子どものあせもの市販薬|自宅での対処は?病院に行くべき?

子ども(1〜6歳)のあせもの対処法について掲載。あせもが軽症の場合、症状に合わせて自宅でのケアや市販薬を活用しましょう。あせもの薬の選び方、子どもが使えるあせもの薬もピックアップ。

この記事では、1〜6歳の子どもを対象にしています。赤ちゃん、新生児については以下の記事をごらんください。

子どものあせもは自宅で対策できる?

あせもは、特に夏場に起こりやすい皮膚トラブルのひとつです。

身近に起こりやすい皮膚トラブルですが、子どもの皮膚疾患は見分けがつきづらいものも多いため、まずは正しい診断を受けることが大切です。

同じ症状で病院で診断されたことがあるなど、はっきりとあせもとわかっている場合、軽症であれば自宅でのケアや市販薬で対処できます。

たかが「あせも」とそのままにして悪化させてしまうと、治療が長引いたり病院に行く必要が出てくるので、早めに対処しましょう。

この記事は、生後1〜6歳の子ども(幼児)を対象にしています。

子どものあせもに市販薬を使用する場合は、子どもの年齢によって使用できる薬が異なるので注意してください。

病院に行くべきあせもとは?

一番最初にあせもが疑われる皮膚トラブルが起こった場合は、まずは病院を受診しましょう。

子どもの場合は特に、症状を自己判断をして対処を誤ると、症状の悪化を招いたり治療が難しくなるおそれもあります。まずは正しい診断を受けてください。

また、以前あせもと診断されたことがあり、同じ症状のあせもであれば病院に行かずに市販薬などで対処が可能ですが、以下のような状態の場合は病院を受診しましょう。

・ジュクジュクして化膿している
・範囲が広がっている
・発熱、だるさがある
・腫れ、患部が熱をもっている
・水疱がある
・かゆみ、痛みが激しい
・ピリピリ、チクチクする痛みがある
・市販薬を5〜6日使用しても治らない

あせもを掻きむしった傷に、黄色ブドウ球菌が感染し炎症を起こした状態になると、あせものより(乳児多発性汗腺膿瘍)となります。

幼児のあせものよりは悪化しやすいため、医師の診断のもと抗生物質で治療することが大切です。

子どもが使えるあせもの薬の選び方

あせもの市販薬には、症状に合わせた成分が配合されています。子どものあせもの症状に合わせて、成分を確認しましょう。

また、薬の購入前に必ず説明書や箱を確認し、使用可能な対象年齢にあてはまっているかどうか確認してください。

子どもはすぐに掻きむしってしまい、搔き壊しが悪化の原因になることが多くあります。

市販薬はかゆみ止めの入っているものがよいでしょう。

かゆみをおさえる成分

かゆみをともなうあせもには、かゆみをおさえる成分が入っている薬を選んでください。

子どもの場合は、かゆいと我慢せず掻いてしまうことで、症状が悪化することが多いため、かゆみをおさえる成分を確認しましょう。

かゆみをおさえる成分には、抗ヒスタミン成分や局所麻酔成分などがあります。

【ジフェンヒドラミン・ジフェンヒドラミン塩酸塩】
抗ヒスタミン成分です。かゆみの原因物質「ヒスタミン」の働きをおさえることで、かゆみを鎮めます。

【リドカイン・ジブカイン】
局所麻酔成分です。かゆみを感じにくくさせることで、かゆみをおさえます。

作用が出るまでが早く、かゆみをおさえる働きも強いため、すぐ掻きむしってしまいそうなかゆみに向いています。

子どもは避けたいかゆみ止めの成分

【クロタミトン】
かゆみを感じにくくする作用があります。抗ヒスタミン成分や局所麻酔成分に比べて作用が弱めです。

塗った直後に熱感を感じることがありますが、次第に消えていきます。

しかし、自分の症状をうまく伝えられない小さな子どもへの使用は避けた方が良いでしょう。

【l-メントール・dl-カンフル・d-カンフル】
スーッとする清涼感を与えることでかゆみを緩和させます。

「有効成分」か「添加物」として含まれますが、「有効成分」として入っている方が配合量が多く、より強く清涼感を感じます。

子どもによっては刺激と感じるため、自分の症状をうまく伝えられない小さな子どもへの使用は避けた方が良いでしょう。

炎症をおさえる成分

赤みなどの炎症がある場合は、ステロイドが配合された薬を使用しましょう。

ステロイド薬を子どもに使用することをためらう方もいますが、適正な使用期間と範囲、注意を守れば副作用はまれなものです。

ステロイドには5段階の強さがあり、子どもの薄い皮膚に市販薬を使う場合は、1番弱いウィーククラスや、下から2番目のミディアムクラスが向いています。

また、ミディアムクラスの中でも、皮膚表面の患部で効果を発揮したのち、体内に吸収されると低活性となる「アンテドラッグ」というタイプの、副作用の軽減と効果の両方の面で優れたステロイドも存在します。

化膿している場合

あせもが悪化して化膿してしまっている場合は、まず病院を受診することをすすめします。

あせもが化膿した「あせものより」は悪化しやすいため、家庭で治療することは避けましょう。

子ども(1〜6歳)が使えるあせもの市販薬

※市販薬は5〜6日の使用を目安とし、治らない、または悪化した場合は、すぐに医療機関を受診してください。

かゆみをおさえる作用のある抗ヒスタミン成分配合と、患部の乾燥を助け、より改善を早くさせる酸化亜鉛を配合したものが、あせもの薬として市販されています。

酸化亜鉛と抗ヒスタミン成分を両方配合している市販薬には次のようなものがあります。

アセモア

お薬を選んでいる理由

目安として2歳以上の子どもに使用できます。

パウダースプレー式なので手が汚れず、背中などに一気に使用できます。パウダータイプのため、サラサラな使い心地の点も、夏には向いています。

また、局所麻酔成分の「リドカイン」も配合しているため、かゆみに対しては比較的速効性があります。

顔には直接噴霧できませんが、手などに一度つけ、顔に塗ることができます。

スーッとする成分も配合していないため、子どもから大人まで体への使いやすさでは1番ではないでしょうか。

ただし、配合成分の量は少なめになっているため、強くかゆみを止めたい場合は他の製品の方が向いています。

高山 友克高山 友克薬剤師

レスタミンコーワパウダークリーム

お薬を選んでいる理由

他との違いとして、l-メントールなど刺激の強い成分を含んでいないことが特徴です。

スーッとせず、刺激が少ない製品としてピックアップしました。

スーッとするのが苦手な方や子どもでも使いやすく、目に入らないように気をつければ、顔にも使いやすいクリームです。

高山 友克高山 友克薬剤師

タクトホワイトL

お薬を選んでいる理由

局所麻酔成分の「リドカイン」を配合している点が特徴です。リドカインは作用が強めで速効性があり、かゆみをすばやく感じにくくさせます。

また、血管収縮作用によってかゆみを緩和する「dl-メチルエフェドリン塩酸塩」も配合されており、かゆみに対しての成分が他よりも充実しています。

特にかゆみが気になる方に向いています。

ただし、スーッとする成分が入っており、子どもによっては嫌がる子もいます。

自分の意思や症状をうまく伝えられる年齢の、2〜3歳くらいからを目安に使用されるのが良いでしょう。

高山 友克高山 友克薬剤師

ステロイドが入っている薬

炎症がある時や赤みが強い時は、消炎作用が優秀なステロイドを配合した薬を選ぶとよいでしょう。

ステロイドのほかに「ジフェンヒドラミン」などのかゆみをおさえる成分が配合されているものでしたら、赤みとかゆみ両方に優れた作用を示します。

また、ステロイドを使用する場合は、医師の判断なしに目の周りやデリケートゾーンに使用しないように注意してください。

エンクロンローションEX

お薬を選んでいる理由

ローションは、クリーム・軟膏よりもさっぱりとしていて、夏にも使いやすい点が大きな特徴です。

エンクロンローションEXに配合されているステロイドは、皮膚表面の患部で効果を発揮したのち、体内に吸収されると低活性となるアンテドラッグというタイプです。アンテドラッグは、副作用の軽減と効果の両方の面で優れています。

また、かゆみをおさえる成分が2種類配合されており、ほかにも、殺菌成分や肌の回復を助ける成分など配合成分が充実しています。

高山 友克高山 友克薬剤師

 

コートfAT軟膏

お薬を選んでいる理由

コートfATは子ども向けに開発されたステロイド薬です。ステロイドは強さによって5段階のレベルに分けられますが、コートfATは下から2番目のマイルドに分類されます。

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルが炎症・腫れをおさえ、局所麻酔成分がかゆみを抑えます

殺菌成分も配合されているので、患部が細菌感染して膿んでしまうのを防ぎます。クリームタイプも販売されており、軟膏に比べてサラッとした使い心地となっています。

高山 友克高山 友克薬剤師

あせもの予防対策には保湿ケアを

あせもができないように予防するためには、まず肌を綺麗な状態に保つことが一番重要です。

汗をかいたらタオルで優しく拭いたり、シャワーで綺麗に洗い流したりして、早めに汗を取り除くようにしましょう。

ただし、石鹸やタオルでごしごしと強く皮膚をこすると、肌のバリア機能が失われて炎症を引き起こしやすくなります。シャワーを浴びるときは、たっぷりの泡で優しく洗いましょう。

お風呂から上がったら保湿剤で肌を保湿してあげましょう。

肌は乾燥するとバリア機能が衰えて皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。予防のためにも日々の保湿ケアは重要です。

あせもができやすい夏場は、さっぱりしたローションの方が、クリームや乳液より使いやすいでしょう。

子どもに使える保湿剤

子どもの肌は大人よりも敏感なため、できるだけ低刺激なものを選ぶことがポイントです。

まれに保湿剤でも肌が荒れる方もいます。肌に異常がみられた場合は、使用を中止して、小児科か皮膚科にご相談ください。

保湿剤はお風呂上がりの清潔で、水分が多くある肌に使用するのが効果的です。

ピジョン 薬用ローション (ももの葉) 200ml (医薬部外品) (0ヵ月~)

自然の成分であるももの葉エキスが配合された薬用のローションです。

保湿効果があり、あせもや肌荒れを防ぎ、季節を問わず一年中使用できます。

子どもから大人まで使用でき、塗り薬を使用するのが難しい頭皮にも塗布しやすいです。

無香料・無着色・パラベンフリーで、弱酸性・皮膚刺激テストも済んでいるため、安全性が高い保湿剤のひとつです。

ユースキン あせもジェル 140ml (あせも 汗あれ 保湿ジェル) 【医薬部外品】

無香料・無着色で低刺激性のあせも予防の保湿ジェルです。

トロッとしたジェルのため、ローションに比べて肌にのせてもたれにくくできています。

うるおい成分としては、ももの葉エキス・アロエエキス・しその葉エキスが含まれています。

また、炎症をおさえる生薬成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合しています。

おわりに

特に夏場は、あせもができやすい時期です。

子どもは、自分の症状をうまく言葉で伝えることがなかなかできません。知らない間にかきむしって悪化させてしまう前に、日頃から子どもの不調や変化をしっかり観察して、対処できるように心がけましょう。

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