乾燥肌の原因と対策方法|自分でできる正しいスキンケア!

自分でできる乾燥肌の予防・対策方法について詳しく解説します。肌が乾燥して乾燥肌になってしまう仕組みを解説するとともに、乾燥肌になる主な原因についてもあわせて紹介します。

肌が乾燥する仕組みについて

乾燥肌は、肌の水分と脂質が不足している状態のことをいいます。

肌の最も外側には角質層という細胞の層が存在します。

角質層は、角質細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質から成り立っていて、角質層が水分を保ち、セラミドなどの細胞間脂質が膜を作って肌の潤いを守っています。

また、角質層には外的刺激を防ぐバリア機能があり、このバリア機能が何らかの原因によって低下すると、細胞間脂質が減少します。すると、角質層の水分を保持できなくなり、皮膚の表面が乾燥してしまうのです。

乾燥が続くとどうなる?

肌が乾燥している状態が続くと、角質層が厚くなっていきます。すると、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)に不調が起こり、未熟な細胞が作られます。

しかし、未熟な細胞ではバリア機能がうまく働かないため、肌の乾燥がさらに進行し、悪循環が起こります。

バリア機能が低下している状態では、アレルギーの原因となるアレルゲンや刺激物質が入りやすくなり、かさつきだけではなくかゆみや湿疹、くすみやしわなどを引き起こす原因にもなってしまいます。

日常にひそむ乾燥肌の主な原因

乾燥肌の原因は、主に4つに大別できます。

生活習慣の乱れ

不規則な食事や無理なダイエット、睡眠不足は肌のターンオーバーの不調へと繋がります。

また、ストレスが溜まると活性酸素が発生したり、ホルモンバランスが崩れたりして、バリア機能が低下し、肌へ影響をおよぼします。

喫煙の習慣も乾燥肌の原因のひとつで、喫煙によりビタミンが破壊され、肌細胞にダメージを与えてしまいます。

外気の乾燥と湿度の変化

外気が乾燥している冬だけではなく、夏でもエアコンによって室内が乾燥します。

エアコンは空気中の水分も一緒に吸収してしまうため、空気が乾燥し、肌の水分保持力が低下します。

一般的に、室内で最適といわれる湿度は40〜60%程度が目安と考えられています。

  • 紫外線

紫外線を繰り返し浴びていると、肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下してしまいます。

紫外線が内部へ侵入するのを防いで肌を守ろうとする働きの影響で、肌表面には古い角質が残り、肌の水分保持力が低下して乾燥しやすくなります。

バリア機能が低下した肌は、刺激を受けやすい状態となり、紫外線による乾燥はさらに進み、炎症や色素沈着が発生することもあります。

誤ったスキンケア

洗顔やクレンジングをしすぎたり、ナイロンタオルやアカスリタオルなどで体を強く洗いすぎたりすると、皮膚のバリア機能が低下することがあります。

洗浄力が強すぎる洗顔料や石けんなどの使用も、皮膚のバリア機能の低下の一因になります。

また、高温のお湯は必要な皮脂まで奪ってしまうため、熱いお湯での入浴も乾燥の原因となります。

乾燥肌対策1:バランスの良い食事を心がける

栄養バランスの乱れた食生活を送ると、肌に必要な栄養が供給されなくなり、皮膚が荒れやすくなります。

食事の際は、肌細胞の成分の源となる肉や魚などのたんぱく質やビタミン、ミネラルを含んだ食品をバランスの良く摂取するよう心がけましょう。

栄養素 食品 特徴
たんぱく質 肉類、魚介類、卵、大豆、牛乳など

肌細胞を生成する元となり、肌の新陳代謝を促進し、ターンオーバーを正常化します。

ビタミンC 柑橘類、イチゴ、キウイなどのフルーツや野菜など

活性酸素の除去やコラーゲンの生成に関わり、肌のターンオーバーを整えます。

ビタミンA レバー、うなぎ、ニンジンなどの緑黄色野菜、卵など 肌の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の潤いを保ちます。
ビタミンB群 レバー、卵、アボカド、納豆など

特にビタミンB2・B6は肌のターンオーバーを正常に保ち、皮膚や粘膜の健康を維持します。

ビタミンE ごま、ナッツ類、大豆、アボカドなど

血行促進作用を持ち、肌の新陳代謝を活発にするほか、肌のバリア機能を高めます。

乾燥肌対策2:十分な睡眠をとる

睡眠不足の状態が続くと、ホルモンバランスが崩れて皮膚のターンオーバーがうまくいかなくなるため、乾燥肌や肌荒れの原因になります。

日頃から十分な睡眠時間を確保し、皮膚の正常なターンオーバーをうながしましょう。

特に、ノンレム睡眠(深い眠り)の時はターンオーバーが行われる元となる成長ホルモンが最も多く分泌されます。

約90分サイクルでレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠を繰り返しているため、6時間程度は睡眠をとりましょう。

乾燥肌対策3:湿度のコントロール

室内の湿度が40%以下にならないよう、加湿器などで調節し、湿度は一定に保ちましょう。部屋に植物や水を入れたコップを置くのも効果的です。

また、ストーブやエアコンなどの使用は最低限にしましょう。

乾燥肌対策4:日々のUVケアをする

紫外線は皮膚にダメージを与えて、乾燥肌の原因になります。

生活シーンに合った日焼け止めを選び、2〜3時間程度を目安にこまめに塗り直しましょう。帽子や日傘、サングラスなども効果的です。

また、紫外線は季節を問わず毎日降り注いでいるため、冬や曇りの日もしっかりと日焼け止めを塗りましょう。

乾燥肌対策5:正しいスキンケアと入浴を心がける

洗顔は肌の状態に合わせて調整し、刺激の少ないクレンジングや洗顔料を選びましょう。また、洗顔後は化粧水などで水分を与えましょう。

入浴の際は、お湯の温度が高すぎると入浴後に皮膚の乾燥を招いてしまうため、お湯の温度は38~40度程度にし、長風呂をしないことを心がけましょう。保湿系の入浴剤を使うのも効果的です。

また、体を拭くときは、肌への刺激が少ない柔らかいボディータオルを使いましょう。

乾燥肌と入浴方法について詳しくは、こちらの関連記事をごらんください。

乾燥肌対策6:保湿剤・保湿クリームを塗る

保湿剤・保湿クリームを使用することも、乾燥肌対策としては有効です。

保湿のタイミングは、なるべく入浴後すぐに行うのが理想です。刺激があるものは避け、油性成分が配合された保湿剤がおすすめです。

肘や膝などの特に乾燥する部分には、保湿剤をたっぷり塗りましょう。

また、顔の保湿にはセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された美容液や保湿パックが効果的です。

肌の保湿について詳しくは、こちらの関連記事をごらんください。

乾燥肌対策7:乾燥肌に効く市販薬を使う

乾燥肌をすみやかに治したい場合は、乾燥肌に効く市販薬を使用するのもひとつの手です。

市販薬の場合、乾燥の症状だけでなく、かゆみや湿疹といった別の症状にも対応できるものがあるので、自身の肌の状態に合わせて薬を選びましょう。

乾燥肌に効く市販薬について詳しくは、こちらの関連記事をごらんください。

おわりに

乾燥肌は体質や年齢によるものもありますが、食事や睡眠など日常生活を整えることでも改善することができます。

今行っているスキンケアと生活を見直し、乾燥肌の考えられる原因を探り、予防と対策を行っていきましょう。

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