肛門に痛みや出血がある、肛門の周りにイボができている・・・お尻の周りに起こった不調はもしかしたら痔かもしれません。

しかしお尻の症状はなかなか人に相談できず、また病院にも行きにくいという人が多いのではないでしょうか。

痔は場所が場所なだけに恥ずかしさを感じてしまいますが、放置しておくと手術が必要になってしまうこともあります。

痔の原因の多くは食生活の乱れや不規則な生活、運動不足などの生活習慣にあります。痔を治すために生活習慣を見直しましょう。

この記事では、日常生活における痔の予防と対策について解説します。

痔の症状・原因・治し方などについては、関連記事をごらんください。

便秘や下痢をしない食生活を

便秘や下痢は痔の原因のなかでも特に多いものです。便秘の場合は便が硬くなりやすく、そのため肛門に負担をかけてしまいます。逆に下痢の場合は便が強い勢いで肛門を通るため肛門に刺激が与えられます。

便秘や下痢を改善するにはまず食生活を見直しましょう。

食物繊維を積極的にとる

ごぼう、モロヘイヤ、グリーンピース、大根の葉などの野菜には食物繊維が豊富に含まれています。また干し柿や干しプルーンなどのドライフルーツも食物繊維が多いため、食事に取り入れましょう。

こまめな水分補給を

水分不足は便が硬くなる原因になります。普段から意識的に水を飲みましょう。

ダイエット中は食事の量に注意

食事の量が少ないと便が出にくくなる原因になります。過剰な食事制限は避け、ダイエット中も食事の量が少なくなりすぎないように注意してください。

刺激の強い食事やアルコールは控える

つらい料理など香辛料の多い食事は下痢の原因になります。また排便時に肛門を刺激して痛みを起こす原因にもなるため、控えるようにしましょう。

アルコールも大量に摂取することで下痢の原因になります。またアルコールを分解するために水分が奪われ、水分不足となり便秘になることもあります。アルコールの過剰摂取は控えるようにしましょう。

冷えや血行不良に注意

体の冷えは血液循環の不良を招き、痔の発症や治りを妨げる原因となります。

次のような対策で体の血行を良くしましょう。

入浴と運動で体を温める

毎日湯船につかり体全体を温めるよう心がけましょう。シャワーで肛門周辺のみを温めるより体全体を温めて血行を良くしたほうがより効果的です。

また日ごろから適度な運動を行うことも大切です。運動すると体が温まるだけでなく、筋肉が付いて冷え症の改善にもつながります。毎日少しずつ体を動かすようにしましょう。

腰をカイロで温める

屋外にいるときなどは、体を冷やさないよう使い捨てカイロなどで腰を中心に体を温めてください。

ただし、痔ろうの場合は温めると症状が悪化するため、注意が必要です。

ストレスを溜めない

多すぎるストレスは自律神経の乱れや免疫力の低下を引き起こします。すると便秘や下痢が多くなり、痔の発症・悪化する原因となります。

また、ストレスは血行不良も招くため、心身ともにリラックスできる空間を作りストレスをため込みすぎないように注意しましょう。

座りっぱなし・立ちっぱなしに要注意

長時間座ったままでいると肛門に負担がかかり痔が発症・悪化する原因になります。仕事や学校などで座った姿勢をとることが多い場合は、定期的に姿勢を変えて軽く体を動かしましょう。

また長時間立ったままの姿勢でいることも肛門周りの血流が悪くなる原因となります。休憩時間などに体を動かすようにしましょう。

円座クッションで痔の悪化を防ぐ

中央に穴の空いた円座クッションは、お尻の中央を浮かせることができ患部に当たらないため痔による痛みを和らげてくれます。

また、クッションの使用により正しい姿勢を保つことができ、血流を良くして痔の悪化を防ぎます。

肛門への負担を和らげることができるため、痔の発症や再発を予防するのにも効果的です。

お医者さんの円座クッション ブルーグレー

医師が考案した円座クッションです。低反発のウレタンフォームの素材や中央の穴のあいた形により、座り心地を安定させます。

カバーは取り外し可能で洗うことができます。椅子の背もたれとしても使用できます。

肛門に負担をかけない排便習慣を

便は無理に出さない

便を無理に出そうと肛門に力を入れ続けていると、肛門付近の血流が悪くなり痔が発生・悪化してしまいます。便意がないときに無理に便を出そうとするのはやめましょう。トイレの時間は3分程度が目安です。

排便を我慢せず便意を感じたときに排便する

便意があるときに排便を我慢してしまうと便を出す最適なタイミングを逃すことになります。できるだけいきまずに短時間で排便した方が肛門への負担も少なく痔の改善にもつながるため、可能な限りトイレを我慢しないようにしましょう。

肛門部を清潔に

特に排便後はお尻を清潔に保ちましょう。

便を残さないよう、トイレットペーパーを肛門に優しく押し当てるように拭いてください。決して強くこすらないようにしましょう。

トイレの温水洗浄機能を使用するのも効果的で、職場や外出先などのトイレに温水洗浄機能がない場合は、携帯用のおしり洗浄器を持ち歩くのもおすすめです。

なお、お尻を洗った後は十分に乾燥させてください。

パナソニック 携帯用おしり洗浄器 ハンディ・トワレ ビビッドピンク DL-P200-VP

水を入れるタンクの中に本体を収納できるスリムでコンパクトなデザインで、持ち運びがしやすくなっています。

ペットボトルを装着できるアダプター付きで、タンクに水を入れるのが恥ずかしいという方でも使用できます。

おわりに

痔の主な原因は便秘や下痢、冷えなどであり治すためには食生活や生活習慣の見直しが重要です。少しずつ生活習慣を改善し、痔になりにくい体づくりをしていきましょう。

しかし症状が長引く場合や痛みが激しい場合などは痔が進行してしまっている可能性があるため、病院を受診して医師の診察を受けてください。