「湿疹」とは、皮膚に炎症が起きる病気のことを総称です。
「かぶれ」は湿疹の症状のひとつで、日常生活でもおなじみの症状でもあり、外部からの刺激によって起こるため「接触皮膚炎」とよばれます。
湿疹や皮膚炎は、夏の汗をかく時期や冬の乾燥した時期に多く、治っても繰り返してしまいます。

この記事では、湿疹を改善するための市販薬や漢方薬をかゆみ別に紹介し、湿疹に負けない肌をつくるためのケア製品もあわせて紹介します。

湿疹はかゆみの症状によって使いわけよう

湿疹には、かぶれを始め虫刺されや手湿疹、アトピーなど多くの種類があります。

脂漏性湿疹(皮膚炎) 頭部や顔面にフケのような付着物を伴う湿疹
皮脂欠乏性湿疹(乾皮症) 皮膚がカサカサに乾燥して強いかゆみを感じ、かいたことによってできた湿疹
アトピー性皮膚炎(内因性湿疹) アレルギー体質や皮膚のバリア機能が弱い人に多い炎症を伴う湿疹
尋常性湿疹(湿疹) おむつかぶれや手湿疹など、いわゆる湿疹とよばれるもの

このように湿疹といっても多くの種類がありますが、実は使われる薬に大差はありません。
薬を使用する目的はかゆみと炎症を抑えることです。かゆみが強いか弱いか、患部が乾燥しているかじゅくじゅくしているか、などの症状によって使いわけられます。

かゆみ別おすすめの市販薬を紹介

それでは症状別におすすめの薬を紹介していきます!
市販薬にもステロイドが含まれている製品がありますが、処方薬ではないのでステロイドの強さは中程度です。かゆみや炎症を長引かせて悪化させてしまうより、早い段階でストロイドが含まれている薬を使用して短期間で治しましょう。

非常に強いかゆみには

ベトネベートクリームS

ステロイド成分ベタメタゾン吉草酸エステルが、湿疹・かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。のびがよく、ベタつかない使い心地のよいクリームです。
ステロイドは敬遠されがちですが、ベタメタゾン吉草酸エステルの強さは5段階のうちの真ん中です。長期に渡って漫然と使用しなければ問題ありません。

ただれて炎症を起こしている湿疹には

ベトネベートN軟膏AS

じゅくじゅくしている湿疹・かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮し、患部を保護します。
抗炎症成分のベタメタゾン吉草酸エステルと、抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合をしています。

我慢できるかゆみだけど気になる湿疹には

リビメックスコーワローション

上記2つの薬の成分ベタメタゾン吉草酸エステルより、弱めの強さの成分プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルを配合しています。皮膚炎、かぶれなどの炎症を抑え、すぐれた効きめをあらわします。
サラッとしたテクスチャーの乳液タイプのローションなので、頭皮湿疹にも使いやすい製品です。

ステロイドを使うほどではないかゆみには

アピトベール

生薬のシコンとトウキから有効成分を抽出した、漢方処方(紫雲膏)の軟膏薬です。
患部のうるおいを守りながら炎症を鎮め、何度も繰り返す湿疹・皮膚炎をひどくなる前に治します。また、皮膚の再生を促し、傷ついた皮膚をなめらかにととのえます。

メンソレータムADこどもソフト

有効成分がかゆいを抑え、血行を促進し、患部の修復を促してくれます。
のびがよく塗りやすいワセリン配合の乳液タイプで、腕、背中や腰などにたっぷりと使え、肌がしっとりします。

おむつかぶれには

ヴェレダ カレンドラ ベビーバーム (おむつまわり用クリーム)

女性に人気の無添加シリーズ、ヴェレダのおむつまわり用のクリームです。
ムレによる肌荒れをケアし、予防もしてくれます。肌荒れを防ぎ、ムレの原因となる水分を吸収し、サラサラのおしりへ。口コミでも評判のおすすめ製品です。

漢方で体の内側から湿疹を改善しよう

湿疹やかゆみには外側からのケアだけではなく、体の内側から改善していきましょう。
時間はかかりますが漢方で体質改善をしていくのもおすすめです。

化膿性皮膚疾患、急性湿疹、じんましんなど強いかゆみには

ツムラ漢方消風散エキス顆粒 20包(第2類医薬品)

かゆみの物質であるヒスタミンの働きを抑えると皮膚のかゆみは緩和されますが、消風散にはヒスタミンの作用を抑える働きがあり、むくみを抑制するなどの抗アレルギー作用もあります。
消風散は、かゆみが強く分泌物があり、かさぶたが出来るようなじゅくじゅくした湿疹や皮膚炎、じんましん等に用いられます。

ツムラ漢方十味敗毒湯エキス顆粒

十味敗毒湯は、『華岡青洲』という江戸時代の医師が考案した漢方薬です。
発赤、腫れ、疼く痛み、熱感のあるかゆみのほか、化膿性皮膚疾患や急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、水虫など幅広いかゆみに用いられています。

乾燥したつらいかゆみには

当帰飲子エキス顆粒「クラシエ」

冷え症で、皮膚が乾燥する人の湿疹や分泌物の少ない皮膚炎、かゆみに効果があります。また、肌に栄養分とうるおいを与え、乾燥肌を改善していく漢方薬です。

湿疹に負けない肌を作ろう

虫に刺されたりなどの要因がある場合は別ですが、肌の代謝がととのえられた健やかな肌を作ることが、湿疹に負けない肌につながります。

皮膚疾患は乾燥からくることも多いので、洗顔後や入浴後に乾燥する人は、保湿を忘れず、毎日のスキンケアに気を使ってあげましょう。

ボディ:乾燥肌にはキュレルをたっぷりと

キュレル ローション 220ml

乾燥肌の人にはおなじみのキュレルシリーズ。
キュレルローションは、潤浸保湿セラミド機能成分が角層の深部まで浸透し、のびがよくカサつく肌もしっとり潤います。消炎剤配合で肌荒れを防ぎます。赤ちゃんのデリケートな肌にも使えるので家族みんなで試してみてください。

顔:皮膚科医推奨のエンビロンで健康な肌へ

エンビロン デリケートセット

世界トップ10に入る形成外科医が考案したスキンケアシリーズのエンビロン。
顔の湿疹や肌荒れ、極度の乾燥で悩んでいる人は、皮膚科医推奨のエンビロンを使ってみてください。プロビタミンAが体内でビタミンAに変換され、肌荒れを起こさない健やかな肌を作っていきます。アトピーなどの場合は、好転反応が出るので皮膚科医と相談しながら使いましょう。

赤ちゃん:ベビーワセリンでおむつかぶれを撃退

ベビーワセリン 60g

お母さんの7割が赤ちゃんの肌の乾燥に悩んでいます。
ベビーワセリンは無添加・低刺激の100%ワセリンで、保存料を使っていません。やわらかくて伸びがよく、ひじ、かかと、腕や足の関節部分はもちろん、ほっぺたの周りや唇などにも使えます。
食べ残しによる肌の荒れや、おむつかぶれ、カサカサ肌にぜひ試してみてください。

さいごに

赤ちゃんから大人まで誰しもが一度は経験する湿疹。
繰り返さないためにも、湿疹ができたら早めに治して、漢方薬を取り入れたり、毎日のスキンケアを見直して、健やかな肌を作りましょう。