いぼに効く市販薬のおすすめは?薬の選び方と注意点を解説

いぼに効く市販薬の選び方をミナカラ薬剤師監修もとで詳しく解説。顔・手足・背中といった体の部位ごとに使用できる市販薬も紹介。市販薬が使用できない部位と、市販薬を使用する際の注意点についても紹介します。また、いぼの種類によっては病院での治療が必要になるため、病院での治療が必要ないぼの種類と、病院に行く目安についても解説します。

いぼの種類別|市販薬の使用可否

一言でいぼといってもいぼには多くの種類があり、それぞれ原因や症状が異なります。

いぼに効果のある市販薬も存在しますが、いぼの種類によっては市販薬では治療できないものがあるため注意が必要です。

ここでは主ないぼの種類と、種類ごとに市販薬が使えるかどうかについて解説します。

いぼの種類 市販薬の使用可否
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) 使用できる
足底疣贅・手掌疣贅(そくていゆうぜい・しゅしょうゆうぜい) 使用できる
モザイク疣贅(ゆうぜい) 使用できる
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい) 使用できない
水いぼ 使用できない
尖形コンジローマ 使用できない

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

尋常性疣贅とは、いぼの中でも最も多く現れるウイルス性のいぼのことを指します。

誰にでも生じ、円形または不規則な形で表面がザラザラしているのが特徴です。色は灰色・黄色・褐色・灰黒色をしていて、大きさは1cm未満のものがほとんどです。

尋常性疣贅は、顔・膝・肘・指などの怪我をしやすい部位によく発症します。顔や首に発症する場合は細長い突起ができることがあります。

足底疣贅・手掌疣贅(そくていゆうぜい・しゅしょうゆうぜい)

足底疣贅は足の裏にできるいぼで、多くは足の裏にかかる体重で圧迫されて平らになっています。

手掌疣贅は手のひらにできるいぼです。

いずれのいぼも固く平らで表面がザラザラしていて、押すと痛みが生じることがあります。足底疣贅は立ったり歩いたりしているときに痛むことがあります。

モザイク疣贅(ゆうぜい)

モザイク疣贅とは、複数の小さないぼが集まって融合したものです。

足底や手のひらにできることが多いのが特徴です。

老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)

老人性疣贅は老人性いぼとも呼ばれる、皮膚の老化現象の一つによって発症するいぼです。高齢者に多発します。

足底と手のひら以外にでき、色は褐色から黒色で、表面がでこぼこ・ザラザラしているのが特徴です。

遺伝的要因や紫外線が誘因になると考えられていますが、詳しい誘因は不明です。

水いぼ

水いぼとは、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウイルスが皮膚に感染することで起こる皮膚病です。

「いぼ」という名前がついていますが、原因となるウイルスが違うのでまったく別の病気です。

患部の表面がツルツルして、てっぺんが少しへこんでいるのが特徴です。柔らかくて光沢があり、だいたい数mm〜5mm程度のものがほとんどです。

尖形コンジローマ

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルスが皮膚に感染して起こる性感染症です。

主に生殖器とその周辺に発症する特徴があります。多くは性交や性交の類似行為によって感染します。

自覚症状に乏しいことがほとんどですが、まれに外陰部のかゆみ・違和感・うずく痛みなどが現れます。

男性では陰茎・亀頭・陰嚢などに、女性は膣・膣前庭・大小陰唇・子宮口などに発症します。男女ともに肛門周辺に症状が現れることもあります。

いぼで病院を受診する目安は?

次のような場合は、市販薬を使用せずに皮膚科を受診してください。

・いぼに炎症または傷がある場合
市販薬を使用できない種類のいぼが疑われる場合
・いぼの数が急に増えた場合
・市販薬を使用しても改善がみられない、または悪化する場合

いぼに効く市販薬を選ぶポイントは?

いぼに効く塗り薬タイプの市販薬には、皮膚の角質を軟らかくする作用や防腐殺菌効果がある「サリチル酸」という成分が配合されています。

「サリチル酸」の効果によって、患部がゆっくりと腐食して白くポロポロと剥がれ落とすことができるため、治療に繋がります。

しかし、「サリチル酸」は顔や首などの皮膚の軟らかい部位には使用できないため、顔や首などにいぼができた場合は飲み薬を使用するのも一つの手です。

いぼの市販薬は、いぼができている部位をポイントにして選びましょう。

いぼができている部位から市販薬を選ぶ

皮膚の薄さは体の部位ごとに異なります。

顔・首・脇の下・ひじやひざの内側・外陰部は皮膚が薄い場所であり、反対に手のひら・腕・足・胴体は、比較的皮膚が厚い場所です。

皮膚の薄い場所は、薬の成分を吸収しやすくデリケートな部位であり、作用が弱めの成分でも効果が出やすくなります。

いっぽう皮膚の厚い場所は、薬の成分を吸収しにくいため、強めの成分を使用することで効果が出やすくなります。

いぼのできている部位別におすすめの市販薬

薬を使用する部位 おすすめの市販薬
顔・鼻・目周り・口周り・首

クラシエヨクイニンタブレットイボコロリ内服錠

頭皮
背中
手・腕・足・指

液体タイプ:スピール液イボコロリ

絆創膏タイプ:イボコロリ絆創膏スピール膏

足の裏

イボコロリ絆創膏

肘などの関節

スピール液イボコロリ

陰部・肛門

使用できない(皮膚科を受診)

いぼに効くおすすめの市販薬

いぼに効果のある市販の医薬品には、塗り薬・絆創膏だけでなく飲み薬もあります。

塗り薬・絆創膏タイプの薬には有効成分の「サリチル酸」が、飲み薬タイプの薬には有効成分の「ヨクイニン」が配合されています。

塗り薬

いぼに効く塗り薬の使用上の注意点はこちら→<いぼに効く塗り薬の使用上の注意点>

イボコロリ

いぼ・タコ・魚の目に優れた効果を発揮する、液体タイプの薬です。

角質を軟化して溶かす作用のあるサリチル酸を配合しています。

7歳未満の乳幼児には使用できません。

スピール液

いぼ・タコ・魚の目に優れた効果を発揮する、液体タイプの薬です。

角質を軟化して溶かす作用のあるサリチル酸を配合しています。

キャップと塗る際に使用する棒が一体化しているため使いやすいのが特徴です。

こちらの製品以外のサリチル酸を含む、市販の塗り薬・絆創膏タイプの薬はこちら→<サリチル酸配合の市販の塗り薬・絆創膏タイプの薬の一覧>

絆創膏タイプの薬

貼る場所に合わせて

いぼに効く絆創膏タイプの薬の使用上の注意点はこちら→<いぼに効く絆創膏タイプの薬の使用上の注意点>

イボコロリ絆創膏

いぼ・タコ・魚の目に優れた効果を発揮する、絆創膏タイプの薬です。

角質を軟化して溶かす作用のあるサリチル酸を配合しています。

粘着性があるため、患部に密着して有効成分が浸透しやすい設計になっています。また、外部からの刺激による患部の痛みを和らげる働きも期待できます。

薬剤と保護用パッドがセットになっているので、簡単に付けることができるのが特徴です。

S・M・LのサイズがあるうちのMサイズで、大きさが8mm程度までのいぼにおすすめです。7歳未満の乳幼児には使用できません。

スピール膏EX50

いぼ・タコ・魚の目に優れた効果を発揮する、絆創膏タイプの薬です。

角質を軟化して溶かす作用のあるサリチル酸を配合しています。

薬剤のほかに、保護用パッドと固定用テープがあり、患部に密着して有効成分が浸透しやすい設計になっています。また、外部からの刺激による患部の痛みを和らげる働きも期待できます。

患部の大きさにあわせて薬剤のサイズが選べるのが特徴です。大きさの異なるいぼが複数ある場合におすすめです。

なお、いぼの大きさによって適切な絆創膏のサイズは異なります。

紹介した製品以外の、サリチル酸を含む市販の塗り薬・絆創膏タイプの薬はこちら→<サリチル酸配合の市販の塗り薬・絆創膏タイプの薬の一覧>

飲み薬

顔・首・頭皮など、皮膚が軟らかくて塗り薬が使えない部位にいぼができたときは飲み薬タイプの市販薬がおすすめです。

飲み薬を選ぶ際は「ヨクイニン」が配合された薬を選びましょう。

「ヨクイニン」はハトムギの種由来の生薬で、消炎作用や体内の水分バランスを調整する作用があるため、肌荒れ・いぼに働きかけます。

いぼに効く飲み薬の使用上の注意点はこちら→<いぼに効く飲み薬の使用上の注意点>

クラシエヨクイニンタブレット

生薬を主成分とする、飲みやすい小型錠剤タイプの薬です。

生薬の品質にこだわりを持っているクラシエから発売されています。

有効成分のヨクイニンエキスが体質改善に働きかけ、いぼや皮膚のあれの症状の緩和に効果を発揮します。

1日のヨクイニンエキスの量は1,500mgです。

1か月使用しても効果が現れない場合は使用を中止し、添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

3歳未満の乳幼児には使用できません。

イボコロリ内服錠

生薬を主成分とする、錠剤タイプの薬です。

有効成分のヨクイニンエキスが体質改善に働きかけ、いぼや皮膚のあれの症状の緩和に効果を発揮します。

1か月使用しても効果が現れない場合は使用を中止し、添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

配合量が多いからといって必ずしも効果が高いというわけではありませんが、1日のヨクイニンエキスの量が1,998mgと多いのが特徴です。

5歳未満の乳幼児には使用できません。

こちらの製品以外の、ヨクイニンを含むいぼに効く飲み薬はこちら→<ヨクイニン配合のいぼに効く飲み薬の一覧>

いぼの市販薬の使用上の注意点

いぼに市販薬を使用する際は注意すべきことがあります。

次の場合には市販薬を使用せず、病院を受診してください。

水いぼ
老人性疣贅(老人性いぼ)
尖圭コンジローマ
・いぼが一列に並んでいる
・いぼが広範囲におよぶ
・いぼが体のあちこちに多発している
・いぼに炎症や傷がある場合

■市販薬を使用する際に注意すること

市販薬を使用する際は次のことに注意してください。

・妊婦や授乳婦は医師の指導のもと使用する
・乳幼児や幼児に使用する場合は、慎重に使用するとともに保護者の指導監督のもとに使用する
・糖尿病を併発している場合は、免疫力が低下して感染症を引き起こしやすいため、慎重に使用する

塗り薬・絆創膏タイプの薬の使用上の注意点

絆創膏タイプの市販薬は患部の大きさに合わせて切り、健康な皮膚に薬が付着しないようにしてください。

また、次の部位には市販の塗り薬・絆創膏タイプの薬を使用しないでください。

・顔、目の周り、唇、粘膜など
・首などの皮膚の柔らかい部分

飲み薬の使用上の注意点

発疹・皮膚の赤み・かゆみ・胃部不快感などの症状が現れた場合は副作用の疑いがあるので、使用を中止し、添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

また、飲み薬を1か月程度使用してもいぼが改善しない場合や、いぼが大きくなっている場合は皮膚科を受診してください。

おわりに

できてしまうと見た目にも気になるいぼですが、市販薬で対応するのも一つの方法です。

薬は、いぼある場所に応じて選びましょう。

また、薬を使用の際は添付文書をよく確認し、症状が改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。

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イボコロリ

スピール液

イボコロリ絆創膏

スピール膏EX50

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