熱中症対策・予防に薬は使える?

暑い夏の季節になると注意しなければならないのが熱中症です。熱中症は気温や湿度が高い環境で、体温を調節する機能や体内の水分・塩分のバランスが崩れることによって起こるさまざまな症状の総称です。

熱中症は薬で治せる?

熱中症の症状におすすめの薬が漢方薬です。漢方には体内の水の巡りを良くする効果があるため、脱水によって引き起こされる熱中症に効果を発揮します。ただし、漢方が使用できるのはあくまで熱中症の症状が軽い場合です。症状がひどい場合は必ず病院を受診しましょう。

熱中症の症状と重症度

重症度 症状
軽度

・めまい、立ちくらみ

・失神

・筋肉痛、筋肉の硬直

・大量の発汗

中度

・頭痛

・吐き気、嘔吐

・倦怠感、虚脱感

重度

・意識障害、けいれん

・手足の運動障害

・高体温

熱中症の症状は主に3段階に分けられます。漢方が使用できるのは軽度の熱中症症状になります。また、なんとなく身体がだるい時や夏バテを感じる時に、熱中症の予防対策として漢方薬を服用しても良いでしょう。熱中症を軽度で食い止める役割として、お家に漢方薬を準備しておくと安心です。

熱中症対策・予防におすすめの市販薬

熱中症対策や予防におすすめの市販薬をご紹介します。全て漢方薬となりますが、薬によって特徴が異なるため、ご自身にあった薬を選びましょう。

 

ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒 48包(第2類医薬品)

配合生薬

沢瀉(タクシャ)、猪苓(チョレイ)、蒼朮(ソウジュツ)

茯苓(ブクリョウ)、桂皮(ケイヒ)

こんな症状に 頭痛・めまい・下痢・悪心・嘔吐・尿量の減少など

体内の水分の循環を良くする代表的な漢方薬です。熱中症は水分やミネラルが身体から失われ、体液のバランスが崩れることによって起こります。五苓散には飲んだ水分をしっかり身体全体に循環させ、水の巡りを良くする効果がります。水分代謝が悪くなっている方、胃腸が冷えている場合におすすめです。

 

ツムラ漢方苓桂朮甘湯エキス顆粒 20包(第2類医薬品)

配合生薬

茯苓(ブクリョウ)、蒼朮(ソウジュツ)、桂皮(ケイヒ)、

甘草(カンゾウ)

こんな症状に

めまい、ふらつき、動悸、息切れ、のぼせ、頭痛

体内の水分が停滞するのを改善し、体の中の水の巡りを正常にする漢方薬です。五苓散と同じく水の停滞を改善する漢方薬ですが、立ちくらみ、動悸やのぼせがある場合は苓桂朮甘湯、吐き気、排尿が少ない状態をともなうめまいには五苓散がおすすめです。

 

ツムラ漢方六君子湯エキス顆粒 10包(第2類医薬品)

配合生薬

人参(ニンジン)、蒼朮(ソウジュツ)、茯苓(ブクリョウ)

半夏(ハンゲ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)

甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)

こんな症状に

全身倦怠感、食欲不振、胃もたれ、胃痛、嘔吐など

胃腸の働きをよくする四君子湯に、胃の中の水分の代謝を改善する二陳湯を加えた漢方薬です。胃腸の働きをよくして、身体の中の水分の停滞を改善します。胃腸虚弱の症状に加えて特に吐気や嘔吐が目立つケースに適した漢方薬です。幅広い消化器のトラブルに用います。

 

ツムラ漢方半夏瀉心湯エキス顆粒 10包(第2類医薬品)

配合生薬

半夏(ハンゲ)、黄芩(オウゴン)、乾姜(カンキョウ)

人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)

黄連(オウレン)

こんな症状に

みぞおちのつかえ感、食欲不振、下痢など

「瀉心」はみぞおちのつかえを取り去ることを指します。胃腸症状によく用いる漢方薬で、夏に冷たいものを取り過ぎて食欲不振になった方などにも使います。六君子湯と効能が似ている漢方薬ですが、疲労感や胃もたれ、嘔吐がある方は六君子湯をおすすめします。

熱がこもってだるさを感じる方におすすめ

ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒 48包(第2類医薬品)

配合生薬

麦門冬(バクモンドウ)、半夏(ハンゲ)、粳米(コウベイ)、

大棗(タイソウ)、人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)

こんな症状に

汗をたくさんかく、口が渇く、喉がカラカラになっている、

体が火照っている、疲労感、倦怠感

夏の暑さで失われた体液を補い、体を潤す働きのある漢方薬です。潤す作用があるため、熱をもった状態も改善します。汗をかき、元気と潤いを消耗した状態に適しています。

熱中症の予防・対策方法

市販薬の活用以外にも熱中症の予防・対策方法で大事なことがあります。それが水分補給塩分補給です。からだにこもった熱を逃すために、汗をかくことはとても重要ですが、汗をかきすぎると体内の水分と塩分が失われていきます。

体内の水分や塩分が不足すると血流が悪くなり、身体のすみずみに必要な栄養素が行き届かなくなります。すると、頭痛や吐き気、けいれんやめまいなどの熱中症症状が出始めます。熱中症予防のためにはこまめな水分・塩分補給が重要です。

水分だけでなく塩分も必要な理由

人間の体液には水分以外にも塩分(ナトリウム)が含まれており、一定の濃度を保とうとする働きがあります。沢山汗をかいたからといって、水分のみを大量に摂取すると、体内の塩分濃度が低くなり、体液のバランスが崩れて熱中症を引き起こします。熱中症対策の際はこまめな水分補給と一緒に塩分補給もお忘れなく。

 

塩分ミネラルタブレット 海洋深層水

海洋深層水を使用した塩分ミネラルタブレットです。塩分の他にもカリウムや、ミネラルの吸収をサポートするクエン酸、栄養補給のためのマルチビタミンが配合されています。1粒ずつ個別に包装されているので持ち運びにも便利で、お出かけやレジャー、運動、屋外での作業時に素早く塩分補給ができます。

爽やかなグレープフルーツ味でお子様でも食べやすく、お口の中ですばやく溶けます。

 

(1粒あたり)食塩相当量 0.112g

注:ナトリウムが含まれている製品については、脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウムの過剰摂取につながる可能性があり、血圧や心臓への負荷等の影響も懸念されます。 あくまで補給を目的とし、過剰摂取をしないよう注意してください。

参考:日本における食塩摂取量推奨値(日本高血圧学会)=6g未満

運動時は経口補水液がおすすめ

熱中症予防のためにおすすめなのは、水や麦茶、経口補水液、スポーツ飲料などです。その中でも炎天下での運動時におすすめなのが経口補水液です。

経口補水液 OS-1 オーエスワン

オーエスワンは電解質(塩分)と糖質が配合された経口補水液で、熱中症予防やスポーツをして大量に汗をかいた時の水分補給におすすめのドリンクです。風邪や感染性腸炎などで下痢や嘔吐をした時の脱水症状にも使用できるため、お家に常備しておきたい飲み物の1つです。

 

(100mlあたり)食塩相当量

0.292g

注:ナトリウムが含まれている製品については、脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウムの過剰摂取につながる可能性があり、血圧や心臓への負荷等の影響も懸念されます。 あくまで補給を目的とし、過剰摂取をしないよう注意してください。

参考:日本における食塩摂取量推奨値(日本高血圧学会)=6g未満

 

◎スポーツドリンクとの違いは何?

オーエスワンは脱水状態になった際に必要な成分を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速くするため、糖分濃度が低くなっています。

炎天下の中激しい運動をするなど、熱中症のリスクが高い時は、スポーツドリンクよりも経口補水液の方がおすすめです。また、スポーツドリンクには糖分が経口補水液よりも多めに入っているため、糖質制限等をされている方には向いていません。

体温調節に冷却グッズを

熱中症を予防するためには上がってしまった体温を調節することも重要です。体温を効率よく下げるためには、首やワキの下、あしの付け根などの静脈を冷やすことがポイントです。また外出用に、叩くだけで瞬時に冷える瞬間冷却パックを持っておくと安心でしょう。

 

アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト

首もとをしっかり冷やせる、氷結ゲルタイプのアイスノンです。保冷剤は冷凍庫で凍らせることでなんども使用できるため、経済面でもおすすめの商品です。洗える洗浄カバー付きなので衛生面でも安心して繰り返し使用できます。

 

瞬間冷却パック ひえっぺ

袋を叩き、中に入っている水袋を破くと中の薬剤と水が反応して瞬時に冷却が始まります。冷却時間は大体15〜20分程度です。外出時の体温調整や熱中症の応急処置はもちろん、捻挫などの怪我の応急処置にも使用できます。

日常生活での注意点

熱中症を予防するためには日常生活でも注意が必要です。予防・対策のために次のことに気をつけてください。

エアコンで上手に温度調節を

エアコンや扇風機を使って上手に室内の温度調節をしましょう。目安は28℃を超えないように設定すると良いです。過度な節電や我慢をしていると、室内でも熱中症になるため注意してください。また、部屋の温度を下げすぎると室内から暑い外へ出た時に温度差に身体が対応できず、めまいが起こったり、気分が悪くなるおそれがあります。目安として設定温度を24℃以下に下げるのは避けましょう。

通気性の良い衣服を

通気性の良い衣服を着て、体温調整をしやすいようにしましょう。綿素材の衣服は通気性が良く、吸水性や速乾性も良いため、汗をかいた時にもおすすめの素材です。また、首回りが締め付けられると熱がこもり、体感温度が上がります。ネクタイやシャツのボタンなどの首回りを締め付けるものはなるべく緩め、風通しが良くなるようにしましょう。

日差しを避ける

帽子を着用したり、日傘をさすことによって日差しから身を守りましょう。道を歩く際もなるべく日陰の場所を選んだりして、日光に直接当たることを避けましょう。