※この記事に記載の価格や情報は2019年7月23日現在のものです。

あせもの原因は?

あせもは、皮膚にある汗の通り道(汗菅:かんかん)が詰まり、炎症が起こることでかゆみや発疹ができる皮膚疾患です。

気温が高く湿気が多い環境で起こりやすく、夏場や暑い地域だけではなく、寒い時期に厚着をして汗を大量にかくことで発症することもあります。

あせもの症状が軽症の場合は、市販薬で治療することが可能です。

<市販薬で治療できるあせもの特徴>

・赤いブツブツとしたものが複数発生している
・かゆみや痛みが軽度である

なお、市販薬を使用して5〜6日しても症状が改善されない、または悪化した場合は、市販薬の使用を中止して病院を受診してください。

こんな症状がでたら病院へ!

あせもは、市販薬で対処できる場合がほとんどですが、中には病院を受診すべき症状もあります。

あせもの症状のひとつに直径1〜3mmの水疱がありますが、夏場に流行する伝染性の病気などでも水疱ができることがあります。

水疱であせもかどうかを明確に見分けることは困難です。小さな水疱が複数できた場合は、病院を受診しましょう。

また、次のような症状が現れている場合も病院を受診してください。

・掻きむしって化膿している
・範囲が全身に広がっている
・発熱、倦怠感がある
・腫れ、患部が熱をもっている
・かゆみ、痛みが激しい
・ピリピリ、チクチクする痛みがある

かゆみがある場合はステロイド配合の薬

あせものかゆみがある場合は、かきむしりでの悪化を防ぐためにも、まずはステロイド配合の薬で炎症を抑えることが大切です。

ステロイドと聞くと、副作用が気になる方もいるかもしれませんが、用法・用量・使用期間を守って使用すれば、副作用が出にくく高い効果が期待できる薬なのです。

ステロイドは効果の強さに寄って5段階のランクにわけられています。市販薬では、ウィーク(弱い)・ミディアム(ふつう)・ストロング(強い)の三段階の薬が販売されています。

なお、ステロイドの他に、かゆみがひどい場合は抗ヒスタミン成分、化膿している場合は抗生物質配合の薬を選ぶとよいでしょう。

フルコートf:化膿をともなうあせもに(ストロング)

特徴 ジクジクしているあせも・化膿をともなうあせも
ステロイド 有り(ストロング)
メーカー希望価格 5g 980円(税抜)10g 1,800円(税抜)

フルコートf

化膿をともなうあせもには、「ステロイド+抗生物質」の組み合わせが基本です。
フルコートfは、炎症を鎮める作用が優れている市販薬のひとつです。
特に赤みが強く、化膿しそう・または化膿がみられる手や足・体のあせもに向いています。
ただし、患部をかきむしっている場合は皮膚科を受診しましょう。

ラシュリアPEクリーム:かゆみと炎症に早く効く(ミディアム)

特徴 かゆみにすばやく効く・子どもも使える・コスパ良し
ステロイド成分 有り(ミディアム)
メーカー希望価格 14g 1,370円(税抜)

ラシュリアPEクリーム

子供にも安全に使用できるアンテドラッグステロイド(副作用の少ないステロイド)を使用しています。
また、ステロイド以外にも局所麻酔成分「リドカイン」が配合されているため速効性があり、かゆみをすばやく感じにくくさせます。塗った後は白く残らないことも特徴のひとつです。
薬を購入後は薬剤師にチャット相談することも可能です。

ドルマイコーチ軟膏:顔や首のあせもに(ウィーク)

特徴 顔や首に使える・子どもに使える
ステロイド成分 有り(ウィーク)
メーカー希望価格 6g 850円(税抜)

ドルマイコーチ軟膏

弱めのステロイド成分と抗菌力を持つ2種類の抗生物質を配合した薬です。
抗生物質が2種類配合されているため、高い抗菌力を発揮し、化膿をおさえてくれます。
赤みは強くなく、顔・首など皮膚の薄い部分に症状がある場合に向いています。

アセモアパウダースプレー:サラサラな使い心地

特徴 背中に塗りやすい・スプレータイプ・コスパ良し
ステロイド成分 無し
メーカー希望価格 40g 800円(税抜)80g 1,300円(税抜)

アセモア

パウダースプレー式で手が汚れず、背中など広範囲な患部に適している製品です。パウダータイプでサラサラな使い心地が特徴です。
局所麻酔成分の「リドカイン」を配合し、かゆみに対して比較的速効性があります。また、酸化亜鉛は、患部を引き締め乾燥させるため、回復力を促進させます。
ただし、有効成分の配合量は少なめなので、かゆみが強い場合は他の製品の方が向いています。

レスタミンコーワ:刺激が少なく子供も使いやすい

特徴 かゆみにすばやく効く・ベタベタしない
ステロイド 無し
メーカー希望価格 40g 880円(税抜)

レスタミンコーワパウダークリーム

他との違いとして、l-メントールなど刺激の強い成分を含んでいないことが特徴です。
スーッとせず、刺激が少ない製品としてピックアップしました。
スーッとするのが苦手な方や子どもでも使いやすく、目に入らないように気をつければ、顔にも使いやすいクリームです。

アセモスチール:かゆみ止め成分を多く配合

特徴 かゆみ止めの成分を多く配合
ステロイド 無し
メーカー希望価格 30g 980円(税抜)

アセモスチール

かゆみ止めの成分が入っているあせもの市販薬の中では、「酸化亜鉛」の量が非常に多い製品です。
また、添加物にバレイショデンプンが配合されている点が特徴です。
酸化亜鉛とバイレイショデンプンを配合することで、あせもを早く治すための乾燥作用が強くなっています。

あせもの市販薬を使うときの注意

あせもの市販薬の中にはステロイド成分が含まれている薬があります。

ステロイド成分が含まれている薬を使用する場合は、次のことに注意しましょう。

長期で連用しない

ステロイド配合の市販薬を、5〜6日使用しても改善がない場合、または悪化した場合は、使用を中止して医師・薬剤師・登録販売者に相談しましょう。

製品によっては連続で使用できる日数に違いがあるため、薬を使用する前に添付文書をよく読んでください。

目の周りや粘膜に使用しない

ステロイド成分は、まぶたなど目の周りや粘膜に使用すると、眼圧が上がってしまうおそれがあります。

市販薬に限らず、医師の指示なしにステロイド成分を目の周りに使用することは避けましょう。

ラップなどで覆わない

ステロイド配合薬を塗った患部をラップやフィルムなど通気性の悪いもので覆わないでください。

ラップなどで覆うことで、ステロイドの吸収率が上がってしまい、副作用の原因となるおそれがあります。

広範囲に使用しない

副作用を防ぐためにも、広範囲の使用は控えてください。

あくまで目安ですが、手の平2枚分を越える範囲に塗り広げないように注意しましょう。

赤ちゃんや敏感肌の方に非ステロイド配合の薬

ステロイドは用法用量を守って正しく使用すれば安全な薬です。しかし、必要以上に強いステロイドを長期に渡って使った場合など、皮膚細胞の増殖が抑制され、皮膚が薄くなるという副作用がまれに出ることがあります。

あせもが軽症の場合や、赤ちゃんや乾燥肌・敏感肌など皮膚が過敏な方は、ステロイドが配合されていない薬を選択しましょう。