当帰芍薬散の更年期への効果

当帰芍薬散は更年期障害でよく処方される漢方薬の1つです。足りなくなった血を補う補血作用や、血の巡りを良くする活血作用のある漢方薬で、身体が冷えやすく疲れやすい方におすすめの漢方薬です。

こんな症状におすすめ

当帰芍薬散には血流を改善する作用があるため、更年期障害の中でも血流不良からくる次のような症状に効果を発揮します。

 

・身体の冷え

・身体の疲れ

・貧血

・頭痛

・肩こり など

 

また、当帰芍薬散には体内水分バランスを整える効果もあるので、むくみへの効果も期待できます。

当帰芍薬散が合う人は?

当帰芍薬散は更年期障害でよく処方される漢方薬の1つです。漢方は同じ症状でもその人の体質によって処方される薬が異なります。

当帰芍薬散は虚証タイプの人におすすめ

漢方薬はその人の体質によって選ぶ薬が異なります。漢方医学における体質の種別にという概念があり、証は実証虚証に分けられます。当帰芍薬散はその中でも虚証タイプの方に適した漢方薬です。

  特徴 おすすめ漢方薬
虚証

・細くて華奢

・体力がない

・寒がり

当帰芍薬散

加味逍遙散

実証

・筋肉質でガッチリ体型

・体力がある

・暑がり

桂枝茯苓丸

比較的体力がなく、身体が冷えやすい方は虚証タイプに当てはまります。日頃から疲れやすく身体が冷えやすい、という方は当帰芍薬散が適しているでしょう。

 

加味逍遙散や桂枝茯苓丸など、更年期に効果があるその他の漢方薬に関してはこちらの記事で紹介しています。ご参照ください。

加味逍遙散との違いは?

虚証気味の方によく処方される漢方薬は、当帰芍薬散と加味逍遙散です。当帰芍薬散が身体の冷えや疲れ、貧血などからくる症状に強いのに対し、加味逍遙散はイライラや不安などの精神症状によく処方される薬となっています。

当帰芍薬散の市販薬の選び方

当帰芍薬散は市販薬としても販売されています。商品ごとの効果の違いは殆どありませんが、剤形が錠剤と顆粒で異なるケースがあります。それぞれ特徴があるのでご自身の好みに合った剤形を選ぶと良いでしょう。

剤形 特徴
錠剤

・後味が残りにくい

・漢方特有の苦味が苦手な方におすすめ

顆粒

・錠剤などの固形物を飲み込むのが苦手な方におすすめ

また、商品によって1回あたりの服用量や1日の服用回数が異なります。ご自身のライフスタイルに合わせて薬を選択しましょう。

当帰芍薬散の市販薬を紹介

 

ホノミカイケツEX錠 270錠

剤形 包装単位
錠剤 270錠(大人の場合15日分)
年齢 1回量 服用回数
大人 6錠 3回
7才以上15才未満 4錠
5才以上7才未満 3錠

5才未満

服用しないこと

体力が虚弱で身体が冷えやすい虚証タイプの方におすすめの漢方薬です。貧血気味だったり、血流の悪さからくる冷えや肩こり、頭痛などに効果を発揮します。錠剤タイプなので漢方独特の苦味が苦手な方でも飲みやすい薬となっています。

ホノミカイケツEX錠は、商品に添付してあるQRコードを読み込むことで薬剤師へ無料相談することが可能です。薬に関する疑問や心配事を薬剤師に相談ができるので、安心して薬を使用することができます。

 

ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒 20包(第2類医薬品)

剤形 包装単位
顆粒 20包(10日分)
年齢 1回量 服用回数
大人 1包 2回
7才以上15才未満 2/3包
4才以上7才未満 1/2包
2才以上4才未満 1/3包

2才未満

服用しないこと

 ホノミカイケツEX錠と同じ当帰芍薬散の市販薬です。効果に大きな違いはありませんが、顆粒タイプなので錠剤などの固形物を飲み込むことが苦手な方におすすめです。

日常生活での更年期障害対策方法

更年期に訪れるさまざまな症状は、日常生活を見直すことでも改善が期待できます。更年期障害に悩んでいる方は、市販薬の服用とあわせて次のことに注意しましょう。

ストレスを解消する

更年期の症状はストレスなどの精神的なものが強く影響し、日常生活に支障をきたしてしまう場合もあります。

40代、50代の女性は家庭や職場の環境に関する悩みが多くなる方も多いです。

自身の生活を振り返り、ストレスの原因となるものがあれば少しずつ整理していきましょう。

また、ストレスを感じた際の自分なりのストレス解消方法を見つけておくと良いでしょう。

生活習慣を改善する

生活習慣の乱れは更年期の症状を悪化させる原因になります。

気を付ける点は2つ。規則正しい生活リズムと、定期的な運動です。

まずは、毎日同じ時間に寝ることを心がけましょう。規則正しい生活リズムを手に入れるために、起床時間と睡眠時間を一定にすることが大切です。

そして、軽い運動はストレスを軽減させ眠りの質を向上させます。

食生活を見直す

健康的な体の基本は毎日の食生活にあります。栄養バランスの良い食生活は、更年期に多い高血圧や糖尿病などの生活習慣病を防ぐ効果も期待できます。

更年期障害に悩む方は特に大豆食品を多く取り入れると良いでしょう。大豆には女性ホルモンと似た働きをすることで注目されている大豆イソフラボンという成分が入っています。

エクエル 大塚製薬 パウチ エクオール 120粒

エクオール含有食品『エクエル』は大豆を乳酸菌で発酵させて作られたサプリメントです。大豆に含まれる大豆イソフラボンや、大豆イソフラボンから体内で生産されるエクオールという成分が、女性ホルモンと似た働きをすることで、女性の健康と美容をサポートします。

婦人科で相談する

更年期の症状がひどく日常生活に支障をきたしてしまう場合は、婦人科で相談することも1つの方法です。更年期症状に基礎疾患が隠れているケースもあるため、症状が重い方は病院を受診しましょう。