目がかゆくなる原因
目のかゆみは、花粉やハウスダストのアレルゲンとよばれる物質が目に侵入することで起こります。
空気中に浮遊する花粉やハウスダストが目に侵入すると、目の粘膜内の細胞からヒスタミンなどの物質が放出されます。放出されたヒスタミンなどの物質が目の神経や血管を刺激することで、かゆみをはじめとした様々な症状があらわれます。
目のかゆみを防ぐには、その原因となるアレルゲンを避けることが大切です。
日常生活の花粉症対策
花粉症対策の基本は花粉を避けることです。日常生活の中で、花粉を避けるための具体的な方法について解説します。
マスクやメガネを使用する
マスクや眼鏡は花粉症対策にとても有効です。顔を覆うことで花粉が目などの粘膜に付着することを防ぎます。花粉防止用のゴーグルも効果的です。
特に日常的にコンタクトレンズを使用している方は、コンタクトレンズによる刺激がアレルギー症状を悪化させる可能性があるため、眼鏡に替えることをおすすめします。
家に入る前に衣類についた花粉をはらう
帰宅時は玄関の前で、衣服についた花粉をはらうようにしましょう。
また、上着はリビングまで持ち込まずに玄関で脱ぐようにしましょう。上着に付着した花粉が家に入ってしまうことを防ぐことができます。
部屋の換気は早朝か深夜に
環境省が発行している花粉症環境保健マニュアル2019によると、花粉は昼前後と夕方に多く飛散していると報告されています。部屋の換気は花粉の飛散が少ない早朝か深夜に行うと良いでしょう。
また、窓の開放は10cm程度にとどめカーテンを閉めておくと、花粉の流入を減らすことができます。
参考:環境省環境保健部環境安全課|花粉症環境保健マニュアル2019
洗眼薬で花粉を洗い流す
目に付着してしまった花粉には洗眼薬の使用が有効です。アレルギー専用の目薬を使用する前に洗眼することで、アレルギーの原因となる花粉を効果的に取り除くことができます。
日常生活のハウスダスト対策
ハウスダストとは、衣類などの繊維やダニの死がい、ペットの毛などホコリの中でも1mm以下の肉眼で見えないもののことを指します。
ハウスダストは軽いため、人が動くことで飛散し空気中を漂います。そのため、人が活動している日中は空気中を漂い、寝ている間は床に落ちていくという特徴があります。
部屋をこまめに掃除する
ハウスダストとは細かいホコリです。こまめに掃除して部屋の中のハウスダストを減らしましょう。掃除は朝一番に行うことをおすすめします。
はじめから掃除機をかけると、床に落ちていたハウスダストが飛散してしまうため、濡れた雑巾やモップで床のハウスダストを取り除くと良いでしょう。
空気清浄機を活用する
空気中に飛散しているハウスダストには空気清浄機が有効です。ハウスダストは床に落ちていくため、空気清浄機も床に置くことで効果を高めることができます。
寝具の手入れをする
寝具はアレルギー症状の代表的な原因であるダニが発生しやすい場所です。
寝具に付着した汗やアカがダニのエサとなって繁殖してしまうため、こまめに手入れをすることが大切です。
ダニは乾燥に弱いため、寝具は天日干しや布団乾燥機などでよく乾かしましょう。乾かした後は、掃除機をかけるとダニの死がいなどを減らすことができます。
また、タオルケットやシーツ、枕カバーなどはこまめに取り換え、丸洗いすると良いでしょう。
花粉・ハウスダストによる目のかゆみに効く市販薬
成分 | |
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ケミカルメディエーター 遊離抑制成分 |
クロモグリク酸ナトリウム |
抗ヒスタミン成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
抗炎症成分 | グリチルリチン酸ニカリウム |
角膜保護成分 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム |
アミノ酸成分 | タウリン |
ビタミン成分 | ピリドキシン塩酸塩 |
アイカフーンAGは、6種類の有効成分が配合されたアレルギー専用の目薬です。
抗アレルギー成分のクロモグリク酸ナトリウムがアレルギー症状を緩和し、抗炎症成分のグリチルリチン酸二カリウムと、かゆみをおさえる成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩が、つらい目のかゆみや充血などの症状に効果を発揮。コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが花粉などでダメージを受けた角膜を保護します。すっきりとしたさし心地のクールタイプの目薬です。
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花粉症やハウスダストによる目のかゆみに効く目薬についてはこちらの記事で詳しく解説しています。