おしりのかぶれ症状は赤ちゃんのイメージが強いですが、大人でもおしりは炎症を起こしやすい部位となります。

赤ちゃんに比べると皮膚も強くなっているため頻度は低いですが、長時間座るデスクワークの方や、生理用ナプキンや尿漏れパッド、大人のおむつ等を装着している方は注意が必要です。

この記事では大人のおむつかぶれの原因や対処法、おすすめの市販薬について解説します。

大人のおしりかぶれの原因

汗の刺激でおしりかぶれに

おしりに汗が溜まると、汗に含まれる塩分やアンモニアが皮膚を刺激し、炎症を起こす原因となります。

特にデスクワーク等で長時間椅子に座っていると、おしりの温度が高くなり、汗が溜まりやすくなります。

また、座り続けることによっておしりが圧迫され、皮膚への刺激がさらに強くなってしまいます。

おしりに汗をかいたらこまめに汗を拭き取り、皮膚を清潔な状態に保つことが重要です。

尿ケア用品や生理用ナプキンの刺激

尿漏れパッドや生理用ナプキンを装着していると、さらにおしりが蒸れて、汗が溜まりやすい環境になってしまいます。

また、ケア用品の摩擦でデリケートゾーンが刺激され、皮膚が炎症を起こしやすくなります。

さらに、ケア用品に残った尿や経血がおしりを刺激してかぶれの原因となります。ケア用品を使用している場合は、こまめに交換をすることを心がけてください。

洗剤や柔軟剤が肌に合っていない

下着を洗濯している洗剤や柔軟剤が肌に合っていないと、皮膚への刺激となってかぶれを引き起こす原因となります。

洗浄力の高い洗剤だと、刺激が強い化学成分が使用されていることがあるため、肌が弱い方は低刺激の洗剤や柔軟剤に変更をする必要があります。

大人のおしりかぶれにおすすめの薬

おしりかぶれの症状が出ている場合は、薬を使用して炎症を鎮めると良いでしょう。

お尻は皮膚が薄く、非常にデリケートな部分となるため、炎症がそこまで強くない場合は低刺激の薬を使用しましょう。

【第3類医薬品】オイラックスソフト 12g

有効成分であるグリチルレチン酸が皮膚の炎症を鎮め、クロタミトンとジフェンヒドラミン塩酸塩がかぶれで起こるかゆみ症状をおさえます。ステロイドが含まれていないため、小さな子どもや顔にも使用できる皮膚に優しい薬です。

【第2類医薬品】メンソレータム カブレーナ 15g ※セルフメディケーション税制対象商品

大人の尿かぶれに着目して開発された薬です。抗炎症作用のあるウフェナマートとグリチルレチン酸が痛がゆいかぶれ症状を鎮めます。

サラッとした使用感のクリームで無香料、ステロイドが含まれておらず、皮膚に優しい成分で作られているため、赤ちゃんのおむつかぶれ等にも使用できます。

かぶれの炎症が強い場合はステロイドを

ある程度かぶれの症状が軽い場合は、上記のような刺激の弱い薬がおすすめですが、強いかゆみや痛みがともなうかぶれ症状の場合は、ステロイド薬を使用して早急に炎症をしずめた方が良いでしょう。

【指定第2類医薬品】カブナース 15g

こちらも大人の尿パッドやおむつかぶれの治療薬として開発された薬です。ステロイド成分のデキサメタゾン酢酸エステルとグリチルレチン酸がかゆみや赤み、はれ等の炎症をおさえます。

パウダーが配合されたジェルタイプの薬なので、塗布したあとも蒸れずに快適な状態を保てます。

【指定第2類医薬品】ロコイダンクリーム 16g ※セルフメディケーション税制対象商品

主成分であるヒドロコルチゾン酪酸エステルが皮膚の炎症を抑え、かゆみや腫れの症状を鎮めます。

非ステロイド薬に比べて消炎作用は強いですが、長期間・広範囲の使用は控え、炎症が起こっているところのみに使用するようにしてください。

また、妊娠している方は使用ができないため注意してください。

大人のおしりかぶれ対処法

大人のおしりかぶれになってしまった場合、薬で治療する以外にも日々の生活で以下のことに注意してください。

おしりは優しく洗う

炎症を起こしている皮膚をごしごし洗ってしまうと、皮膚への刺激となって症状が悪化します。石鹸を泡立てて優しく洗浄し、シャワーでしっかり洗い流しましょう。

また、殺菌成分や消炎成分が配合されている洗浄料を使用するのもおすすめです。

クリアレックスWi 450mL [医薬部外品]

殺菌成分と消炎成分が配合された、全身に使用できる洗浄料です。

イソプロピルメチルフェノールがかぶれの原因となる雑菌を洗浄し、グリチルリチン酸ジカリウムが皮膚の炎症を抑えます。

弱酸性、無香料で肌への刺激も少ないやさしい洗浄料です。

湯船につかる

長時間座っている方は下半身が血行不良になりがちです。肌が血行不良の状態に陥ると、皮膚の再生能力が落ちてしまうため、お風呂に浸かって血行を良くし、肌を健康にすることも重要です。

お風呂あがりは保湿を

肌が乾燥してしまうと皮膚のバリア機能が衰えてしまい、炎症が悪化しやすくなってしまいます。お風呂あがりの皮膚が乾燥しやすいタイミングで、クリーム等を使用しておしりを保湿するようにしてください。