インフルエンザとピルの関係は?予防接種や薬の飲み合わせ

インフルエンザシーズンにピルを服用している場合、予防接種やインフルエンザの治療薬が避妊効果に影響がないのか気になるところ。ピル服用中に知っておきたいインフルエンザとピルの相互作用を解説!

ピルは女性ホルモンが含まれているホルモン剤です。
今や世界180ヶ国で約1億人以上の女性が使用しているといわれ、以下のような女性に嬉しいさまざまな効果があります。

・避妊目的
・生理周期の調整
・生理トラブルの改善
・婦人科系疾患(子宮体がん・卵巣がんなど)の予防
・ニキビや多毛症の改善

しかし、ピルもれっきとした薬の一種。
インフルエンザシーズンでは、抗インフルエンザ薬や解熱剤などの薬との飲み合わせが気になるところです。

この記事では、ピルとインフルエンザ予防接種や抗インフルエンザ薬との関係を解説します!

ピルとインフルエンザ予防接種の関係

ピルとインフルエンザワクチンの相互作用はないとされています。
インフルエンザワクチンを接種しても、ピルの効果に影響を及ぼすことはありませんのでご安心ください。
なお、子宮頸がん予防ワクチンも接種可能です。

ただし、妊娠中に生ワクチンは接種できません。
インフルエンザワクチンはほとんどが不活性ワクチンのため問題ありませんが、万が一妊娠していることが考えられる場合、生ワクチンを接種しないように注意が必要です。
ピル服用中は避妊効果が継続しているかどうか確認しましょう。

予防接種の日にピルを飲んでもいい?

インフルエンザワクチンを接種すると副作用が出ることがありますが、インフルエンザワクチン自体は、ピルとの相互作用はありません。
避妊効果を保つために、いつもどおり定時に服用しましょう。

インフルエンザの薬とピルの飲み合わせ

ピルとインフルエンザに関連する薬の相互作用を見ていきましょう。

ピルとタミフル・イナビル・リレンザは併用できる?

抗インフルエンザウイルス薬とピルの相互作用はありません。タミフル(飲み薬)、イナビル・リレンザ(吸入薬)は、特に医師からの指示や注意がない限り、ピルとの併用に問題はありません。

ただし受診の際は、薬物相互作用を確認するためにも、医師には必ずピルを服用していることを伝えましょう。

抗生物質はピルの効果を下げる?

インフルエンザの治療法は抗インフルエンザ薬だけではなく、状況により症状に合せた薬を処方されることがあります。

また二次感染として肺炎などの細菌感染を予防するために、抗生物質が処方されることがありますが、テトラサイクリン系、ペニシリン系など、一部の抗生物質がピルに影響するとされています。
医師にピルの服用を伝えることで、ピルと相互作用のない薬にしてもらうことができます。

インフルエンザ以外でも他の病院を受診する際は、ピルと併用できない薬もあるため、必ずピルを飲んでいることを伝えましょう。

市販の風邪薬や鎮痛剤とピルを併用してもいい?

市販の風邪薬や頭痛薬、胃腸薬、吐き気止めなど、ほとんどの市販薬はピルの相互作用はないため、一緒に飲んでも問題ありません。

ただしインフルエンザの場合は、解熱鎮痛剤の成分によっては脳症などを起こすことがあるため、特に風邪薬や解熱鎮痛剤は安全な成分とされるアセトアミノフェン系、イブプロフェン系、ロキソプロフェン系(ロキソニン)などを使用しましょう。

サプリメントの飲み合わせで注意するものはある?

ほとんどのサプリメントはピルに影響ありません。

日頃からビタミン剤などをはじめ、インフルエンザのシーズン中には、感染予防の効果や免疫力を上げるために優良な栄養素をサプリメントで摂るということも多いようですが、サプリとピルの併用は問題ありません。

ただし、例外はセントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)です。

セントジョーンズワート含有食品はピルの吸収を悪くする恐れがあるとされています。ダイエット系のサプリやお茶に含まれていることがあるため、ピル服用中の併用はサプリメント購入時には成分をチェックしましょう。

インフルエンザ発症とピルの関係

インフルエンザウイルス自体がピルに影響を及ぼすことはありません。
医師からの指示がない限り、基本的にはインフルエンザ発症の期間もピルを服用して問題ありません。
ただし、インフルエンザでは胃腸症状として下痢や嘔吐を起こすこともあります。

ピル服用から4時間以内に激しい嘔吐や下痢があった場合は、ピルの吸収不全の可能性があるため、その場合は1錠追加して服用することで効果を維持することが可能です。

感染予防対策としてシーズン中は、早めに予防接種を受けておくことをオススメします。

さいごに

せっかく飲み続けているピルの効果を妨げることにならないためにも、ピルの効果に影響する事柄を知っておくことが大切です。

特に避妊の効果が落ちる要素には、薬による相互作用だけでなく、毎日の飲み忘れです。

またインフルエンザや風邪、胃腸炎など、感染症によって嘔吐や下痢をしたりなどが影響することもあるため、特にインフルエンザのシーズン中は注意したいですね。

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