子どもの肌は乾燥しやすい?

子どもの肌は、大人の肌よりも乾燥しやすい特徴があります。

 

子どもの肌は大人の肌と比較すると発達途中にあり、とてもデリケートな状態です。年齢によって状態も変わってきます。

肌の一番外側には、外部の刺激から皮膚を守るバリア機能のある「角質層」があります。子どもの肌の角質層は、大人よりも薄いため、外からの刺激に弱い状態にあります。

さらに、子どもは皮膚を乾燥や刺激から守る働きを持つ皮脂量が不安定で、角質層にある水分量なども少ないため、大人よりも乾燥しやすいといえます。

肌が乾燥すると起こる症状

肌が乾燥すると、皮膚がつっぱる、全身がカサカサする、などのさまざまな症状が現れます。

さらに、乾燥が進むとかゆみが現れることもあります。

子どもは、かゆみを我慢できずにかきむしったり、引っ掻いたりすることも多く、ひっかき傷がさらにかゆみを起こしかきむしってしまう悪循環にもつながります。

保護者の観察が大切

特に子どもは、かかないように注意をしても、我慢できずにかいてしまうものです。

また、子どもはうまく自分の症状を言葉にできないため、周りの保護者が注意して観察する必要があります。

放っておくとかき壊しが進み湿疹となったり、さらにアトピー性皮膚炎になってしまうおそれもあるため注意しましょう。

乾燥肌のメカニズム

肌が乾燥した状態とは、皮膚のバリア機能が低下して皮膚の水分が蒸発しやすくなった状態です。

皮膚の一番外側にある「角質層」には外部からの刺激から肌を守るバリア機能が働いています。肌のバリア機能が働いている状態であれば、外的刺激から肌を守り、肌内部の水分などが逃げるのを防ぎ、潤いのある肌を保つことができます。

ところが、何らかの原因によりバリア機能が低下すると、肌の保水機能も低下してしまいます。

 

乾燥肌を起こさないためには、肌のバリア機能を守り、皮膚の保水機能を保つことが大切です。

子どもの乾燥肌を防ぐには?

子どもの肌は薄く敏感なため、日常的なケアがとても大切です。

ケアの基本は、たっぷりと保湿すること。保湿剤などを使って肌を保湿し、肌の水分が逃げないように肌のバリア機能を整えることが大切です。

 

また、肌を常に清潔な状態にしておくことも重要です。子どもは、肌が乾燥している状態をうまく言葉にして伝えられず、周りが気付かないうちに悪化してしまうことがあります。

肌が乾燥しやすい冬場は特に、普段から子どもの肌の状態に注意しましょう。

子どもにも安心して使える市販薬

市販の保湿剤に含まれている成分によっては、15歳未満などの子供が使用できない薬もあります。購入前に商品の対象年齢をしっかり確認して選びましょう。
なお、ここでは対象年齢の指定がなく、赤ちゃんから使用できる商品を紹介します。

 

市販の保湿剤には、クリームや乳液、ローションなどさまざまなタイプがあります。

子どもの肌質はそれぞれ違い、薬が合う合わないにも個人差があります。質感や香りなどもチェックし、子どもが嫌がらずに使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

医薬品の保湿剤:乳液タイプ

ヘパリン類似物質乳状液「JM」

ミナハダヘパリン類似物質乳状液 「JM」(ミナハダ)は珍しい乳液タイプの保湿剤です。

保湿・抗炎症・血行促進の作用がある「ヘパリン類似物質」が配合されており、皮膚にうるおいを与えるだけでなく、肌を整え保湿機能を高めます。

乳液タイプで、クリームよりも伸びがよく塗りやすく、肌になじみやすいのが特徴です。肌の潤いを保つ水溶性成分と、油分の膜で肌を保護する油性成分が配合されているため、肌にしっかりとどまり、刺激から肌を守ります。

医薬品の保湿剤:ローションタイプ

ヘパリン類似物質を配合したローションタイプの保湿剤です。

アルコール無配合、ローションタイプなのでベタつかず、汗をかきやすい夏の間も使いやすい特徴があります。

HPシリーズにはクリームタイプもあります。

医薬品の保湿剤:クリームタイプ

ヒフメイド油性クリーム

ヘパリン類似物質を配合したクリームタイプの保湿剤です。

水に溶けにくいという性質があるため、薬が流されにくく皮膚をしっかり保護することができます。

水分が蒸発しにくく長く潤いを保つことができるのも特徴のひとつです

医薬品の保湿剤:純度の高いワセリン

プロペトホームは、白色ワセリンを精製したもので、白色ワセリンよりも不純物が少ないのが特徴です。ワセリンには皮膚の水分が蒸発するのを防ぎ、水分を保持する働きがあります。赤ちゃんや子どもにも安心して使用できます。

赤ちゃんにおすすめのワセリン

【保湿クリーム】ベビーワセリン 100g(乾燥肌 パラベンフリー)

無添加・低刺激の100%ワセリンです。
保存料を使っていないので、赤ちゃんのデリケートな肌にも安心して使用できます。

ベビーローション

ジョンソンベビー すこやかナチュラルローション 250g

オリーブ葉エキスやビタミンEなどの天然由来の成分を配合し、低刺激・無着色・無香料のベビーローションです。

肌を乾燥させない日常生活のポイント

肌の乾燥は、日常生活の中でも原因となっていることも。何に気をつけたらいいのでしょうか?

入浴習慣を見直す

入浴中の洗いすぎが乾燥肌を招いている場合もあります。

肌を洗いすぎるとかえって皮脂が不足してしまい、乾燥肌になりやすくなるおそれがあります。

石けんやボディソープを使用する場合は、しっかりと泡立てたものを優しく肌の上で滑らせるように使用し、ごしごしこすらないように注意しましょう。

また熱すぎるお風呂も避けてください。入浴後は、すぐに保湿剤を塗って保湿することも大切です。

適切な湿度を保つ

室内の湿度を適度に保つことで、乾燥肌を防ぐことにもつながります。必要な場合は加湿器を使うなど工夫しましょう。

暖房や冷房器具を使用する際には、部屋の空気が乾燥しやすくなるので、湿度管理を行ってください。

バランスの良い食事と十分な睡眠

丈夫な肌を作るためには、たくさんの栄養素が必要です。肌のバリア機能を保つためにも、バランスの良い食事をすることも大切です。

また、睡眠も肌の状態に大きく関わるので、質の良い睡眠を取ることを心がけましょう。

日常生活の中の注意

肌への刺激の少ない衣服を選ぶ、汗を拭くときや口を拭うときはこすらないように注意する、子どもの爪はいつもこまめに切っておく、など日常のちょっとした工夫で乾燥肌の防止につながることもあります。

おわりに

子どもは、自分の症状をうまく言葉で伝えられないことが多く、気付かないうちにひどい状態になってしまうこともあります。日頃からこまめに子どもの肌の状態をチェックしましょう。

症状が強いとき、長引くとき、違和感を感じたときなどは、すぐに病院を受診しましょう。