冬の花粉症の種類と飛散時期は?

花粉症は春の症状というイメージが強くなりますが、花粉症の原因となるアレルギー反応を起こす花粉は一年中飛散しています。

花粉症は春だけではなく、夏・秋・冬と年間を通して発症する可能性があります。

冬に飛散する花粉の種類

冬に飛散する花粉で特に多いのは、ブタクサとイネ科の植物です。夏から秋にかけて飛散のピークを迎え、そのまま冬も花粉が飛散することとなります。

このほか、ごく少量ではありますがスギ花粉が10~11月にかけて飛散することもあります。

地域別・冬の花粉の飛散時期

花粉の飛散は天候の影響を受けるため、地域によって時期が異なります。

冬の花粉症のおもな原因となるブタクサとイネ科の植物の飛散時期を花粉カレンダーでチェックしましょう。

ブタクサ、イネ科ともに北海道ではほとんど飛散がみられません。一方で関東地方は、ブタクサとイネ科どちらの花粉も冬に飛散しています。

つづいて、スギ花粉の飛散時期をチェックしてみましょう。

スギ花粉も北海道を除く地域で飛散していることがわかります。スギ花粉といえば春に飛散するイメージがありますが、11月・12月といった冬の時期も注意が必要です。

冬の花粉症の症状は?

冬の花粉症の症状は、春の花粉症とほとんど変わりません。

喉の症状

体に入り込んだ花粉を追い出すため、咳やくしゃみといった症状が現れることがあります。花粉症にかかると、連続して何度もくしゃみをするのが特徴です。

鼻の症状

花粉に対するアレルギー反応によって鼻粘膜が腫れあがると、鼻づまりを起こします。また、水っぽい鼻汁がでるのも花粉症の特徴です。

目の症状

花粉に対するアレルギー反応によって、目が充血したり、涙目になったりすることがあります。また、目に激しいかゆみを感じる場合もあります。

皮膚の症状

花粉が皮膚に付着すると、肌荒れや湿疹といった症状が現れることがあります。

冬の花粉症と風邪の違いは?

冬の花粉症は、風邪の流行期と重なります。そのため、咳や鼻汁などの原因が、花粉症なのか風邪なのか特定するのが難しいことがあります。

冬の花粉症と風邪の症状の違いには、以下のようなものがあります。あなたの症状はどちらに当てはまるか、チェックしてみましょう。

  花粉症 風邪
症状が出る期間 花粉が飛散している時期
(少なくとも2週間程度)
1週間程度
発熱 ほとんどない 熱が出ることもある
鼻の症状 鼻汁が水っぽいまま 鼻汁の粘度が次第に増す
喉の症状 くしゃみが立て続けに出る くしゃみが続けて出ることは少ない
目の症状 ある ほとんどない

冬の花粉症と風邪を見分ける場合、鼻汁の変化が特に分かりやすいです。また、まれに花粉症と風邪を併発しているケースもあります。

花粉症と風邪の症状の違いについて詳しくは関連記事をごらんください。

冬の花粉症を予防!5つの対策

花粉症対策は、体内に花粉を入れないことが最も重要です。これは、冬に限らずどの季節の花粉症でも同じです。

冬の花粉症を予防・軽減するためにできる身近な対策を紹介します。

マスクや眼鏡を着用する

マスクの着用は、吸い込む花粉を3分の1〜6分の1まで減らすことができます。特に鼻の症状の予防・軽減におすすめです。

マスクの効果を最大限に得るためには、自分にあったサイズのマスクを選択し、使い回しをしないなど正しく使用しましょう。

眼鏡は、目に入る花粉を2分の1~3分の1まで減らすことができます。目の症状の予防や軽減に効果的です。

花粉が付着しにくい素材の服を着る

冬によく着るウールやフリース系の衣類は、花粉が付着しやすいのでなるべく避けましょう。

一方で、ポリエステルをはじめとしたツルツルとした素材の服は、花粉が付着しにくいので花粉症対策としておすすめです。

こまめに部屋を掃除する

換気をすると部屋の中に花粉が入り込んできます。床や家具に花粉が付着した状態を放置していると、家の中でも花粉症の症状が出やすくなるのでこまめに掃除をしましょう。

掃除機をかけ、しっかりと拭き掃除をするほか、空気清浄機のフィルターも定期的に手入れをしてください。

飲酒や喫煙を控える

たばこを吸うと、鼻の粘膜を刺激して症状を悪化させるおそれがあります。

また、アルコール類の摂取は、鼻粘膜をうっ血させるため鼻づまり悪化の原因になります。冬の花粉症シーズンは、喫煙や飲酒をなるべく控えましょう。

帰宅後は花粉を除去する

家の中に花粉を持ち込まないよう、帰宅後はこのような対策を行いましょう。

・玄関で衣類についた花粉を振り払う
・うがいをする

うがいには、喉に付着した花粉を取り除く効果が期待できます。手洗いも一緒に行うことで、花粉症だけではなく風邪予防にもなるので、帰宅時の習慣にしてください。

冬の花粉症に市販薬を活用しよう

市販薬には花粉症の症状を和らげるものがあります。インターネット通販で購入できるものもあるので、活用するのもひとつの手です。

鼻や喉の症状におすすめの市販薬

ザジテンAL鼻炎カプセル 10CP(第2類医薬品)

1日2回飲めば、くしゃみや鼻の症状に効果を発揮します。小型のカプセルで飲みやすい点も特徴です。

アレジオン20 6錠 医療用とアレジオンと同成分配合 (第2類医薬品) ※セルフメディケーション税制対象

就寝前に飲めば、1日効果が持続します。眠くなりにくいのも特徴的です。花粉の飛散が予測されている日や症状が軽い日に早めに飲むことで、より効果を実感できます。

目の症状におすすめの市販薬

アイフリーコーワAL 10ML(第2類医薬品)

花粉症をはじめとした、アレルギー専用の目薬です。メントールのような刺激が強い成分が入っていないので、優しい刺し心地です。

ロートアルガードクリアブロックEXa 13mL 目のかゆみに効く市販の目薬(第2類医薬品)

炎症をともなうかゆみや目の充血に効果を発揮します。ほかの目薬を2日間使用しても効果が得られなかった人には、特におすすめです。こちらは爽快感がある刺し心地が特徴となっています。

まとめ

花粉症対策をしても変化が実感できない場合は、医療機関を受診しましょう。

鼻や喉の症状が気になる場合は耳鼻咽喉科、目の症状が気になる場合は眼科を受診してください。

花粉症を放置していると、さまざまな不調が現れて生活面にも影響が出るおそれがあります。早めの対処を心がけましょう!