ゴールデンウイークや夏休み、年末年始などの長期休暇を利用して、飛行機で国内・国外へ出かける人が多いのではないでしょうかは多いことでしょう。
手を汚さず簡単に紫外線対策ができる「日焼け止めスプレー」は、レジャーシーンに欠かせないグッズのひとつです。
しかし、飛行機に乗る際は手荷物の持ち込み規制があります。日焼け止めスプレーは機内持ち込みができるのでしょうか?この記事では、国際線・国内線それぞれのケースについて解説します。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込める?国際線の場合
「スプレー缶」というと、機内持ち込みができない印象を持たれがちです。 しかし、肌に直接つける化粧品や医薬部外品のスプレーであれば、国際線でも持ち込むことができます。
日焼け止めスプレーは、化粧品類にあたるので機内持ち込み可能です。これはJAL・ANA・LCC格安航空会社など、どの航空会社でも共通です。
日焼け止めスプレーと同様に、虫よけスプレーや制汗スプレーなども機内持ち込み可能です。
日焼け止めスプレーは、「預け荷物」としてスーツケースに入れて持ち込めるほか、ルールを守れば「手荷物」として機内持ち込みすることもできます。
手荷物として持ち込める日焼け止めスプレーの量
日焼け止めスプレーを手荷物として国際線の機内に持ち込む際は、「液体物持ち込み」のルールに従います。
■手荷物持ち込みの場合は100ml(g)まで
国際線の飛行機に持ち込める液体の量は、「1個あたり100ml」までと定められています。
日焼け止めスプレーの場合、グラム(g)で表記されていることが多いので、目安として1ml=1gで換算しましょう。
100mlを超えた場合はスーツケースに入れ、チェックインカウンターで預け入れ荷物として持ち込みます。
■スプレー缶の容量にも注意
日焼け止めスプレーを国際線に持ち込む際は、スプレー缶の容量にも注意しましょう。
たとえ内容量が100ml未満であっても、最大の容量が100mlを超えるスプレー缶に入っている場合は手荷物として持ち込めません。
使いかけの日焼け止めスプレーを持ち込もうと考えている人は、容器の大きさを事前にチェックしましょう。
日焼け止めスプレーを手荷物で持ち込む方法
日焼け止めスプレーを国際線の機内に手荷物として持ち込む際は、スプレー缶をそのままバッグに入れてはいけません。
日焼け止めスプレーを国際線に持ち込む際は、必ずジッパー付きの透明なプラスチック製袋に入れることとなっています。また、袋のサイズにもルールがあるので注意が必要です。
■袋の容量とサイズについて
液状・ジェル状の医薬品・化粧品を機内に持ち込む場合は、ジッパー付き透明なプラスチック袋に1つにまとめて入れる必要があります。
日焼け止めスプレーなどの液状・ジェル状の医薬品・化粧品を入れる袋のサイズは、容量が1リットル以下と定められています。サイズは、縦横それぞれの幅が20㎝以下です。
マチ付きの袋は容量が1リットルを超えるおそれがあるため、使用できません。
■持ち込める袋の数について
国際線に持ち込める袋の数は、1人1つまでです。
■袋の購入場所について
ジッパー付きの透明なプラスチック製袋は、スーパーマーケットや100円ショップ、ホームセンターなどで購入できます。
また、成田空港ではコンビニなど各店舗でも販売しています。ただし混雑状況を考えると、自宅を出る前に用意して、袋に日焼け止めスプレーを入れておくのが賢明です。
日焼け止めスプレーを国際線に持ち込む際の注意点
日焼け止めスプレーとほかの化粧品類を一緒に袋に入れる場合は、スプレーに傷が入ることを防ぐために袋に余裕を持たせるようにしましょう。
また、保安上は問題ないとされる液体物でも、検疫等の観点から持ち込みが禁止される場合があります。
海外で飛行機を乗り継ぐ場合は、再検査で海外のルールにより没収されることもあります。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込める?国内線の場合
国際線と同様に、国内線も日焼け止めスプレーを飛行機に持ち込むことができます。
手荷物として機内持ち込みすることも、預け荷物に入れることも可能です。国際線と同じく、JAL・ANA・LCC格安航空会社など、どの航空会社でも共通しています。
国内線で持ち込める容量
国内線で液体物を持ち込む場合は、1容器あたり0.5kgまたは0.5リットル以下と定められています。
また、1人あたりの液体物の合計は2kgまたは2リットルまでとなります。日焼け止めスプレーのほか、スキンケア用品などを持ち込む場合は上限に注意しましょう。
国内線で日焼け止めスプレーを持ち込む際の注意点
国際線ではスプレーをジッパー付きの透明な袋に入れなければならない決まりがありましたが、国内線では、袋に入れることを義務付けられていません。
しかし、万が一中身が漏れた場合のことを考えて、ジッパー付きの袋に入れておくことをおすすめします。
飛行機に持ち込める日焼け止めスプレーを紹介!
飛行機に持ち込むことのできる容量の日焼け止めスプレーには、以下のようなものがあります。遠出の際にもしっかりと紫外線をカットできるものをピックアップしました。
国際線に乗るときに!100g(100ml)未満の日焼け止めスプレー
アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター SPF50+/PA++++ 60g
汗や水に触れるとUVブロックする膜がさらに強力になる、「アクアブースター技術」を採用した日焼け止めスプレーです。
ヒアルロン酸をはじめとした美容成分も配合されています。顔、からだ、髪に使用可能です。
スキンアクア サラフィットUV さらさらスプレー 無香料 (SPF50+ PA++++) 50g
スプレーした後も肌がサラサラで、使用感に優れた日焼け止めスプレーです。顔、からだ、髪に使用できるほか、化粧下地としても使えます。
国内線に乗るときに!0.5㎏(0.5L)未満の日焼け止めスプレー
【大容量】ビオレUV 速乾さらさらスプレー 150g (通常品の2倍) SPF50+/PA++++
ウォータープルーフタイプの日焼け止めスプレーです。速乾性に優れ、スプレーした後もすぐに肌がサラサラになります。
顔、からだ、髪に使用可能です。保湿成分にカモミールエキスが配合されています。
【数量限定】サンカットウルトラUVスーパーパーフェクト透明スプレー 無香料 特大300g
汗や皮脂、水に強く、海やプールでも使える日焼け止めスプレーです。顔・からだのほか、髪や頭皮にも使用できます。
石鹸で落とせるので、外出先での日焼け対策にもおすすめです。
おわりに
日焼け止めスプレーは、原則として機内持ち込み可能です。ただし、国際線と国内線ではルールに違いがあります。
特に国際線は手荷物として持ち込む場合、事前の準備が必要です。ゆとりをもって旅の準備を始めましょう。
また、どうしても不安があるという場合は、旅行代理店や航空会社に確認することをおすすめします。