インフルエンザの潜伏期間と感染力は?いつからうつる?

インフルエンザの潜伏期間と感染力について解説。潜伏期間の症状、インフルエンザが感染力を持って他人にうつる期間、解熱後の感染力、潜伏期間にできる対策など徹底解説します!

インフルエンザの潜伏期間はどれくらい?

インフルエンザの潜伏期間は1〜3日といわれています。

風邪の潜伏期間は5〜6日であり、インフルエンザの潜伏期間は他のウイルス感染症と比べて極めて短いといえます。

インフルエンザの潜伏期間が短い理由は、ウイルスの増殖スピードが速いことにあります。たったひとつのインフルエンザウイルスが体内に侵入した場合でも、16時間後には1万個、24時間後には100万個以上にまで増殖してしまうのです。

ただし潜伏期間には個人差があり、わずか16時間でインフルエンザを発症したり、長い場合は5日ほど潜伏期間が続くこともあります。

潜伏期間中の症状は?

インフルエンザウイルスの潜伏期間中は自覚症状がほとんどありません。そのため、発症してはじめてインフルエンザに感染していることに気づくことがほとんどです。

インフルエンザウイルスの潜伏期間中は自覚症状がほとんどないため、知らず知らずのうちに身近な人にうつしてしまい、感染拡大につながる原因のひとつになっています。

A型とB型に潜伏期間の違いはある?

例年、流行するインフルエンザウイルスの型にはA型とB型がありますが、潜伏期間に違いはありません。

ただしインフルエンザB型は高熱が出ないケースもあり症状が穏やかなため、感染・発症していることに気づきにくい場合があります。

インフルエンザの感染力のある期間は?

インフルエンザは1〜3日間の潜伏期間を経て、38℃以上の高熱や全身症状が急激に出ることで発症します。そして、少し遅れて喉の痛みや咳、鼻水といった症状が出るのが一般的です。

インフルエンザウイルスは、非常に感染力が強いことで知られています。個人差はありますが、発症1日前から発症後の7日の約9日間は感染力があります。

※表に記載された期間はあくまでも目安です。症状などには個人差があります。

潜伏期間中から感染力がある

インフルエンザウイルスは潜伏期間中からすでに感染力があり、発症の前日から鼻やのどからウイルスを排出しています。

家族など身近な人がインフルエンザを発症した場合、潜伏期間中に接触していれば自身もインフルエンザウイルスに感染している可能性があり、反対に自身も周りの人を感染させている場合があります。

感染力のピークはいつ?

ウイルスの感染力がもっとも強いのは発症から24時間~48時間、つまり発症2日目〜3日目の間です。症状がもっとも重い期間は感染力もピークであるといえます。

解熱後も感染力がある

解熱後2日(幼児は3日)は外出は控えるべきとされており、この期間は感染力があります。

熱が下がるとともに体内のウイルス量は減少しますが、解熱後もウイルスは排出され続けます。

抗インフルエンザ薬や解熱薬を使用した場合は早めに解熱することがありますが、体内にはインフルエンザウイルスは残っています。

熱が出ない場合は、発熱や咳、喉の痛みなど、症状がはじまった日の翌日から7日目までは感染力があると考えましょう。

インフルエンザ潜伏期間中にできる対策は?

インフルエンザの潜伏期間は短く自覚症状がないため、潜伏期間中に自分がインフルエンザに感染しているか知ることは困難です。

しかし、家族など生活をともにする身近な人がインフルエンザに感染した場合、症状が出ていなくてもインフルエンザに感染している可能性は高くなります。

身近な人がインフルエンザに感染した場合は、外出時のマスクの着用や帰宅時の手洗いを徹底しましょう。

潜伏期間中の予防接種に効果はある?

インフルエンザの予防接種には、発症を防ぐ効果と発症しても症状が重くなることを防ぐ効果があります。

ただし、インフルエンザワクチンの効果が現れるのは接種してから約2週間後です。

インフルエンザの潜伏期間は1〜3日間であるため、潜伏期間中に発症を防ぐ目的で予防接種をすることは効果的ではありません。

抗インフルエンザ薬の予防投与

周囲の人がインフルエンザに感染した場合は、インフルエンザウイルスの増殖をおさえる働きのある抗インフルエンザ薬を使用して発症を予防することがあります。

これを抗インフルエンザ薬の予防投与といい、タミフル・イナビル・リレンザは予防目的での使用が認められています。

原則として、予防投与の対象となるのはインフルエンザウイルス感染症を発症している方の同居家族または共同生活者である次の方々です。

・65歳以上の方
・慢性呼吸器疾患または慢性心疾患のある方
・代謝性疾患のある方(糖尿病等)
・腎機能障害のある方

なお、予防目的での抗インフルエンザ薬の使用は保険が適用されないため、全額自費負担となります。

抗インフルエンザ薬の予防投与については、関連記事をごらんください。

おわりに

インフルエンザは症状がでていない潜伏期間でも感染力を持っており、また、熱が下がった後も体内にいる間は感染力があります。

インフルエンザのシーズンは感染の有無にかかわらず、外出時のマスク着用と手洗いなどを徹底しましょう。

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