クリームタイプの水虫薬の特徴

市販の水虫薬にはクリームタイプや軟膏タイプ、液体タイプなど、さまざまな剤形の薬があります。クリームタイプは伸びがよく、広範囲に塗りやすいタイプの薬となります。

クリームタイプの水虫薬に適した症状

メリット デメリット 症状

・伸びが良く広範囲に塗りやすい

・薬の浸透性がよい

・軟膏よりも塗布後のべとつきが少ない

・軟膏に比べると刺激が出る場合がある

・指の間

・足の裏

・ジュクジュクした水虫

クリームタイプは伸びが良く、広範囲に塗りやすいのが特徴です。足の指の間などの、薬が溜まりやすい部位にも薬をしっかりと伸ばして塗布しやすいのがメリットです。

また、薬の浸透性が良いため、足の裏やかかとなどの皮膚が硬くなった部位にも適した薬です。

ただし、軟膏タイプに比べると刺激が出る場合があるため、強い炎症がある部位や傷口にはあまりおすすめできません。

市販の水虫薬に含まれる成分と効果

同じクリームタイプの水虫薬でも、商品によって含まれる成分は異なります。ご自身の症状に合わせて適した薬を選びましょう。

抗真菌成分

水虫の治療薬には、水虫の原因となる白癬菌に効果のある「抗真菌成分」が必ず配合されています。市販薬に含まれる抗真菌成分と、同じ成分を配合する処方薬をまとめました。

抗真菌成分 同成分の処方薬

ラノコナゾール

アスタット

ブテナフィン塩酸塩

メンタックス

テルビナフィン塩酸塩

テビナシール

アモロルフィン塩酸塩

ペキロン

これらの抗真菌成分は、高い殺菌力と浸透性をもち、人の肌への刺激も少ないため、現在では主流となっています。水虫で処方薬を使用していたことがある方は、同じ成分の市販薬を選ぶのもよいでしょう。

補助成分

市販されている水虫薬には、抗真菌成分の他にもさまざまな成分が配合されています。

かゆみをおさえる成分

 

抗ヒスタミン成分

クロルフェニラミン塩酸塩

ジフェンヒドラミン塩酸塩

局所麻酔成分 ジブカイン塩酸塩 リドカイン

鎮痒成分

クロタミトン

殺菌消毒成分

 

イソプロピルメチルフェノール

ベンザルコニウム塩化物

抗炎症成分

 

グリチルレチン酸類

水虫にかゆみ症状がある場合は抗ヒスタミン成分や局所麻酔成分、鎮痒成分が配合されている薬を、炎症が起きている場合は抗炎症成分が配合されている薬を選びましょう。

また、水虫のにおいが気になる方は殺菌消毒成分が配合されている薬を選びましょう。においの原因となる雑菌を消毒する効果があります。

おすすめの水虫市販薬:クリームタイプ

クリームタイプの薬剤師おすすめ市販薬をご紹介します。それぞれ配合されている成分が異なるため、自分の症状に照らし合わせて薬を選択しましょう。

 

【2020年新発売】 ハイミズムシール

抗真菌成分 その他の有効成分 特徴

テルビナフィン塩酸塩

・グリチルレチン酸

・イソプロピルメチルフェノール

・ジフェンヒドラミン塩酸塩

・かゆみに効く

・においに効く
・炎症に効く
・日本初!購入後に薬剤師に相談可

ハイミズムシールは薬剤師によって開発されたクリームタイプの水虫薬です。

抗真菌成分であるテルビナフィン塩酸塩、雑菌の繁殖を抑制するための殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノールを配合しています。

かゆみ止め成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩も含まれるため、かゆみの症状がある場合にも対応。グリチルレチン酸によりただれて炎症が起きているような患部にも対応できます。

5gと10gの2つの規格があり、試し使いにも便利です。

また、商品に添付してあるQRコードを読み取ることで無料で薬剤師へ相談ができるため、「症状がおさまらなくて心配」「使い方は合ってる?」などのお悩みにも安心してご使用いただけます。

※当社調べ

 

ピロエースZクリーム

抗真菌成分 その他成分 メリット
ラノコナゾール

・イソプロピルメチルフェノール

・クロタミトン

・グリチルレチン酸

・l-メントール

・かゆみに効く

・においに効く

・炎症に効く

・清涼感のある使い心地

ピロエースZクリームに含まれる成分の中には抗炎症成分やかゆみ止め、殺菌成分があり、水虫症状に全般的に対応しています。l-メントールが含まれているため、清涼感をお求めの方におすすめです。皮膚が固まった患部にも成分が浸透し、効果的です。

 

抗真菌成分 その他成分 剤形 メリット

ブテナフィン塩酸塩

・塩酸リドカイン

・dl-カンフル

クリーム ・強いかゆみに効く

ラマストンMX2は抗真菌成分としてブテナフィン塩酸塩を配合。さらにかゆみ止め成分として塩酸リドカイン、dl-カンフルの2種が含まれているため、かゆみが強く掻きむしってしまうような水虫に適しています。

 

フットラッククリーム

抗真菌成分 その他成分 メリット

テルビナフィン塩酸塩

・グリチルレチン酸

・クロタミトン

・l-メントール

・かゆみに効く
・炎症、ただれに効く

・症状が進行している場合におすすめ

フットラッククリームは抗真菌成分の「テルビナフィン塩酸塩」を配合しています。また、抗炎症成分である「グリチルレチン酸」を含んでいるので、ただれて赤みをもっている患部におすすめです。

かゆみがあって掻いてしまうことで炎症がおこるケースが多いため、3つのかゆみ止め成分を配合しているフットラッククリームは、症状が進行している場合に使用するといいでしょう。

 

グスタフXクリーム

抗真菌成分 その他成分 メリット

ブテナフィン塩酸塩

なし

・配合成分が抗真菌成分のみ

・かゆみのない水虫におすすめ

グスタフXクリームは配合成分がブテナフィン塩酸塩のみの非常にシンプルな薬です。

かゆみ止めなどは使い続けると効果を実感しにくくなることがあるため、かゆみの症状が無いのであれば余計な成分が入っていないグスタフXクリームがおすすめです。

水虫市販薬の正しい塗り方

水虫の市販薬を使用する際は、以下の点に注意してください。

足全体に薬を塗る

白癬菌は症状の出ていない部位にも潜んでいるため、薬は広範囲に塗るようにしましょう。

症状が出ている部位がかかとのみだったとしても、足全体(足裏、足の側面、指の背面、アキレス腱の周囲全て)に薬を塗るようにしてください。

症状が片足のみでも両足に薬を塗る

また、症状が出ているのが片足のみだったとしても、両足に薬を塗るようしてください。白癬菌が寄生している足で踏んだ床をもう一方の足で踏むので、症状が出ていなくても両足に白癬菌は潜んでいます。

入浴後に薬を塗る

水虫の薬を使うタイミングはお風呂上がりがおすすめです。患部が清潔であり、皮膚がふやけて薬が浸透しやすいためです。同じ時間に塗る習慣をつけておけば塗り忘れを防ぐことができます。

病院の受診が必要なケース

水虫は市販薬で治療ができる病気ですが、病院の受診が必要なケースもあります。

水虫が原因と断定できない場合

市販薬での治療は可能ですが、万が一原因が白癬菌ではなかった場合、水虫薬を使用しても意味がありません。間違った薬を使用することで症状が悪化する危険性もあるため、初めて水虫と疑わしい症状が出た場合は、まずは病院で検査を受けましょう。2回目以降の発症や、原因が水虫と断定できている場合は、市販薬を使用しても問題ありません。

爪白癬は市販薬で治療できない

足の水虫が進行すると、爪に白癬菌が感染して爪白癬を発症する場合があります。爪白癬は市販薬での治療が難しいため、病院を受診する必要があります。爪が白っぽくなるなどの変化が見られる場合は、必ず病院へいきましょう。

また、爪白癬ではなくても水虫症状が重い場合は、塗り薬ではなく飲み薬での治療が必要となるケースもあります。市販薬を使用して1ヶ月程度経っても症状が良くならない場合は、病院を受診するようにしましょう。