虫刺されの市販薬|症状・部位別の薬の選び方

虫刺されの市販薬の選び方を現役薬剤師が解説。成分や効能効果からおすすめの市販薬をピックアップ。また、病院を受診した方が良い症状の目安についても紹介します。

虫に刺されたらどうする?

虫刺されでは、虫が持っている毒成分や唾液が体の中に入りアレルギー反応を引き起こすことで、かゆみ・腫れ・発疹などが現れます。

刺された虫によって症状や程度も異なり、中には命の危険に関わるような症状を引き起こす虫もいます。以下に該当する場合はすぐに病院を受診してください。

すぐに病院を受診すべき症状の目安

・ドクガ・チャドクガなどの毒性の強い毛虫、ハチ・ムカデなど重大なアレルギーを引き起こすおそれのある虫に刺されたとき
・ショック症状(体温の低下、血圧の低下、顔面蒼白など)が現れたとき
・刺されてから15分以内にめまい、吐き気、呼吸困難などの症状が現れたとき
・全身に蕁麻疹が現れたとき

その他、症状に違和感があったり、不安が残る場合も皮膚科を受診し、虫に刺されたときの状況や詳しい症状などを医師に伝えましょう。

虫刺されに効く市販薬の選び方

虫刺されの市販薬を選ぶ場合は、かゆみをおさえる成分炎症をおさえる成分に注目しましょう。

かゆみをおさえる成分には、かゆみの原因となるヒスタミンの作用をおさえる「抗ヒスタミン成分」や、かゆみそのものを鎮める「局所麻酔成分」などがあります。

種類 成分
抗ヒスタミン成分 ・ジフェンヒドラミン
・クロルフェニラミン
局所麻酔成分 ・リドカイン
・ジブカイン

また、「ステロイド成分」は炎症をおさえる働きがあります。

軽度の虫刺されであれば、かゆみをおさえる成分と炎症をおさえる成分の両方が配合されているもので問題ありません。

かゆみが強い場合は、かゆみ止め成分が複数配合されているものをおすすめします。

また、赤みや腫れなどの炎症が強い場合は、比較的効果の強いステロイド成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。

ラシュリアPEクリーム:かゆみ・炎症に効果的な薬

かゆみをおさえる成分と炎症をおさえる成分の両方が配合された薬は、虫刺されの症状に幅広く使用できます。

特に虫刺されが起きやすい夏場やレジャー時にひとつ持っておくと良いでしょう。

ラシュリアPEクリーム

お薬を選んでいる理由

ミナハダ ラシュリアPEクリームは、炎症による皮膚の腫れ・赤みをおさえるミディアムクラスのステロイド成分「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)」を配合しています。
PVAは、皮膚表面の患部では高い消炎効果を発揮しますが、体内に吸収されると活性が低下して、副作用を起こしにくいアンテドラッグという種類のステロイドです。
そのほか、かゆみをすばやく感じにくくする局所麻酔成分「リドカイン」、患部を殺菌することで悪化を防ぐ消毒成分「イソプロピルメチルフェノール」、皮膚の回復を助ける「トコフェロール酢酸エステル」が配合されています。
l-メントールやカンフルを含んでいないため、スーッとする成分が苦手な方にも使いやすくなっています。
白いクリームタイプですが、塗った後は白く残らずベタつかないため、服を上に着ても張り付きません。服への色移りの心配が少ないのも特徴です。

液体ムヒアルファ:メントール入りの爽やかな使い心地

液体ムヒアルファEX

お薬を選んでいる理由

消炎作用に優れたアンテドラッグ型のステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」と、かゆみの原因物質の働きをおさえる「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が配合されています。
そのほか、皮膚に清涼感を与える「l-メントール」「dl-カンフル」が配合されているため、スーッとした使い心地です。
また、殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」が雑菌の繁殖をおさえます。
さらっとした液体タイプでさっと塗ることができる上に、スーッとした使い心地が特徴です。

 

新ウナコーワクール:ステロイドフリーの液体タイプ

新ウナコーワクール

お薬を選んでいる理由

かゆみのもととなる物質の働きをおさえる「ジフェンヒドラミン塩酸塩」と、かゆみをすばやく鎮める局所麻酔成分「リドカイン」が配合されています。
また、l-メントールとdl-カンフルの清涼感もかゆみをすばやく和らげることに繋がります。
ステロイド成分が入っていないため、炎症をおさえる効果はあまりありません。
液体タイプでさっと塗ることができます。

 

液体ムヒベビー:赤ちゃんも使える虫刺され薬

液体ムヒベビー

お薬を選んでいる理由

生後3か月を目安に使用できる、かゆみをおさえる抗ヒスタミン成分ジフェンヒドラミン塩酸塩と肌の正常な働きを助けるパンテールを配合した液体タイプの薬です。
子供にとって刺激となりやすいメントールやアルコールは含まれていないので、スーッとするのが嫌いな子供にはおすすめです。
ノンステロイドなため、ステロイドを使用したくない方にも使いやすいです。
スポンジヘッドの容器の液体タイプの薬で、手を汚すことなく簡単に塗ることができます。
また、体だけではなく顔にも安心して使用できます。ただし、顔に塗る際は直接ではなく指に少量とって、目や口に入らないよう注意しましょう。

 

ムヒパッチA:患部に直接貼ってかきむしりを防ぐ

ムヒパッチA

お薬を選んでいる理由

かゆみをおさえる抗ヒスタミン成分ジフェンヒドラミン、殺菌作用のあるイソプロピルメディルフェノールを配合したパッチタイプの薬です。清涼感を与えてかゆみを鎮めるl-メントールも配合しています。
貼り薬なので、患部を直接カバーするため、かきむしりによる症状の悪化を防ぐことができます。
また、虫刺され部分を直接覆うことで、薬の吸収が高まり治りを早くします。
かわいいアンパンマンのイラスト入りです。

 

顔や目の周りに薬を使うときは成分を確認!

虫刺されの市販薬には、全身どこでも使用できるものから、目の周りや粘膜など刺激を感じやすい部位には使用できないものがあります。

ステロイド成分が入っている薬は、目の周りや粘膜に使用することはできません。顔部分に薬を使用する場合は、必ず添付文書を確認してください。

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