膣錠の正しい入れ方

薬の効果を最大限に引き出すためには、薬を正しく使用することがとても大切になります。

膣錠の入れ方について解説します。

膣錠の基本的な入れ方

STEP1

使用前に必ず手を洗い清潔な状態にしましょう。

 

STEP2

足を開き、指先で膣錠を膣内の奥深くに挿入します。膣錠は人差し指と中指で挟むか、もしくは人差し指の頭に乗せてグッと押し込んで挿入しましょう。

 

STEP3

挿入後は手を綺麗に洗いましょう。また、挿入後20〜30分は激しい運動を避けてください。

 

膣錠を上手に入れるコツについて

膣内に薬を入れることに対し恐怖感を抱いていたり、場合によっては痛みを感じる方もいるでしょう。膣錠をスムーズに入れるためにはいくつかコツがあります。

入れるタイミング

膣錠をスムーズに入れるためには以下の状態が最適です。

 

1)手指が軽く湿っている
2)体がリラックスしている

 

ふたつの条件を満たすのは、入浴後やトイレの後、そして就寝前です。中でもおすすめなのが、就寝前。膣錠を入れたらすぐに横になれるので、薬の脱落が起こりにくくなります。

また、市販の膣錠は使用回数が1日1回1錠となっているものが多いですが、入れ忘れを防ぐためにも毎日決まった時間に挿入することをおすすめします。

指を湿らせる

膣錠を使用する際は、事前に手を洗って清潔な状態にしましょう。このとき指全体を濡らしたままにして、膣錠をつかむ人差し指と中指の指先だけ水分を拭き取ります。適度な水分が指についていることで、膣錠が奥まで入りやすくなります。

それでも入れずらいという場合は、膣の入り口も軽く水分で濡らしましょう。直接手で陰部を濡らしても良いですし、トイレのビデ機能を使用しても良いです。

楽な体勢を見つけよう

膣錠が上手く入らない原因の多くが、身体が緊張してしまっていることにあります。身体の力を抜ける楽な体勢を見つけることが重要です。

膣錠を入れやすい姿勢には、こんな姿勢があります。

 

・両膝を曲げ、深い前傾姿勢をとる
・椅子に浅く座る
・片足を高い台の上に置く
・布団の中で横になる

さまざまな姿勢を試してみて、自分にとって楽な姿勢を見つけましょう。薬を使用する前にイメージトレーニングとして、さまざまな姿勢をとってみるのも良いかもしれません。

膣錠を入れる方向に注意

膣錠を入れるときは、指を入れる方向も重要です。

膣口は真上に向かって伸びているわけではなく、斜め後ろの上方に向かって伸びています。

膣錠を入れるときは、斜め上の方向を意識して挿入しましょう。また、膣錠はなるべく奥まで挿入してください。

膣錠を使用するときの注意点

膣錠を挿入する時は次のことに注意するようにしてください。

膣錠を入れた後は、手や指をきれいに洗う

膣錠を挿入したら必ず手洗いをしましょう。特に薬を挿入する際に使用した指は、念入りに洗って清潔にしてください。

膣錠が溶けて出てきた場合は

膣錠を入れると、下着に溶けた薬剤が付着していることがよくあります。ちゃんと効いているのか心配する人は多いですが、膣錠は体内に吸収されずに、溶けてカンジダ菌に直接作用することで効果を発揮します。出てきた膣錠は膣内で溶け崩れ、効果を発揮した後におりものと一緒に体外へ排出されたものになるため、特に気にする必要はありません。

膣錠がそのまま出てきた場合は

挿入してからすぐに、何らかの原因で薬がそのままの形で膣外に出てしまった場合は、再度薬を挿入するようにしてください。

薬が脱落するのを防ぐためにも、膣錠は就寝前に挿入するのがおすすめです。

いつまで使い続ければ良い?

基本的に市販の膣錠は6錠入っているものが多いですが、途中で症状が良くなっても必ず6錠使い切るようにしてください。症状が無くなっても膣内にカンジダ菌がまだいる可能性があります。自己判断で薬の使用をやめると、すぐに症状が再発してしまう恐れがあります。薬は必ず6日間使い続けてください。

生理中は使用できない膣錠も

膣錠の多くは生理中に使用しても、薬の成分が充分に吸収されないため、万が一生理が始まってしまった場合は薬の使用を中止する必要があります。生理が原因で6錠使い切れなかった場合は、生理が終わった後に完治しているかを病院で検査してもらいましょう。

基本的にカンジダの膣錠を使用する場合は、生理予定日を考慮して使用を開始することをおすすめします。

外陰部にかゆみ止めの塗り薬を使っても良い?

外陰部に強いかゆみを感じる場合は、膣錠と一緒に抗真菌成分が配合された塗り薬を使用するようにしてください。

カンジダ菌の増殖をおさえる抗真菌成分が配合されていないクリームは使用しても効果がありません。また、ステロイド等は逆に症状を悪化させる危険性もあるため、絶対に使用しないでください。

 

フレディCCクリーム

有効成分 用法用量 内容量

イソコナゾール硝酸塩

1日2~3回適量を患部に塗布

10g

イソコナゾール硝酸塩配合の塗り薬です。カンジダによる外陰部のかゆみや発疹に効果を発揮します。

メディトリートクリーム

有効成分 用法・用量 内容量

ミコナゾール硝酸塩

1日2~3回、適量を患部に塗布

10g

メディトリートクリームは、OTC医薬品として日本で初めて発売された、クリームタイプのカンジダ再発治療薬です。ミコナゾール硝酸塩を配合しており、フレディCCクリームと同様に、カンジダによる外陰部のかゆみに効果を発揮します。

薬を使っても症状が良くならない場合は?

薬を使ってもカンジダの症状が良くならない場合は、別の菌が原因となっている可能性が高いです。その場合はまず病院で検査をし、原因菌を特定する必要があります。

膣錠を3日間しても症状の改善が見られない場合や、6日間使用しても症状が消失しない場合は、病院を受診するようにしましょう。