しもやけの原因

しもやけの原因は、温度差による血行障害です。最低気温が5℃前後であり、一日の中で気温差が10℃以上あるときに起こりやすくなります。

真冬よりも、秋から冬・冬から春のように、気温差が大きくなる季節の変わり目に症状が現れる方が増えます。

 

人の体では、気温が高いときは血管を拡張させて皮膚表面の温度をあげることで、汗をかき体の熱を外に逃します。気温が低いときは、体温を保つために血管を収縮させて皮膚の表面の温度を下げることで、体の熱が外に逃げないようにして、体温を一定に保とうとしています。

 

温度変化により血管の収縮と拡張が繰り返されると、手先や足先などの末梢の血行調整がしにくくなり、血行障害が起こりしもやけになります。

しもやけの症状

しもやけでは、皮膚の赤み、かゆみ、痛み、腫れなどが起こり、症状がひどくなると水ぶくれができることもあります。

しもやけの種類は、患部が全体的に赤く腫れ、子どもに多く現れる「樽柿型(たるがきがた)」と、赤い発疹や小さいしこりができる大人に多く現れる「多形紅斑型(たけいこうはんがた)」にわけることができます。

しもやけがでやすい部位

手足や冷たい空気に触れやすい耳たぶ・顔(頬や鼻)などの部位にでやすい傾向があります。

しもやけと間違えやすい病気

・なかなか治らない
・末梢や冷たい空気に触れた場所以外にも症状がある
・暖かい季節になっても症状が続く
上記の場合は、全身性エリテマトーデス(SLE)という、皮膚や関節、臓器など全身に症状を起こす病気などが原因となっているおそれがあります。

 

SLEは20〜40歳の女性に多い病気です。2019年6月時点で、日本国内で約6〜10万人の患者がいると考えられています。

 

皮膚に現れる症状だけでなく、全身の怠さや関節炎、蝶が羽を広げたような形をした赤い発疹が頬などにある場合には、一度病院を受診することをおすすめします。

しもやけの予防方法

しもやけを防ぐためには、手足などしもやけになりやすい部位を冷やさないことが重要となります。

衣服や食事などの生活習慣してしもやけを予防しましょう。

防寒対策をする

手袋やマスク・厚手の靴下などを使用して、できるだけ手足や頬などを冷やさないように心がけましょう。

濡れて湿った靴下や靴を履き続けることで、足の毛細血管の損傷や皮膚温度の低下により、しもやけになることもあります。靴を含む着衣は乾燥した状態を保ちましょう。

血行の良い状態を保つ

血行の良い状態を保つために、湯船につかり体を温めたり、マッサージやストレッチをすることも有効です。特にしもやけになりやすい方は、シャワーだけで済まさずに、湯船につかり手足をしっかりと温めましょう。

食事をしっかりとる

体温を保つためには、しっかりと栄養をとることも重要です。血行を良くするビタミンEが含まれた食品や、体の筋肉や組織の元となり体温を保つための熱エネルギーを生みだしやすいたんぱく質をとりましょう。

また、暖かい飲み物を飲むことで直接体を温めることも有効です。

 

【ビタミンE・たんぱく質が多く含まれる食品】

ビタミンE

アーモンド、落花生、ほうれん草、ブロッコリー

ベニバナ油などの植物油、うなぎ

たんぱく質

納豆・豆腐などの大豆食品、肉、魚、卵類

しもやけの治し方

しもやけの治療は、患部の血行をよくするために温めながらマッサージをしたり、血行をよくする作用のある塗り薬・飲み薬を使用します。

また、症状に応じて、赤みをおさえるステロイドの塗り薬や、かゆみをおさえる抗ヒスタミン薬の飲み薬を使用します。