脱水症状の原因

脱水症状とは、体内の水分が失われ、電解質バランスが崩れた状態のことです。脱水症状になると頭痛や吐き気などの症状が起こります。脱水症状を引き起こす原因には次の要因があげられます。

水分・塩分の摂取不足

かいた汗の量が増えるのに対して、水分摂取量が追いついていないと脱水症状が起こります。

また、人間の体液には水分以外にも塩分(ナトリウム)が含まれており、一定の濃度を保とうとする働きがあります。沢山汗をかいたからといって、水分のみを大量に摂取すると、体内の塩分濃度が低くなり、体液のバランスが崩れて脱水症症を引き起こします。
また、汗だけでなく尿の排出量が多い時も注意が必要です。アルコールや利尿作用のある薬を飲んでいるときも、脱水症状を起こしやすい状況にあります。

下痢や嘔吐を繰り返すとき

下痢のときは、本来腸に吸収されるべき水分が腸の不調により上手く吸収されず、柔らかい便や下痢として体外へ排出されます。
嘔吐も同じで、本来体内に止まるべき水分が体外へ出てしまうので、体の水分が欠乏してしまうため脱水症状を起こしやすくなります。

脱水症状は季節問わず起こる

汗をよくかく夏は脱水症状を起こしたあとに熱中症へとつながることが多いのですが、脱水症状は夏だけに起こるものではありません。冬の寒い時期に半袖と短パンの状態でも脱水症状は起こります。季節を問わず多量に汗をかくと、水分・塩分が不足し脱水症状になってしまいます。

かくれ脱水にも要注意!

「かくれ脱水」とは、脱水症状を起こす手前の段階で有効な対策を取っていない状態のことです。本人や周りの人も気づかないうちに脱水症状が起こりやすいシチュエーションがあります。脱水症状を起こさないためにも、かくれ脱水を起こしやすい場面を是非覚えておいてください。

 

【かくれ脱水に多い場所・場面】

①屋内:屋内にいることで油断して脱水状態に気付きにくい。脱水症の多くは実は屋内で起こっている
②夜間:水分摂取を控えることで多く起こっている
③運転中:水分摂取を控えることと、締め切った空間にいるため起こっている

脱水症状:頭痛・吐き気・体重減少など

脱水症状は頭痛や吐き気などが多いのですが、その他にも次のような症状が出る場合があります。

脱水症状の主な症状

・頭痛
・吐き気、めまい
・口や喉の乾き、粘膜の乾き
・尿排出量の減少
・嗜眠(しみん:放っておくと眠ってしまい、強い刺激を与えないと反応しない状態)

 

さらに脱水症が進行するにつれて、頻脈(ひんみゃく:心拍数が増加している状態)、低血圧、ショックなどが現れます。

頭痛や吐き気について

脱水症状を起こすと、初期段階に頭痛や吐き気を発症することが多くみられます。脱水症状の頭痛では、水分不足によって血流の流れが悪くなり脳に十分な栄養や酸素が供給されなくなることが原因となります。
ただし頭痛の原因が脱水症状によるものだと認識しにくいのが問題です。吐き気がある場合は、一度に多量の水分を与えてもさらに吐き気を誘発してしまうので注意しなければなりません。こまめな水分補給と飴などで塩分を補給する必要があります。

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(1粒あたり)食塩相当量 0.112g

注:ナトリウムが含まれている製品については、脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウムの過剰摂取につながる可能性があり、血圧や心臓への負荷等の影響も懸念されます。 あくまで補給を目的とし、過剰摂取をしないよう注意してください。

参考:日本における食塩摂取量推奨値(日本高血圧学会)=6g未満

 

頭痛も吐き気も、夏風邪などと見分けがつきにくいことが多々ありますが、症状が出た時点で水分や塩分の補給をしてください。

脱水症状の種類

脱水は水分だけでなく、ナトリウム電解質も一緒に失われていきます。脱水症状は、水分不足、塩分不足、水分塩分ともに不足、のいずれかの状態で起こり、大きくわけて三つに分類することができます。

脱水のタイプ 特徴
高張性脱水 ・電解質より水分が多く失われる
・汗や水分不足が原因
・乳幼児や高齢者に多い
等張性脱水 ・電解質と水分が同じくらい失われる
・下痢や嘔吐が原因
低張性脱水 ・水分より電解質が多く失われる
・汗、下痢や嘔吐などが原因
・初期は自覚症状が少ない

高張性脱水:水分不足

水分摂取量の低下や発熱持続のため、起こりやすい脱水です。自力での水分を摂取することができない子どもや高齢者に多くみられます。
脱水症状は、口の乾き、皮膚粘膜の乾燥、発熱などで、意識は比較的しっかりしていますが、不穏や興奮状態を起こすことがあります。

低張性脱水:塩分不足

発熱や下痢、嘔吐などによる水分(体液)が失われていくとき、水のみを補給することが原因で起こりやすい脱水です。
症状は、発熱や口の乾きなどは比較的少なく、皮膚や粘膜の乾燥も少ないため、脱水症の自覚はありません。進行すると全身倦怠感や眠気がみられ、手足は冷たくなり脈拍が弱くなっていきます。

等張性脱水:水分・塩分不足

電解質と水分がおなじくらいの割合で失われることで起こる脱水症です。下痢や嘔吐のような体液を一気に排出するときに生じやすい症状です。
口の渇きを感じるために水を飲む人が多く、そのために低張性脱水に変化するケースが多々あります。

高齢者や子どもは要注意:脱水症状を起こしやすい人

脱水症状は機能的に成人よりも高齢者や子どもの方が発症しやすいとされています。

高齢者

高齢者は体内の水分量が比較的少なく、少し汗をかいて水分が不足するだけで脱水症状を起こします。ほかにも、

・食事量が減り、食物から摂取できる水分量が減ってしまう
・常用している薬に利尿作用がある
・腎臓や汗を調節する体の機能が低下しているため

などが水分不足の主な原因です。
高齢者は1日に2000ml程度の水分摂取が必要ですが、喉の渇きに気づかないことも多いので、周囲が気をつける必要があります。

子どもや赤ちゃん

高齢者とは反対に、子どもや赤ちゃんの体内水分量は成人に比べて多く、体外へと出て行く水分量も多いため、高齢者と同じく脱水症状を起こしやすい状態にあります。

また体温が高いため、適温を維持するために汗をよくかくのも水分が失われる原因です。とくに喉が渇いたと言えない赤ちゃんや、遊びに夢中になっている子どもは自分から水分を摂取することが難しいので、家族が気をつけてあげなければなりません。

脱水症状の治療と受診の目安

脱水症の症状は重度別に異なり、体重の減少でもわかります。
特に小さな子どもやお年寄りなど、自分で症状に気づくことができない人が身近にいる場合は注意しましょう。

軽度脱水(体重の減少が1〜2%)

前脱水とも呼ばれる状態です。まだ自分で水分補給をすることで回復できる段階なので、家庭での治療が可能です。しかし、軽度脱水は見た目にはわかりにくく、放っておくと深刻な脱水症状を引き起こすおそれもあるので注意しましょう。
症状がみられる場合は直ちに水分を補給します。飲み物は、10度前後の冷たいものの方が吸収が早いため、ぬるま湯や温かいお茶、また、極端に冷たい飲み物も避けましょう。特に、経口補水液という電解質と糖質の配合のバランスが考慮された飲み物を摂取するのが効果的です。

経口補水液 OS-1 オーエスワン

オーエスワンは電解質(塩分)と糖質が配合された経口補水液で、熱中症予防やスポーツをして大量に汗をかいた時の水分補給におすすめのドリンクです。風邪や感染性腸炎などで下痢や嘔吐をした時の脱水症状にも使用できるため、お家に常備しておきたい飲み物の1つです。

 

(100mlあたり)食塩相当量

0.292g

注:ナトリウムが含まれている製品については、脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウムの過剰摂取につながる可能性があり、血圧や心臓への負荷等の影響も懸念されます。 あくまで補給を目的とし、過剰摂取をしないよう注意してください。

参考:日本における食塩摂取量推奨値(日本高血圧学会)=6g未満

中等度脱水(体重の減少が3〜9%)

この段階になると家庭での治療は難しいため、病院へ行き点滴などの治療を受ける必要があります。症状がひどくなったら、すぐに救急車を呼びましょう。
症状としては、強い目まいや頭痛、吐き気、動くのがだるくなったり、眠くなることがあります。軽度脱水とは違って口の中や粘膜が渇き、血圧や臓器の血流低下といった症状が出たりします。また、人によっては急激に興奮する場合もあるので気を付けましょう。

高度脱水(体重の減少が10%以上)

かなり危険な状態です。意識障害やけいれんなどを引き起こします。そのほかにも、昏睡や錯覚、幻覚などの精神症状が起こることもあります。
緊急の処置を受ける必要があるので、高度脱水の症状がみられる場合は、すぐに救急車をよびましょう。

脱水症状を起こさないための予防・対策

脱水症状を引き起こさないためには、日々の生活の中で次のことに気をつけるようにしましょう。

水分・塩分の補給を

脱水症状対策で重要なのが水分補給塩分補給です。汗をかいて体内の水分や塩分が不足すると血流が悪くなり、身体のすみずみに必要な栄養素が行き届かなくなります。すると、頭痛や吐き気、けいれんやめまいなどの脱水症状が出始めます。脱水症予防のためにはこまめな水分・塩分補給が重要です。

 

塩分ミネラルタブレット 海洋深層水

喉が乾かなくてもこまめに水分補給を

軽度の脱水症状の場合は喉が乾かないケースがあります。運動に熱中していて気づいたら気分が悪くなった、なんてことにならないよう、喉が乾かなくても水分はこまめに補給するようにしましょう。特に高齢者は喉の乾きを感じにくいことがあるため、意識的に水分補給をするようにしてください。

利尿作用のある水分は避けましょう

また、カフェインやアルコールなどの利尿作用のある飲み物は排尿が進んで脱水症状のリスクを高めるため、避けたほうが良いでしょう。

高温多湿、無風環境を避けよう

クーラーの効かない夏の締め切ったマンションなどの屋内にいると、脱水症状を起こす間もなく熱中症に発展してしまいます。とくに夜間は脱水症状を起こさないように注意してください。扇風機やクーラーをタイマー設定にし、風のある状態にしましょう。

とくに子どもや高齢者には、涼しい格好や寝る前の水分補給などを家族が十分に注意をしてあげることが重要です。