス

シジラック

9つの生薬が炎症をおさえるとともに血流を改善します。肩こりのほか、四十肩や五十肩、寝ちがえの症状をやわらげます。5歳から服用できます。

■効能効果

体力中等度又はやや虚弱なものの次の諸症:四十肩、五十肩、肩こり、寝ちがえ

■有効成分

独活葛根湯エキス

肩こりに効く市販の外用薬|湿布(消炎鎮痛剤配合)

湿布は塗り薬と異なり、服に薬がつきにくく、一度貼るだけで作用が続きます。

湿布に含まれる鎮痛・消炎成分の強さの感じ方には個人差がありますが、効果の目安としてサリチル酸系は比較的鎮痛・消炎効果が穏やかです。鎮痛・消炎成分のなかには、他にも『ジクロフェナクナトリウム』がありますが、貼った部位に日が当たるとかぶれる場合もため注意が必要です。

また湿布は、テープ剤とパップ剤に分けられます。目立たない、はがれにくいなどの理由でテープ剤、肌への負担を考慮、もしくは貼り付けた時のひんやりとした清涼感が好きなどの理由でパップ剤、どちらもお好みでお選びいただけます。

フェイタス5.0|フェルビナク配合

フェルビナクの他に、l-メントールやトコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)が含まれているため、さわやかな清涼感を与えるだけでなく、患部の血行を促進します。
微香性で湿布特有のにおいも少なく、貼ったまま外出する場合にもおすすめです。

1日2回まで使えるため、朝と晩を目安に貼り替えることもできます。

■効能効果

関節痛、筋肉痛、腰痛、腱鞘炎(手・手首・足首の痛みとはれ)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、ねんざ、肩こりに伴う肩の痛み

■有効成分

フェルビナク、l-メントール、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)

サロンパスAe|サリチル酸メチル配合

 

比較的鎮痛・消炎効果が穏やかなサリチル酸メチルの他に、ビタミンE酢酸エステルやl-メントールなどが配合されています。

1日数回使用できるため、こまめに貼り替えたいという方におすすめです。

■効能効果

肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、捻挫、関節痛、骨折痛、しもやけ

■有効成分

サリチル酸メチル、l-メントール、ビタミンE酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフル

ら・サロンパス|サリチル酸グリコール配合

サロンパスAe同様、比較的鎮痛・消炎効果が穏やかなサリチル酸グリコールやl-メントールが配合された湿布です。

薄くやわらかい貼り心地が特徴です。微香性のため、貼ったままでも外出できます。

■効能効果

肩こり,腰痛,筋肉痛,筋肉疲労,打撲,捻挫,関節痛,骨折痛,しもやけ

■有効成分

サリチル酸グリコール、l-メントール

バンテリンコーワパップS|インドメタシン配合

冷感タイプのため、熱をもっている患部に、もしくは冷やすと気持ちがよい使い心地を好む方におすすめです。

インドメタシンが患部に浸透し、痛みと炎症を鎮めていきます。水分を含んだパップ剤のため、皮膚への刺激がテープ剤よりも少ないです。

1日2回まで使用できるため、朝晩で2回貼り替えることもできます。

■効能効果

肩こりに伴う肩の痛み、腰痛、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫

■有効成分

インドメタシン

温感タイプの湿布|患部を温めたい方に

湿布には温感タイプもあり、血行を促進し肩の筋肉のこわばりを改善します。血行不良で長くこり固まったような肩こりのある方や、お風呂で温まると痛みがやわらぐという方は、温感タイプを使用するのもよいでしょう。

ただし温感タイプは、刺激が強くかぶれやすい方もいるため、同じ所には続けて貼らないでください。もしかぶれてしまった場合は、ご使用をお控えください。

また、強い刺激を感じる可能性があるため、入浴の1時間前にははがしてください。入浴後に貼る場合は、30分程経ってからご使用ください。

フェイタス5.0 温感|フェルビナク配合

フェイタス5.0同様、フェルビナクやl-メントール、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)が含まれています。3種の成分に加え、局所刺激作用で血行を促進するノニル酸ワニリルアミドが配合されているため、温感作用があります。
微香性で湿布独特のにおいも少なく、人前でも気になりません。

1日2回まで使えるため、朝と晩を目安に貼り替えることもできます。

■効能効果

関節痛、筋肉痛、腰痛、腱鞘炎(手・手首・足首の痛みとはれ)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、ねんざ、肩こりに伴う肩の痛み

■有効成分

フェルビナク、l-メントール、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)、ノニル酸ワニリルアミド

サロンパス30ホット|サリチル酸グリコール配合

有効成分として、サリチル酸グリコールの他に、l-メントールやビタミンE酢酸エステル、グリチルレチン酸、温感成分トウガラシエキスが配合されています。4種の有効成分が皮膚から吸収され、疲れた筋肉のコリや痛みをほぐします。

柔軟性があり、肌にフィットする素材で、1日数回貼り替えて使うことができます。

■効能効果

肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、捻挫、関節痛、骨折痛、しもやけ

■有効成分

サリチル酸グリコール、l-メントール、ビタミンE酢酸エステル、グリチルレチン酸、トウガラシエキス

ロイヒつぼ膏

ノニル酸ワニリルアミドの温感刺激により患部の血行をよくし、肩こりや腰痛の症状をやわらげる、丸形プラスターの温感タイプの貼り薬です。

ノニル酸ワニリルアミドのほかにも、鎮痛作用をもつサリチル酸メチルなど、全部で6種類の有効成分が配合されています。

■効能効果

肩のこり、腰の痛み、打撲、捻挫、関節痛、筋肉痛、筋肉疲労、しもやけ、骨折痛

■有効成分

サリチル酸メチル、l-メントール、ハッカ油、dl-カンフル、チモール、ノニル酸ワニリルアミド

肩こりに効く市販の外用薬|塗り薬

湿布に比べ塗り薬は、ムレることが少ないという利点があります。また、塗り薬には決まった形・大きさがないため、湿布のように大きさが足りない、関節や首筋に貼りにくいといったことがありません。塗っていても目立たない、外出先にも携帯しやすいというのも、湿布にはない特徴です。

ただし塗り薬は湿布とは異なり、1日のうちに数回塗り直す必要がありますが、軟膏・ゲル・ローションなど様々なタイプを使い心地や使用するシーンに応じてお好みでお選びいただけます。

  特徴
軟膏

・皮膚表面の保護作用が高い

・しっかりした塗り心地を好む方に

ゲル

・乾きが早く、べたつきが少ない

・塗り込む必要がない

ローション

・広い範囲にも楽に塗れる

・さらっとした塗り心地を好む方に

・手指を汚さず、直接患部に塗れる

タイプ別の塗り薬

塗るズッキノン|軟膏タイプ

頭痛を感じた時に、肩から首すじ、耳の裏にかけ筋肉に沿ってすりこむように塗ると効果を発揮します。

サリチル酸メチルが肩の痛みや頭痛を緩和し、l-メントールとユーカリ油が血行を促進しながら筋肉の緊張を和らげます。スーっとした使い心地です。

■効能効果

頭痛、肩のこり、筋肉痛、神経痛、腰痛、歯痛、ロイマチス、関節痛、打撲、ねんざ

■有効成分

サリチル酸メチル、l-メントール、ユーカリ油

ロキソニンSゲル|ゲルタイプ

病院で痛み止めとして処方されることの多いロキソニンと同じ成分が配合されています。

べたつきが少なく、すばやく乾きます。無香料タイプです。

■効能効果

腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫

■有効成分

ロキソプロフェンナトリウム水和物

サロンパスローション|ローションタイプ

サリチル酸グリコールを含む5種類の有効成分が痛みをおさえ、炎症をおさえます。

塗りにくい部位にも楽に塗れるボトルです。1日数回使えるため、痛みを感じた時にこまめに塗れます。

■効能効果

肩こり、腰痛、関節痛、筋肉疲労、筋肉痛、打撲、捻挫、骨折痛、しもやけ

■有効成分

サリチル酸グリコール、ノナン酸バニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、グリチルレチン酸、l-メントール 

市販薬の使用上の注意|治らない場合は病院へ

市販薬を使用する際は、添付文書に記載された使用期間や用法・用量を守りましょう。

使用期間を過ぎても症状がよくならない場合や、肩・首・腕・指先のしびれ、寝ていてもひどい痛みで目が覚めるなどの症状がある場合は、肩こりとは別の病気の可能性もあるため、早めに整形外科や神経内科などを受診してください。

市販薬を上手に使いつつ、肩こりの原因になる姿勢を治したり、適度に肩を動かすなどして肩こりを予防していきましょう。

肩こりの解消・対策方法|デスクワーク中の姿勢に注意する、温めるなど

肩こりの解消・対策方法には、デスクワーク中の姿勢に注意する、患部を温めるなどがあります。

デスクワーク中の姿勢に注意する

肩こりの原因の一つに、悪い姿勢での長時間作業があります。

とくにパソコン作業をするときは、猫背で首が後ろに反った状態での作業を避け、軽くあごを引き背筋を伸ばした姿勢で作業するように心がけましょう。

また長時間作業するときは、定期的に休憩をはさんだり、ストレッチなどをして首周りの筋肉をほぐしてあげたりすることも大切です。

運動を行い筋力低下を防ぐ

運動不足で筋力が衰えることによって、肩こりの原因となる場合があります。

定期的な運動が困難な場合でも、簡単な体操をこまめに行うことは筋力低下を防ぐ効果が期待できます。

患部を温める

体を温めると血液のめぐりが良くなるため、慢性的な肩こりの解消につながります。

ゆっくり時間をかけて湯船で体を温めるほか、カイロや蒸しタオルで肩まわりを温めるのも効果的です。

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美

(経歴)
  • 昭和大学大学院薬学研究科修了
  • 昭和大学薬学部客員講師
  • 株式会社ミナカラ/ ミナカラ薬局
  • 薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
  • 【著書】
  • •現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
  • •現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
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高橋 伊津美 プロフィール画像
編集者

株式会社ミナカラライター朝比奈 裕介

看護師歴10年の経験をいかして、『正確でわかりやすい』医療情報の発信をおこないます。ミナカラのライターとして、ヘルスケアがもっと身近で感動的になる世界をつくっていきます。

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