外耳炎に効く市販薬はある?病院の受診目安と生活上の注意点

外耳炎に効く市販薬はあるかどうかについて紹介。外耳炎の原因と症状についても詳しく解説します。外耳炎になったときの生活上での注意点と、病院を受診するべき目安についてもあわせて紹介します。

外耳炎(外耳道炎)の原因と症状

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳」と呼ばれている部分に細菌や真菌が感染して炎症が起こる病気です。

人間の耳の構造は「外耳」「中耳」「内耳」の3つの区画に分かれています。

「外耳」は、いわゆる耳の穴(外耳道)と外から見えている耳の部分を合わせた部分のことをいいます。

外耳炎の原因

外耳炎の主な原因は「耳かき」や「爪」などによる外耳への直接的な傷です。

子どもから大人まで、多くが耳かきによって外耳にできた傷から細菌感染が起こります。

直接的な傷以外にも、プールやお風呂の水が入ったり、整髪剤や染髪剤などの刺激物が入ったりすることによっても外耳炎になることがあります。

また、体の抵抗力の低下によって外耳炎になることもあります。アレルギー・湿疹・乾癬(かんせん)・脂漏性皮膚炎などの特定の人は外耳炎になりやすい傾向があります。

外耳炎の症状

外耳炎の主な症状は、耳の痛み・赤み・かゆみ・耳だれです。

耳を引っ張ったり押したりすると痛みを強く感じるのが外耳炎の特徴的な症状です。

耳だれは、白または黄色の分泌物で不快なにおいをともないます。

炎症が強くなって外耳道が腫れあがると、耳が詰まったような感覚や耳鳴り、耳が聞こえにくくなる難聴を引き起こすこともあります。

さらに悪化すると、口を開けるだけで痛んだり、痛みで眠るのが困難になったりする場合もあります。

外耳炎で病院を受診する目安

外耳炎の症状が次のような場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。

◼︎3日以上経過しても症状が改善しない
◼︎耳だれが出ている
◼︎症状がひどく、食事や睡眠に支障が出ている

また、耳の病気には外耳炎の症状と似ている病気もあるため、発熱やめまいなどをともなう場合も耳鼻咽喉科を受診してください。

外耳炎に効く市販薬はある?

現在、外耳炎に効く市販薬は残念ながらありません。

市販の解熱鎮痛薬を使用して痛みをおさえることはできますが、外耳炎を直接治すことのできる市販薬は販売されていません。

しかし、外耳炎は、軽度であれば2〜3日程度で症状が和らいでいくことが多く、基本的には自然治癒する病気です。

症状が耳の軽い痛み・かゆみだけなど、軽い症状の場合はしばらく様子を見ることもできますが、症状がひどい場合や、おさまらない場合は病院を受診しましょう。

外耳炎になっているときの注意点と対処法

外耳炎になっているときは、基本的に「耳を傷つけないこと」を意識しましょう。

耳に刺激を与える事を避ければ、再発することはあまりありません。日常の注意としては、耳を常に清潔に保ち、手指や耳かきなどで外耳道の奥まで強くいじらないようにすることです。

普段から耳かきを習慣にしていると、外耳道の抵抗力が落ちて外耳道が傷つきやすくなり、繰り返し外耳炎にかかりやすい傾向があるので注意しましょう。

また、入浴・シャワーの際は、耳に水やシャンプーが入らないようにしてください。

外耳炎が治るまでの間はイヤホンの使用も控えましょう。

正しい耳かきのやり方

耳垢(みみあか)は、モノを噛んだりあくびなどをして顎を動かしたりすることで自然と手前に移動し、外へ落ちるようになっているので、基本的には耳かきは必要ではありません。

耳垢が気になるなどで耳かきをする場合は、赤ちゃん用の綿棒のように細い綿棒を使いましょう。

綿棒であっても強い力を入れることはせず、あくまで優しく耳かきをすることを意識しましょう。

なお、お風呂やプールの後に耳かきをすると外耳炎になりやすいため、特に注意しましょう。

おわりに

外耳炎を治すには、耳かきを過度にしすぎないことや、不規則な生活を避けるなど生活習慣を整えることが大切です。

外耳炎の症状が長引く場合は、病院を受診して適切な薬を処方してもらいましょう。

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