屋外の虫刺され予防法|蚊・ブヨ・アブなど
人を咬んだり刺したりする虫は山林や川沿い、草むらなどによく生息しています。これらの場所に行く場合は、虫に刺されないように準備する必要があります。
肌を露出しない
肌を露出すると、露出された部分が虫に刺されやすくなってしまいます。夏場で暑かったとしても、極力肌を露出させないことが大切です。特に山林や川沿いにはブヨやアブ、草むらや茂みの中に毛虫などが多く生息しています。これらの場所に行く時は、できるだけ長袖・長ズボンを着るようにしましょう。
虫除けスプレーを使う
どうしても暑くて長袖が着れない時や、衣服で保護しきれない部位には虫除けスプレーを使用しましょう。
また、汗をかくと虫除けスプレーの有効成分が流れてしまうため、汗をかいた後も再度スプレーできるように、外出の際は携帯するようにしましょう。
暗い色の服装を避ける
屋外の虫刺されの中でも、比較的炎症が強く出るブヨやアブは、黒や紺などの暗い色を好みます。 アウトドアに行くときは、黄色やオレンジなど明るめの色の服装を心がけましょう。
室内の虫刺され予防法|ダニ
ダニによる虫刺されは、症状を治療しても家にまだダニが住み着いていれば何度でも刺されます。
室内に生息するダニは、温度が25℃〜30℃・湿度が60~80%程度の高温多湿の環境を好みます。ダニ刺されを予防するためには、ダニが繁殖しないような環境を作ることが重要です。
室内環境を調整する
晴れた日を見計らって部屋の換気を行い、部屋の湿度を下げましょう。
窓を開ける際は、2方向の窓を開けて風を通すと効果的です。押し入れやクローゼットも開けて中まで換気しましょう。換気ができないときは、エアコンの除湿機能や除湿機を活用してください。
また、フケや皮膚、食べこぼしはダニのエサとなります。ダニの餌を排除するためにも、室内の掃除はこまめに行うことが大切です。
布団はよく乾燥させる
布団は室内の中でも、寝汗などで湿気を吸いやすい状況にあり、ダニが住みやすい場所の1つとなります。
湿気が抜けるとダニが住みにくい環境になるので、天気が良い日はできるだけ布団を日に当てて乾燥させましょう。なお、ダニの死骸や糞が飛び散るのを避けるため、布団は叩かないでください。
寝具は洗濯や掃除機をかける
寝具類は可能であれば年に1回程度丸洗いをすることが望ましいです。丸洗いが難しい場合は定期的に掃除機をかけましょう。
毛布など、衣替えなどで押入れにしまったままの寝具は、使用前に天日干しをし、掃除機をかけた後で使用すると良いでしょう。
殺虫剤を使用する
フェノトリンなどのピレスロイド系の殺虫剤もダニ駆除に有効です。
また、ダニ用の燻煙(くんえん)殺虫剤を使ったり、ダニ捕りマットを設置したりしてダニを捕まえるのもひとつの手段です。
ダニの場合、基本的にはどの「くん煙剤・くん蒸剤」を使用しても効果が得られますが、念のためパッケージなどから対象害虫を確認してください。
バルサンプロEX 6〜8畳用 20g×3個【第二類医薬品】
バルサンプロEX 12〜16畳用 40g×3個【第二類医薬品】
バルサンプロEXは、以下の害虫の駆除に使用できます。
【適用害虫】
ゴキブリ、イエダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ハエ成虫、蚊成虫、屋内塵性ダニ類
室内の虫刺され予防法|ノミ
ノミもダニと同様に、症状を治療しても虫が室内にまだ住み着いていれば何度も虫刺されを繰り返します。室内でノミに刺される場合は、ペットにノミがついていることが主な原因と考えられます。
ペットに付着しているノミを駆除する
ノミ取り専用のくしを使ってペットに付着しているノミを取ってあげるか、動物病院で専用の薬をもらいましょう。
室内の掃除を徹底する
家にペットがいない場合は、屋外でノミが服に付着し、そのまま室内に入ってきたことが考えられます。室内の掃除を徹底し、掃除機を使用して、畳と畳の間・床の隙間・家具類の隙間・押し入れなどを重点的に掃除しましょう。
殺虫剤を使用する
ダニと同様に、ノミの場合も殺虫剤を使用することが有効手段となります。
ノミの場合も、パッケージなどから対象害虫を確認してください。
虫刺されのアフターケアについて
虫刺されを治療したあと、赤みやかゆみの症状は無くなったけれど、皮膚がカサカサ乾燥する、という場合は保湿剤でケアすると良いでしょう。
ヘパリン類似物質がおすすめ
保湿剤としておすすめなのがヘパリン類似物質です。ヘパリン類似物質は保湿効果があり、皮膚科で処方される薬にも配合されています。
水と結びつきやすい構造をしており、皮膚の角質層に水分を与えることで保湿効果を発揮します。
ヘパリン類似物質配合の保湿剤
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ヘパリン類似物質が配合された保湿剤です。さらっと伸びるローションタイプです。
クリームよりも比較的べたつきが少なく伸びが良いため、広範囲に使用する場合に適しています。
無着色、ステロイド無配合で、赤ちゃんや子供でも使うことができます。