手足口病って何ですか?どんな症状がでるのですか?
手足口病の予防はどうしたらいいですか?
手足口病になったら気をつけるべきことはなんですか?
あみ
薬剤師
手足口病は、文字通り手・足・口に症状がでるウイルスによる感染症です。
口の中や、手足などに水疱性の発疹が出ます。
発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。
子どもを中心に、主に夏に流行します。乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、感染した子どもの多くが発病します。
感染経路は、飛沫感染(咳でうつる)、接触感染、糞口感染(オムツを替える際にうつる)が知られています。
一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。
特におむつを交換する時には、しっかりと手洗いをしてください。
手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。
また、タオルの共用は避けましょう。
手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されますし、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。