毛虫に刺された時の対処法

毛虫は庭先や公園などの身近な場所に生息しており、知らない間に毛虫に触れてしまうことが多いため注意が必要です。また、直接毛虫に触れなくても、風で飛んできた毒毛虫の毛に運悪く触れてしまうケースもあります。

代表的な毒毛虫としてチャドクガ、ドクガ、イラガがあげられます。

毛虫に刺された時の対処法

毛虫の毒毛が刺さってしまった場合は、まず粘着テープ等で皮膚に付着した毛を剥がします。

毛を剥がす前に皮膚を掻いてしまうと、毛が皮膚に入り込んで悪化してしまうため絶対にやめましょう。

毛を剥がしたら患部を水で洗い流して清潔にし、市販のステロイド薬を塗って治療しましょう。

毛虫に刺された時の症状

毛虫による虫刺され症状は大きく分けて毒針毛(どくしんもう)型と毒棘(どくきょく)型があります。

  症状 代表的な毛虫

毒針毛型

・かゆい

・赤いブツブツが出る

・チャドクガ

・モンシロドクガ

・ドクガ

・キドクガ

毒棘型

・毛が刺さった部位に強い痛みを感じる

・赤いブツブツが出る

・イラガ

・アオイラガ

・ヒロヘリアオイラガ

毒針毛型はかゆみ、毒棘型は痛みが出るのが特徴で、どちらも赤いブツブツなどの発疹症状が出ます。種類が異なっても対処方法は同じで、ステロイド薬を使用すれば大体1週間程度で症状が良くなることが多いです。

毛虫に刺された時に効く市販薬の選び方

毛虫による虫刺されはかゆみや痛みの症状が強く出ますが、患部を掻いてしまうと炎症が広がって悪化する危険性があります。なるべく早くかゆみや痛みを鎮めることが重要となりますが、強い炎症に優れた効果を発揮するのがステロイド薬です。

毛虫に刺された時に効くステロイド成分

  成分名

ストロング

(強い)

・ベタメタゾン吉草酸エステル酢酸エステル

・フルオシノロンアセトニド

ミディアム

(普通)

・ヒドロコルチゾン酪酸エステル
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

ウィーク

(弱い)

・デキサメタゾン酢酸エステル

・ヒドロコルチゾン酢酸エステル

・ヒドロコルチゾン

ステロイドは強さによってランクが分かれており、市販薬で販売されているのはストロング、ミディアム、ウィークの3種類となります。

毛虫による虫刺されへの使用が推奨されてるのがミディアムとストロングのステロイドです。皮膚症状を素早く治したい方はこの2つのランクの成分が配合されている市販薬を選ぶと良いでしょう。

かゆみに効く成分

虫刺されのステロイド薬には補助成分として他の成分が配合されている場合があります。毛虫によるかゆみの症状が強い場合は、ステロイドに合わせて以下の成分が配合されている薬を選ぶと良いでしょう。

分類 成分 効果

かゆみ止め成分

<抗ヒスタミン成分>

・クロルフェニラミン
・ジフェンヒドラミン

・かゆみをおさえる

・腫れをおさえる

<鎮痒薬>

・クロタミトン

・かゆみをおさえる

<局所麻酔薬>

・リドカイン
・ジブカイン

・かゆみをおさえる

ステロイド無配合の市販薬は使用できる?

毛虫を含む以下の虫刺されはかゆみや炎症症状が比較的強く出ます。ステロイド無配合の薬で一時的にかゆみ・炎症をおさえても、症状がぶり返すためあまりおすすめできません。

 

・ブヨ、アブ、蜂、ダニ、毛虫、ムカデ、クラゲ

 

これらの虫刺されはステロイドを使用しないと対処が難しく、またステロイドの中でもミディアム以上の強さの使用が推奨されています。どうしてもステロイドを使用できない方は、市販薬での治療はやめて病院を受診しましょう。

【薬剤師おすすめ】毛虫に刺された時に使える市販薬

毛虫に刺された時に使用が推奨されている、ミディアムとストロングのステロイド市販薬をご紹介します。

毛虫の毒毛に触れると広範囲に赤い発疹ができ、かゆみや痛みをともなうことが多いです。虫刺され薬の中でもクリームタイプは伸びがよく、比較的刺激も少ないため広い範囲の患部に最適です。

ミディアム:大人の顔・身体、子供の身体用ステロイド薬

ストロングよりも副作用のリスクが低く、ウィークよりも効果が強い点で、とても使いやすいランクのステロイド薬です。大人の方はもちろん、お子様が毛虫に身体を刺された場合にも使用でき、さまざまな症状の程度や部位に対応しています。

 

ラシュリアPEクリーム

有効成分 特徴

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

リドカイン

イソプロピルメチルフェノール

トコフェロール酢酸エステル

・日本初!※薬剤師に無料相談ができるシステム

・かゆみに効く

・細菌感染を防ぐ

・皮膚の修復を助ける

ラシュリアPEクリームは、ステロイド成分に合わせてかゆみ止め成分を配合し、毛虫に刺された時の強いかゆみを鎮めます。

また、ビタミン成分であるトコフェロール酢酸エステルによって皮膚の修復を助け、ただれた虫刺され跡の改善に効果を発揮します。

ステロイドを使用する上で「副作用は大丈夫?」「どれくらい使い続ければいい?」といった点にお困りの方も多いでしょう。ラシュリアは薬剤師に無料相談ができるのもポイント。商品に添付してあるQRコードを読み取り、チャットで薬剤師に相談ができます。

※当社調べ

 

ムヒアルファEX 15g

有効成分 特徴

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

ジフェンヒドラミン塩酸塩

l−メントール

dl−カンフル

クロタミトン

イソプロピルメチルフェノール

・強いかゆみに効く

・細菌感染を防ぐ

・清涼感ある使い心地

ステロイドに加えて2種のかゆみ止め成分を配合しているため、毛虫に刺された際の強いかゆみにおすすめです。また、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールで掻き壊すことによる化膿を予防します。清涼成分であるl-メントール、dl-カンフルを含んでいるため、強い清涼感を好む方におすすめです。

ストロング:大人の身体用ステロイド薬

ストロングは市販のステロイドで一番効果が強い薬です。毛虫を含む炎症が強い虫刺されにおすすめのランクですが、基本的に使用できるのは大人の身体部分のみとなります。大人の顔や2才未満の子供には使用しないようにしましょう。

 

ベトネベートクリームS 10G(指定第2類医薬品)

有効成分 特徴

ベタメタゾン吉草酸エステル

・ステロイド単一成分

ストロングランクのステロイドを配合したベトネベートクリームSは、ステロイド以外の成分を配合していないシンプルな薬です。大人の炎症が強い虫刺されに使用ができます。

 

有効成分 特徴

フルオシノロンアセトニド

フラジオマイシン硫酸塩

・掻き壊して化膿した患部に使用可能

ステロイドに加えて抗菌成分であるフラジオマイシン硫酸塩を配合しています。毛虫に刺されると強いかゆみで患部を掻き壊し、化膿してしまうことがあります。抗菌成分は傷口から入り込んだ細菌の増殖をおさえ、症状緩和を助けます。

軟膏タイプは広範囲に塗り広げにくい代わりに、患部を保護する機能に優れています。発疹などの症状が一部分にとどまる場合はフルコートのような軟膏タイプでもいいでしょう。

ステロイドの強さ:使用できる部位・年齢

市販のステロイド薬を使用する際は薬のランクの強さに注意が必要です。

ステロイド外用剤の強さは、体内への吸収度の違いにより、5段階にランク分けされます。

5段階中上の2つのランクに該当するストロンゲストとベリーストロングは効果が非常に強いため、医師・薬剤師の指導が必要な処方薬のみに配合される成分となっています。

市販のステロイド薬に配合される成分はストロング・ミディアム・ウィークの3つです。

 

大人

(身体)

大人

(顔・首)

子供※

(身体)

子供※

(顔・首)

ストロング

× ×

×

ミディアム

×

ウィーク

※2才未満の子供

ステロイドはランクによって使用できる年齢や部位が異なります。特に顔は皮膚が薄く成分の吸収率が大きいので、強いステロイドは副作用のリスクが高くなります。ステロイドのランクと使用する部位や年齢が適しているか、必ず確認するようにしましょう。

病院を受診するべきケース

毛虫は刺された回数が多いとアナフィラキシーショックを起こす危険性があります。

最初に虫に刺されたときに身体の中で抗体が作られますが、再度同じ虫に刺されると、その抗体がアレルギー反応をおこします。

症状は個人によって違いますが、以下のような症状が出た場合はすぐに病院を受診してください。

 

・腹痛

・多量の汗をかく

・呼吸困難

・意識混濁

・嘔吐

市販薬を使用しても症状が良くならない場合

また、ステロイドは長期使用が禁止されているため、市販薬を5〜6日間使用しても症状が良くならない場合は病院を受診するようにしてください。