ブヨはかゆみ・赤みが長引くのが特徴

ブヨに刺された(噛まれた)ときの特徴は、強烈なかゆみがあらわれ赤く腫れ上がり、症状が長引くことです。

ブヨに刺されると、痛みを感じた後に少量の出血で血がにじむことがあります。その後、数十分から数時間後に強いかゆみをともなって刺された部位が赤く腫れ上がります。

ブヨは人の肌を刺したあと、酵素毒を残していきます。酵素毒には即効性がないため、かゆみなどの症状がでてくるまでに時間がかかるのです。

また、腫れがひどくなると中から体液が滲み出し、水ぶくれのような状態になることもあります。

ブヨに刺されたときに使える市販薬

ブヨに限らず虫に刺されたときのかゆみや腫れは、軽度であれば市販薬でおさえることができます。

かゆみがある場合には、かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きをおさえる「抗ヒスタミン成分」、赤みや腫れなどの炎症がある場合には炎症を鎮める作用のある「ステロイド成分」が配合された市販薬を選択します。

かゆみが強く、すぐにでもかゆみをおさえたいのであれば、局所麻酔成分である「リドカイン」または「ジブカイン」の配合された市販薬を選択しましょう。

ラシュリアPEクリーム:子どもも使えるステロイド成分

ラシュリアPEクリーム

ラシュリアPEクリームは、炎症による皮膚の腫れ・赤みをおさえるミディアムクラスのステロイド成分「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)」を配合しています。

PVAは、皮膚表面の患部では高い消炎効果を発揮し、体内に吸収されると活性が低下して副作用を起こしにくいアンテドラッグという種類のステロイドです。

そのほか、かゆみをすばやく感じにくくする局所麻酔成分「リドカイン」、患部を殺菌することで悪化を防ぐ消毒成分「イソプロピルメチルフェノール」、皮膚の回復を助ける「トコフェロール酢酸エステル」が配合されています。

l-メントールやカンフルを含んでいないため、スーッとする成分が苦手な方にも使いやすくなっています。

ムヒアルファEX:強いかゆみや赤みに

消炎作用に優れたアンテドラッグ型のステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」と、かゆみの原因物質の働きをおさえる「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が配合されています。さらに、かゆみをおさえる「クロタミトン」も配合し、かゆみに効果を発揮します。

そのほか、皮膚に清涼感を与える「l-メントール」「dl-カンフル」、雑菌の繁殖を抑える殺菌成分「イソプロピルメチルフェノール」も配合されています。

ムヒアルファSⅡ:素早くかゆみをおさえる

ムヒアルファEXと比較すると、かゆみの原因物質の働きをおさえる「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が2倍配合。かゆみに素早くアプローチします。

また、ステロイド成分や、スーッとした使用感を与える「l-メントール」なども配合されています。

ベタつかないクリームタイプの塗り薬です。

新ウナコーワクール:ステロイドフリーの液体タイプ

新ウナコーワクール

かゆみのもととなる物質の働きをおさえる「ジフェンヒドラミン塩酸塩」と、かゆみをすばやく鎮める局所麻酔成分「リドカイン」が配合されています。

また、l-メントールとdl-カンフルの清涼感もかゆみをすばやく和らげることに繋がります。

ステロイド成分が入っていないため、炎症をおさえる効果はあまりありません。液体タイプでさっと塗ることができます。

ブヨに刺されたときの応急処置

まずは刺された箇所を水で流しましょう。

ブヨは刺したときに流血させる成分を体内に残しているので、水で流して体内に残った成分を洗い流します。

ブヨに刺されないための予防法

暗い色の服装を避ける

ブヨは黒や紺などの暗い色を好みます。 アウトドアに行くときは、黄色やオレンジなど明るめの色の服装を心がけましょう。

また、極力肌を露出させないことも予防となります。特に山や川の近くで活動する際には長袖長ズボンの着用をおすすめします。

虫除けスプレー

北見ハッカ通商 ハッカ油ビン 10ml スプレー

ブヨはハッカのにおいを嫌うため、ハッカ油の虫除けスプレーは予防に役立ちます。また、ハッカ油は天然成分のため、赤ちゃんや子どもにも使用することが可能です。

ハッカ油を精製水や無水エタノールと混ぜてスプレーボトルに入れ、手作りの防虫スプレーをつくるのも良いでしょう。

ブヨってどんな虫?

ブヨは蚊と同じように産卵期のメスが人の血を吸う衛生害虫です。体長3mmから5mmの小さい虫で、見た目はコバエに似ています。

積雪時を除き一年中活動しますが、とくに3月~9月にかけて活発に動きます。特に気温の低い朝夕に活発に活動する傾向があります。

正式名称を「ブユ」といい、関東地方では「ブヨ」、関西地方では「ブト」と呼ばれることもあります。

キャンプ・アウトドアではブヨ刺されに注意

ブヨは、春から夏にかけて活発に活動する虫です。

登山や森林浴、川のそばでのバーベキュー、ゴルフ場、キャンプ場など屋外で刺されることがほとんどで、夏場のアウトドアでは特に注意が必要です。